官邸崩壊 安倍政権迷走の一年

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著者 : 上杉隆
  • 新潮社 (2007年8月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103054719

官邸崩壊 安倍政権迷走の一年の感想・レビュー・書評

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  • 読みやすい語り口で、物語として面白かった。けれど、本当のところどうなんだろう。まあ、こういう見方もあるよね。ってことで。

  •  第1次安倍内閣(2006年9月26日-2007年9月26日)の倒閣寸前までが描かれている。

     いま読んでおいて損はない。

  • 安倍晋三氏の総裁復帰を機に借りてみました。
    ――がっかりします。この人(たち)にまともな政治が出来るのか・・・。恐らくは次期総選挙で自民党が政権に復帰しちゃうんでしょう。(ヤだけど)
    石破氏曰く「自民党は変わっていない」のだとしたら、5年経ったとは言え「この人」に再び国を任せる怖さよ(゜Д゜)
    「じゃあ誰が?」って言われたら答えに窮するんですけどね。

    マスコミの「まともじゃない」報道に目くらましを受けないことも大事だと再認識させられました。

  • 最近「約束の日 安部晋三試論」を読んで、その内容に違和感を感じ、平成18年の安部政権とはなんだったのかをもう一度振り返りたいと思って読んだ。
    従来の政治手法が通じない小泉政権の後で、ようやく「普通の」首相に戻ったと自民党内部からも期待された安部氏。もちろん若さ、その純粋さから世間の評価も高く、船出の内閣支持率は高かった。
    しかし、組閣における人選ミス、周囲のサポートメンバーの人間力のなさ、そして安部氏自身のリスク感性の乏しさから年金、教育、ガソリン税等々対応を誤り、次第に国民の支持は離れていく。
    組織のトップは、人事、そして事が起こった時の判断・感性、これが大切だと感じる。今自民党総裁選に安部氏が出馬しているが、あれから数年たち当時の振り返りがきちんとできているだろうか?

  • 裸の王様総理を支える筈のブレーン達は、次々と足の引っ張り合い。有能な参謀は組織には欠かせない。家康しかり…。
    阿部内閣協奏曲は、チームワークの核が不在だったのか?
    彼方此方で子犬が虚勢を張って遠吠えしてるよ。
    政治劇場裏舞台の滑稽さが痛いほど伝わる…(笑)

  • この本が出されてまもなく、あっけなく本当に崩壊してしまった安倍政権。この本を読んでみれば、その政権崩壊の兆しは、政権発足の頃から内在し低多様に思える。逆に言えば、よく一年も持ったなぁと言うのが感想である。その後発足した福田政権は、安倍政権を他山の石として堅実に政権運営されているようであったが、それは幻影だったのか? このところ、安倍政権を髣髴とさせる政権末期的出来事が見受けられるのは気のせいだろうか? やはりこの次は、民主党小沢政権?

  • 期待に満ちて始まった安部政権が揺らいでいく様子が描かれたルポです。
    人間関係中心に書かれているので、政策を学べる漢字ではないですが、それなりに楽しめます。いろんな人間にいろんな思惑があって、それが変化していく様を見る面白さでしょうか。

  • 記者クラブに属しないフリーの記者が、
    あれだけの取材をして情報を集めたことに関しては敬意を払おう。

  • ・無条件の復党に慎重な中川は、「踏み絵」を踏ませることで、ハードルを上げる。
    ①郵政民営化法案への賛成
    ②安倍首相の所信表明演説の支持
    ③党則順守と党員義務の忠実な履行
    ④反党行為への反省
    この4条件を突き付けた中川は、さらにこれらを明記した「誓約書」の提出を命じる。それは安倍の予想を超える厳しい対応だった。(pp74)
    ★なんだか宗教に近いものを感じる…。マインドコントロールみたいだ。

    ・危機意識の欠如、これは政権を覆う共通の空気であった。損失を最小限に食い止めるため、即座に手を打つという戦略が採用されることはまずない。誰もが早々と自分は無関係であると結論付け、第三者の余裕で成り行きを見守る。成功に対しては異常なまでに執着するが、失敗が迫りくるとそろって目をつむる。そして機器が直前まで来た時になって、ようやくその重要性に気づくのだ。もちろんそのときには手遅れである。(pp94)
    ★一国のトップに立つ組織にしてはひどすぎると思う。そしてこの現実を知らされるまで知らなかった自分はもっとひどい。

    ・おなじ秘書官の立場だった飯島が、自民党秘書のネットワークや永田町や霞が関の人脈を武器に「政局」を動かしていたのに比べると、井上にはそうして人脈もなく明らかに力不足であった。(pp108)

    ・お互い手柄を奪い、責任を押し付け合うのがチーム安倍の側近たちであった。彼らは激しくはり合い、たがいに口をきこうとしないこともあった。皮肉なことに、みなと話が出来る者は、素人にすぎない山本と、官邸では首相の安倍晋三その人だけなのである。(pp112)
    ★意志疎通を行わないのは一番やってはいけないことだと思う。私が受験勉強をしている傍らこんなことになっていたとは…。

    ・教育再生会議は国家行政組織法8条により設置されたいわゆる8条委員会である。より強力な権限を持ち答申を出せる3条委員会とは異なり、その結論は何ら拘束力を持たない。だが首相の出席する様子を見て、そうして規則を知らない一部の委員たちが、勝手に会議の権限を拡大解釈してしまったのである。(pp119)

    ・安倍は、番記者にまで舐められてしまっている。一国の宰相としての矜持はすでに消えてしまっていた。周囲は層して振舞いを許し続ける。緊張感の欠如はマスコミにまで伝染してしまったのである。(pp124)
    ★首相の方に手を回すなんて考えられない行為。国民になめられる首相って最悪であると同時に一番哀れだと思う。

    ・チーム安倍によって支えられているとみられている安倍政権は、結局官僚がいなければ何も動かなくなるのだ。それまでの半年間の安倍政権で結果を遺した側近政治家はいない。悲しいことに、一定の仕事を成し遂げたのは、谷内と官僚だけだった。(pp150)

  • 上杉隆さんをこれで知った。

    安倍政権の末期がよく書かれている。

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官邸崩壊 安倍政権迷走の一年の作品紹介

二〇〇六年九月、支持率七〇%を誇り華麗なる船出を果たした安倍政権。直後、前任者が果たせなかった中韓への電撃訪問を成し遂げ、輝かしいスタートダッシュを見せていた。その十ヶ月後、支持率が二〇%台に落ち込む惨状を、誰一人想像していなかった…。機能強化を謳いあげた首相官邸は、いかにして坂道を転げ落ちていったのか。安倍政権迷走の一年を検証する。

官邸崩壊 安倍政権迷走の一年はこんな本です

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