サクリファイス

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 640
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103052517

感想・レビュー・書評

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  • 《ネタバレ表記しています》う。私、ダメだ。この話。不快感で終わってしまった。全体にずっと立ちこめる、尊敬すべきエースへの不振感を引きずる展開。スポーツという神聖な世界での卑怯なこと。それに対する代償の大きさ。つまらないよ。結局、何が書きたいのか、伝えたいのか、薄れてしまっていたように感じる。凄く評判がよかったくせに、(とはいえ、前に一度、近藤史恵読んでおもしろくなかったので、それほど期待せず)なんだって思った。悔しい。初恋の相手香乃との関係もそう。なんなんだ?この関係は?で終わり。というか、私は石尾の行為も、袴田の行為も全然許せない。怒りすら感じる。こんなに嫌いだと思える本は本当に近年まれだ。ただ、悔しい。

著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

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