グレート生活アドベンチャー

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著者 : 前田司郎
  • 新潮社 (2007年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103055716

グレート生活アドベンチャーの感想・レビュー・書評

  • 図書館。じわじわ楽しめる2作入り。そのまんが読みたい。死に行く女性の独白のくだらなさもいい。

  • 「グレート生活アドベンチャー」と「ゆっくり消える記憶の幽霊」の二編を収録。
    グレート生活アドベンチャーだけに限っていえば、間違いなく満点の作品。
    働かないダメ男が、ロールプレイングゲームや少女漫画を読みながら、恋人の事、死んだ妹の事に思いを巡らすという、限られた世界での話。
    この非常に狭い世界の話が、ファンタジーとも思える広がりを見せるのが、この作品のすばらしいところ。
    彼女の部屋に居候しているときに手にした少女漫画にはまったはいいが、作家が自殺したために未完のままという事を知り、自分でその続きを描くという下りは最高に笑える。
    同時収録の、「ゆっくり消える記憶の幽霊」は、飛び降り自殺をした主人公が空中にいる間に過去に思いをめぐらせるという実験的な作品。
    ただ、ちょっと退屈。
    「グレート生活アドベンチャー」は、読書している途中が非常に充実する作品。
    かなりオススメです。

  • 同じ前田司郎の書いたNHKのドラマよりはおもしろかったような……?!ぼんやりと理想は持っているんだけど、とりあえず、ふぬけな感じ。でも嫌悪感は感じないふぬけ加減というか。とにかく他人にやさしくて、自分にもやさしくて、野望もなくて、身の丈の幸せがあればよくて、その丈もかなり低め、みたいな。世代的に違う人が読むと、時代の雰囲気のように感じられるのかもしれない。

  • 1話目の最初の方はおもしろく読んでいたけど
    主人公のダメ男っぷりにだんだんイライラしてきて
    しかも最後まで成長しない体たらく。
    彼女もなんでこんなあほとずっと一緒にいるんだ?

    2話目はさらにひどかった。
    話はすぐにあっちゃこっちゃに飛ぶ上に
    内容がほんとどーでもいいことばっかり。
    最後どうやって落とし込むのかと我慢して読んだのに
    なんのひねりもない、全く意味のない読み物だった。

  • ●読んでる途中も読み終えても何がいいたいのか全くわからなかった。しばらく考えてみて、グレート生活アドベンチャーは人間から想像力を除いた話で、ゆっくり消える。記憶の幽霊は死ぬ間際に全てがスローモーションになったとき何を考えるかと、仮定した話だと思ったが、読みが浅いような気がする。いずれにしても、くだらないことしか考えられないものみたいだ。
    ●本の読み方について勉強したいと感じされられた。いずれまた再読したい。

    ☆きっかけは某掲示板


    読了日:2011/03/16

  • 笑った。こういうぬるい笑いは大好き。
    主人公は糞みたいな男。でも男性のこういうダメさはみんな持っているように思って感情移入できた。

    かなり好きなヒモ文学。

  • 五反田団前田司郎さん。
    これで3冊目です。
    うーん、好きだ!
    同じ苗字の縁で、兄貴と呼びたい!

  • 変わった、というか、一筋縄にはいかない物語。

  • 不思議な味わいの話です。RPGにとっぷり浸かっている無職男の語りから始まりますが、言葉が文字がすいすいと入ってきて、嘘のない日記を読んでいるようでした。普段なら読むのをやめてしまいそうなものですが、この主人公と隔たりを感じることがなかったせいでついつい読まされてしまいました。

  • 笑った。こういうぬるい笑いは大好き。
    主人公は糞みたいな男。でも男性のこういうダメさはみんな持っているように思って感情移入できた。

    かなり好きなヒモ文学。

  • 加奈子がダイニングキッチンを抜けてこっちに来る。僕は襲ってきた彫像と戦っていた。
    「うん、今ちょっと戦ってるから」「誰と?」「え、なんか、彫像」

  • 少し前に芥川賞候補になった「グレート生活アドベンチャー」よりも、書き下ろしの「ゆっくり消える。記憶の幽霊」の方が面白く読めました「グレート…」はニートでヒモ生活するしょーもない男の話。開き直りすぎていて腹ただしくなりました。「ゆっくり…」は海に身投げする女の独白。落下するまでの走馬灯的な思考がひたすら綴られています。ただそれだけなのに、1つの作品として成立させるなんて!!すげえ。一度、劇をみてみたい。

  • 2/18うーん。この手の身の回り羅列。俺。俺。小説はやっぱ苦手かも。2作目の書き下ろしの方がまだ好きだった。「死ぬ理由もはっきりしないのに?」「死ななくたっていつか死ぬのに?」てとこ。

  • 表題作の“グレート生活アドベンチャー”は
    一日ゲームやったり、マンガ読んだり
    特に仕事をする事もなく、その事に危機感を覚える事なく
    毎日を生きる主人公(30♂)のお話。
    ありえないくらいの特異なポジティブさには
    心酔してしまう。

    もう一編“ゆっくり消える。記憶の幽霊”という話は
    ある女の人が崖から落ちて、その落ちている間の
    思考を描写しているわけなんだが、
    彼女曰くキレイに死にたいと願うわりには
    結構不純物が脳の中にたまってて
    そのぐるぐるぐるぐるまわる思考回路が面白かった。
    最後に“特に死ぬ理由もないくせに”という
    くだりがあるのだが、実際そんなもんなのかもしれない。
    ちょこっとはみ出た異物みたいな。

  • 最初の作品の主人公の男みたいなのは、普通は大嫌いなのですが、仕事から帰ってきて、もしコイツが部屋にいても、腹は立つけど「出てけ」とは言わない気がする。どこが違うんだろうと、ずーと読みながら思ってた。丁度今私がドラクエやってるから、だけではないような気がする。2作目は、妙に飄々として前向きに自殺している、彼女が可笑しい。

  • ひたすらシュールだ。ドラゴンクエストをするだけの無為な日々を送る三十路の男が、意味について考える物語。現実を直視せず、ゲームの魔王を倒すことに意味を見出だそうとする姿がナンセンスとしか言いようがない。
    ニートや引きこもりが主人公の物語、最近多い気がするけど、やはり世相を映しているんだろうか。
    表題作の他、やっぱり愛や人生の意味について、落下する女がひたすら考え続ける短編も同時収録されている。
    人生に、そんなたいそうな意味なんてないんじゃないかなぁ。
    それを言ったら文学は成り立たないのか。

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