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この作品からのみんなの引用
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悲しい、痛い、近づきたい、消えてほしい、涙が出る、喜びを感じる、つまりは、あなたに、恋をしている。
― 27ページ -
しかし、諸君。世界は本当に空っぽか?
― 102ページ -
「かまわん。……お涙頂戴はぼくもきらいだが、情けはべつに、堕落ではないのだ」
― 121ページ
みんなの感想・レビュー・書評
初の桜庭一樹。百合にはまりまくっていた中3?高1?のときに読んだ。この本のおかげで紅はこべを読んで、それから一時期劇作家ばっか読んでたな。
とある女子校を舞台とした短編ミステリー小説。やや盛り上がりには欠けますが、なにか不思議な雰囲気の、桜庭一至さんらしい作品です。随所に豊富な文学知識が垣間見られます。
昔の少女漫画みたいな、ロマンティックな世界(と表せるような閉鎖的な学園)でうっとりと過ごしている少女たちが神秘的でおもしろい。見てはいけないものを覗いているようなかんじ。
文体も展開もだいすきで、ぐいぐい読んでしまった。
力まなくても読めるのに内容は濃くて、しっかりと完結させられていたのも良かった。ひさしぶりに、これだ!って本に出会えたような気がする。
美しいものの描写が美しい文章はいいな。第2章がとても好き。
桜庭一樹さんの小説に出てくる(見た目が)美しい登場人物たちがとても好きだ。
リブロに積んであったサイン本を友達の誕生日にプレゼントしたのをよく覚えています。高校生の時の話です。
2話目は印象深くて覚えていたけど、昔慌てて読んだ時には気づかなかった発見もあって楽しかった。時系列に学園の事件が描かれているのだが、読書クラブの部員たちの目線が面白い。最終話の最後のほうが好き。
東京、山の手にある聖マリアナ学園。
創立から終幕(男女共学になる)までの100年間の物語。
読書クラブのその時々のメンバーが残した文章で、学校の歴史からは消されてしまった事実が明らかにされていく。
女子はいつの時代も、偽りの王子が好きですなぁ。
こうして、昨日は今日へ今日は明日へと流れてゆくのだろう。かしこ。美しさが正しくはないが、正しいものは美しい。読書クラブ入りたい。
タイトルに釣られて読みました。
青年のためというタイトルなのに、物語はお嬢様学校が舞台です。少し風変わりな学校生活を読書クラブの誰かが部誌に残していくという設定の連作短編です。
女子校小説。感情移入しつつ、憧れつつ読みました。みんな男の子の話し方をするのが不思議。お嬢様なのに相当乱暴な言葉遣いをしてるのも不思議。女子校の鳥籠感が出ていて楽しいお話でした。好きです。
乙女よ(そして青年よ!)、永遠であれ。
未来を若者に託し、砂塵となり、
風とともに消えることになんの不満があるものか。
(烏丸紅子恋愛事件/聖女マリアナ消失事件/奇妙な旅人/一番星/ハビトゥス&プラティーク)
聖マリアナ学園の100年を、読書クラブの部員がクラブ誌に綴っています。
なので、各章、登場人物が違います。
なんだか不思議な話だと思ったのは、私が共学出身で、女子校のふわふわした感じを知らないからでしょうか?
毎年学園祭で王子を選んでるのは、女子校行ってた友達がミスとミスター選んでたなーと思いました。
請求記号:913.6/Sak 資料ID:50047792
【感想文 by K.O】
物語という物は普通は、一人の人間を追う話が多い。しかし、この本は一つの読書クラブという存在を追う稀有な物語である。桜庭一樹が描く少女性とその年代特有の青臭さ、汚さ、そして華やかさがこの本の中にはある。読書クラブという存在が様々な事件を巻き起こし、その奔流に飲まれながらもなんとかしようとする少女達の若い姿がまぶしいと私は思う。
時を経ても戻って来たくなるような、そんな居場所があることの安心感と、伝統の重さを感じた。
部屋の中の埃っぽさまでリアルでした・・・
童話を読んでるみたいだった!
自分もカトリックの女子校出身です。
そこにいても、過ぎてみても思うのは、同級生の彼女たちは
「彼女」でありながら無性別であり、どこか少年めいた涼やかさや
中性的な雰囲気を持っていたように思います。
高校で共学の人が入ってきた時、中学から女子校の自分達とは
あきらかに何かが違う別の生き物のように感じたのを思い出しました。
この作品は、女子校の100年を書いていますが、登場する学生皆
一人称は「僕」であり、口調も独特。非現実なようでいて、ある意味とても
リアルな女子校世界です。そういった作品を色々よみましたが
今の所この作品はかなり私の知るあの世界に近いと思いました。
内容もなかなかで、それなりに楽しみながら読み進めていけましたよ!
何かがちょっと不満足で足りない気がしたので、もう少し濃厚な味が
したらなあと★4つ。
聖マリアナ学園 読書クラブに所属する読書クラブ員が書き綴った学園の裏の歴史。学園の創設秘話、各時代を人知れず駆け抜けた乙女の物語が語られている。 学園の片隅に存在を消し、密やかに生きる読書クラブは、いわば乙女の精神の自由の守り神であり、観察者である。 乙女の精神が自由に羽ばたくのを眺め、時に羽ばたくのを助け、傷ついた翼を休ませてくれる。 テーマ的には重くなっても不思議でない出来事を、... 続きを読む »
おもしろかったなー。読みやすいし女子高という設定がもうかれんホイホイでした。
桜庭さんはこれと砂糖菓子がお気に入りです。
この本は行きつけの図書館にいつもあり、桜庭一樹さんということで
気になっていたのですが、タイトルだけで「書評だな」と
思っていたので借りませんでした。
今回、ふと思い立って手にとって開いてみたら、
どうやら書評ではない。
みるみる興味がわいて、読んでみました。
最初は「昔の話か~。とっつきにくいかな」と思っていたら、
それがどんどん遡り(時には逆行も)、2019年という未来にまで。
なかなかおもしろく読めました。
それにしても読書クラブかぁ。
そういうの、は行ってみてもおもしろかったな。
現代風の爽やかな学園ドラマを想像していたのですが、実際は歴史ある女子校の100年に渡る裏事件の記録。
読書クラブの部室の雰囲気とか、話の中に出てくる選書が文学少女っぽくて良い。読書好きにお薦めしたい本です。
読んでいて嫌だったところは、著者が読者に伝えすぎなところ。行間を読む隙がなかったところ。
少女マンガみたいな本、と思っていたら、コミック化されているようです。
読書クラブ。この部活に伝わるクラブ誌に書いてある、学園の裏事件の物語。
何だか、不思議な雰囲気がでてる物語でした。女の園、時代、その妖しい雰囲気がでていたのかな?
読書クラブ、入ってみたい
東京・山の手の伝統あるお嬢様学校、聖マリアナ学園。校内の異端者(アウトロー)だけが集う「読書クラブ」には、長きにわたって語り継がれる秘密の“クラブ誌”があった。そこには学園史上抹消された数々の珍事件が、名もない女生徒たちによって脈々と記録され続けていた――。
(BOOKデータベースより)
***
100年の伝統を持つ女子校で、細々と、でも確かに受け継がれる創設者の精神。
第一章「烏丸紅子恋愛事件」
第二章「聖女マリアナ消失事件」
第三章「奇妙な旅人」
第四章「一番星」
第五章「ハビトゥス&プラティーク」
設定とストーリーはすごく好きでした。
それに、ラストも。
ただ、文章は今ひとつ、しっくりきませんでした。
とりあえず、桜庭作品で読むのはGOSICKシリーズ一本になりそう、今のところ。

女子高@東京・山の手、フランス・パリが舞台になっています。
100年前、50年前、20年前、そして2019年の未来と、横軸に年代別の学園背景があり、
アングラな存在である『読書倶楽部』にまつわる話...





