- Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103055327
作品紹介・あらすじ
権威に裏打ちされなくとも、見る者の意表をつき、惹き付けてやまぬ迫力で君臨してきた存在感。そこに宿されていた建築家の情熱と深い哲学、時代の精神-。専門家も思わず目を凝らしてしまう77の"迷作品集"待望の第二弾。
感想・レビュー・書評
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世界の独特な建築について、2ページで1建築でとりあげている。
全ページカラーで写真も多くて良いです。
以下、心に残ったもの。
・サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂
フランチェスコ・ボロミーニとジャン・ロレンツォ・ベルニーニのライバル関係おもしろい。
・イタリアのルッカのグイニージの塔
中世の風景をそのまま守り続ける街の風景も素敵だし、塔の上に空中庭園という情景が素晴らしい。
・エッフェル塔
あの時代に難関と思われた工事なのに、1名の死者もださず、工期内で工事を終えた、というのに少し感動。エッフェル素晴らしい。彼は塔の中に自分の空中研究室をもっていたらしい。
・ガゾメーター
ウィーンのガスタンクを再利用した集合住宅。環境は悪そうだけど、大人気らしい。
・楽園ラス・ポサス
金持ちが金にあかせて作ったガウディっぽいものらしい。おもしろそうではある。
・パリ植物園内の進化の大ギャラリー
動物の剥製がノアの方舟のようにひしめく、大迫力。おそらく、国立博物館の剥製のフロアにも影響を与えているんだと思う。
・チェコ、ズリーン市にある、空飛ぶ社長室
社長室がエレベーターのようになっていて、各階に移動できる。実際にはヒトラーのチェコ侵攻で使われることがなかったそうなのが残念。 -
ん?っと思うような建築の写真と解説。
割と有名どころもあり。
日本の建築物が結構入っていてそっちの方が珍しくて面白かった。 -
前巻よりもネタに困ったのか、これを紹介するのはちょっと、と思うような有名すぎるものも数多くあり
建築の紹介関しては数多く優れた書籍が存在するので、この本を出発点にする必要はどこにもないと思います -
世界のインパクトある建築物大集合。
本屋や図書館の建築コーナーを眺めてると「建築=思想」って訴えるものがとっても多い。まあ、そんな大上段から主張しなくても、人が作るものには意図せずとも思想は反映されるんだからさ・・・。とはいっても、建築という巨大物の発するエネルギーは、ほかの造形物と比べたら、質量的に膨大なのは自明。
意図された思想のボリュームたるや。
フルカラーで楽しく時間を過ごしました。有名なものも多かったので子供たちもしばしば覗きにきてたし。って何年か前に行った養老天命反転地」が載ってたから手にとったんだけどね。(国内なとこが我が家だ・・・) -
前作も面白かったしこのシリーズは良いですね。まだまだ知らないモノが世界にはたくさんあるなぁと思う。養老天命反転地はこの本を読んではじめて意図を理解した。なるほどねぇ。行かないけど。
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世界遺産級の建築を残す建築家は、どこか人とずれてないと出来ないことがよく分かる本。けっこうケチョンケチョンな解説文が多くて斬新。
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オガワです
奇想遺産2 -
1巻よりもさらに真面目になった印象。他の本やテレビで見たことがある有名所がかなり入ってる。その「奇想」さについての解説も、どっかで聞いたことがあるのが多い。
他に「当時はかなり異端な表現だった」っていうのが結構あって、今では世間に認められてるものだからつまらない。