対話篇

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著者 : 金城一紀
  • 新潮社 (2007年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103051510

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対話篇の感想・レビュー・書評

  • 3つともじわっときた。
    後悔がないように
    勇気を持って毎日をいきたい
    と思う本なのでした。

    ※ボクなりの要約

    「恋愛小説」※
    30を超えた僕は今でも
    英語の筆記体が読み書きが苦手だけど、
    14歳の頃、初めて真剣に好きになった彼女のコトをも想い出す。
    大学生のころの友人のコトを思い出すことをきっかけに。

    友人と呼べるかどうかってカンジの友人のコト。
    その彼が持つ、近しいひとに死を近づさせるコト。
    そんな彼とわかってても、
    それでもつき合う女性との会話を。


    「永遠の円環」※
    僕は大学生で好きな先輩がいるけど
    その彼女は不倫の後、自殺しちゃった。
    僕は、その不倫相手の教授を殺したいのに
    ガンで死を待つだけと思っている。

    で、ひとりの同級生に手伝ってくれと頼むと
    芸術的なやりかたで、殺してくれていた。
    その彼との会話を。


    「花」※
    動脈瘤を持ってしまった僕は
    手術をするのも、周りに告げるのも怖くて
    仕事も辞め、実家に戻り何もしないに等しい日々。

    そんななか、アルバイト話。
    最近著名な弁護士と、スターレットで
    東京から国道で1号、2号、3号線を使って
    元妻が亡くなった鹿児島のホスピスのとこまでに
    回想する彼と元妻との話と僕との会話。

  • 題材がどれも魅力的だった。

  • 通勤3回分で読み切れる長さ
    どのエピソードも別れの話だけれど、読了感は清々しいのは最後の「花」のおかげだと思います。
    全て男性目線で、エピソード感に仄かな繋がりを感じる。でも違う人の話。けれどみんな同じ後悔をしている。
    下手したらメロメロな恋愛小説になりそうなのに、とてもすっきりさわやかにまとめていて、金城さんのお話は不思議だなとおもいます。

    満員電車で本読むの遠慮してたのですが、もう気にしない。己のQOLの為に。周りの人には極力迷惑かけないようにしてますが、邪魔には思われるよね〜ごめんねごめんね〜!
    積本消化すっぞ!

  • 1つひとつの話が、主人公と誰かの対話によって展開していくといった印象を受けた。
    解明されないままの謎もあり、そこを想像しながら読むという楽しみ方もあると思う。読むたびに、その想像が変わっていくのも面白い。

  • 何気なく手にとった『映画篇』ではノックアウトされたので、期待して読み始めた分、前回より評価は下がるが、上手いなあと感心することしきり。レスペクトする作家なので今回はテレビドラマ『ボーダー』も見始めたけど、こっちは辛いなあ。

  • 金城ワールドに入っていけると読みやすい!所々SPを思わせる感じも…。2013.6完読

  • ミステリーでもサスペンスでも無いので、大きなオチがあるわけでは無い。
    それでも、読んでいる内にゆっくりと暖かさが心に広がる。
    愛と死を綯い交ぜにした、人間の関係性を読み取る事が出来る。

    話はザ・ゾンビーズ第3弾の『SPEED』につながっている。

    手元に残しておきたい小説。
    良作と言って差し支えなし。

  • 一番印象的だったのは永遠の円環ですが、一番好きなのは花でした。物語が対話からなっている、タイトルにふさわしい話たちです。

  • 忘れてしまう悲しさ。でもあたたかい。

  • 本の中の「対話(言葉)」が自然と自分の中に入ってきて、とても読みやすい作品でした。
    それぞれの命への向き合い方も、ぐっときます。
    蛇足ですが、「恋愛小説」(本の中にある中編の名前)は映画があって、個人的には映画の方が「いいなぁ」と思える作品でした。

  • オチはなんにもないけど、人生の楽しみを見つけて生き生きしてる登場人物がうらやましかった。

  • 2人の対話から成り立つストーリー3本。

    双方が選んだ言葉が絡み合って生まれる世界。ここに1つだけしかない瞬間。

  • この作家さんの本は初めて。3話に共通して1人の教授が出てくる。しかしそれは誰かの話の中だけであって、本人は登場しない。3つの話がつながりそうなのに結局その教授だけが共通点である。その微妙なところ(さりげないところ?)がまたおもしろい。「恋愛小説」「永遠の円環」「花」の3話の中で、私は「花」が1番好き。ほんのりと感動する。愛というテーマだけでなく、死も関わってくる。死を感じるとき愛が生まれるのか。愛があるとき死が出てくるのか。
    読みやすい。つまらなくもなく、スイスイと話の中に入り込める。

  • 何度となく手に取り、読まずにきた本。かつての恋人の強いすすめで手に取ることに。それ以来、何度読んだだろう。
    手に取ることが躊躇われ、しかし一度読むと、また読み返したくなる。そんな本です。
    そして僕は、クリスマスの夜の持て余した時間にまた読んでしまう。

    本は対話篇の名の通り。ふたりの対話の中で、進んでいく。ふたりの会話と、会話の中の物語。巧みなやりとりを挟み展開するその構成と、しっとりと染み込むような筆力。ほんと、よくできてます。

  • 古い読書履歴より。

    前にも一読した気がする。
    この人はぶっとび青春ものもやるけど、めちゃめちゃしんみりする系統のお話のほうが本当は得意なんじゃないか。
    「純愛ですよ!」とこれ見よがしに浪花節を固めたラブストーリーよりも、こういう「ふわっ」と浮かぶようにさりげないお話のほうが、目に心地いい。

  • 短編「恋愛小説」「永遠の円環」「花」。
    他の作品と、舞台と人物が繋がっている。

  • 閲覧室 913.6||カネ

  • 3篇全てが対話によって成り立つストーリー。恋愛と死が絡みますが、お涙頂戴モノになっていないので好感が持てました。
    急いで読んでしまったけれど、ゆっくりじっくり読みたかった本。

  • 最初の2作、ちょっと乙一っぽい感じもしました。さくさくっと読めました。

  • 3つの話が収録された短編集。すべての話がタイトルどおり対話形式で進行されている。1.ぱっとしない大学生が話す自分の過去。 2.がんに侵された者の最後の願いとは。 3.青年と老人のドライブの行き先は。 こんな感じの3つです。SPEEDとリンクしている部分があるのでよかったらそちらも。 ちなみに僕の天鳳IDкは恥ずかしながらここからきてます。

  • 偶然の出会いの先に無限に広がる可能性から自ら選び取った、たった一つしかない奇跡、それが今、僕と君がこうやって向かい合っているということ―記憶を彩るすべての物語は、こんなかけがえのない「対話」から生まれているのかもしれない。

  • 最初は内容の良さが分からなかったけど、何度も読むうちに段々、好きになっていきました。特に最後の「花」が大好き。タイトル通り、人とお話をすることって大切だし、自分を知る上でも役に立つんじゃないかなと思いました。

  • 「恋愛小説」「永遠の円環」「花」。

  • 映画化されてる二つも。映画編も今度読みます。

  • 映画篇を読んで、割と面白かったから
    対話篇も読んでみた。

    面白かった。何がどうってわけではないけども。。
    ただ、最後の話が特に好き。
    彼らの鹿児島までの旅が
    目に浮かんで・・・
    一緒に記憶をたどってる気がした。

    大切にしたい事、モノ、人。
    忘れちゃダメだ。
    忘れちゃダメ。

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対話篇の作品紹介

偶然の出会いの先に無限に広がる可能性から自ら選び取った、たった一つしかない奇跡、それが今、僕と君がこうやって向かい合っているということ-記憶を彩るすべての物語は、こんなかけがえのない「対話」から生まれているのかもしれない。不朽の名作中編集。

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