サクリファイス

著者 :
  • 新潮社
4.06
  • (544)
  • (643)
  • (367)
  • (32)
  • (7)
本棚登録 : 2710
感想 : 640
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103052517

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • サクッと読める。ロードレースとミステリー要素がまぁいい感じで融合してた。ただ石尾の覚悟にはイマイチ腑に落ちず。あと、香乃の恋愛要素と舌で唇を湿らせ過ぎなのが若干目障り。

  • ロードレースの世界のお話し。最近ロードバイクに乗り始めたので、ロードレースサスペンス?的なやつってことで、試しに読んでみると、サスペンスよりも、ロードレースのなんで?(例えばなんで、追いつかれるのに逃げを打つの?とか)がさりげなーく解説されてたりして、ほうほうと違うとこでためになったりした。サスペンスのほうは、んー、まぁ、そこはオマケでいいんじゃないだろか。実質2時間で読める。

  • すらすらと2時間で読める。青春小説。ロードレースの世界をチラ見。個人とチーム。男のジェラシー。

  • テレビで見たツール・ド・フランスが面白かったと話したら、勧められた一冊。

    自転車競技では、影武者に徹する「アシスト」に光を当てたストーリー。

    文章中に説明が入っているので、ルールを知らなくても、読める。
    私は一気に読んだ。
    個人的には面白かったけど、ロードレースに興味が無い人には勧めないかな。

  • 内容の割りにかるーく読めちゃう。自転車レースが好きなんだな、この作者さんはくらいの感想。共感できないので2つ星。


  • キノベス一位。今年も購入。
    装丁がやだったんで買うか30分悩みました・・・。


    これを一位に選んだか・・・。
    話としては一時間もかからず読めます。
    ロードレースの話。どういう競技かあまり知らなかったから、
    べんきょになりました。タイトル通り、犠牲が重要な競技なのですね。
    犠牲とゆうか、、将棋やチェスみたいな・・・。
    勝つための駒?団体競技なのですね、あれ。個人戦だと思ってた。



    しかし、、、。
    二転三転する、という帯には納得だけど、
    こりはミステリなのだろか??
    登場人物も、話も、その一貫してまさに
    レースを見てるような語りぶり(解説の方)だから、
    淡く、薄く感じた。
    もっと盛り上がってもいいのでは・・・。。



    そこまでさせるものでしょか。

  • 自転車ロードレースの話なのですが、読むんじゃなかった…という印象しか得られませんでした。読んだのが無駄という意味ではなく、出来ればこの本に出会わなかったら良かったというような、むなしさを感じました。主人公のチカが先輩の犠牲の元に活躍していくんだけど、とにかく辛いだけでした。感動は残念ながら得られませんでした。でもこれだけ胸にモヤモヤ感を残したのだから力はある作品だと思います。

  • 自転車のロードレースで「アシスト」という「勝たなくてもいい」役割の選手にスポットを当てたミステリ。レースの駆け引きなど臨場感があってスラスラ読める面白さだったけど、スポーツが大好きな僕としては、スポーツにこのようなドロドロは持ち込んで欲しくない、というのが正直なところ。

    レース中の自殺なんてどうかと思う。

著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

近藤史恵の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×