- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103058519
感想・レビュー・書評
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代理店(アサツーディ・ケイ)所属の著者が、首都圏主婦を対象にしたクリスマス・正月の食卓アンケート(写真つき)とグループインタビューをもとにあぶり出す現代家族の肖像です。
非常に(精神的に)貧しい食卓風景とともに、目を疑うような、背筋が凍るような、“普通の”主婦たちの「語り」が延々とつづられて行きます。
好き嫌いという表層的な感情だけを行動原理とし、食事も、子育て・しつけも、文化継承も主体的にはしない(できない)親たち。結果、いつまでも自分の親から自立できず、子を王様のように扱う(のようにしか扱えない)…。
日本の社会は、こういうところから崩壊していくのか。
衝撃です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
食品の成分等のの書籍とおもっていたが
普通の家族の食習慣(正月当のイベントを含む)について
の内容だった
そんなこともあるだろうかとおもって読んでいたが自分にも
そういった感覚に 賛同できてしまう内容があったりした
そういった行動をとる理由がわからないでもなかったところが
こわかった
まあ結論がない内容なので読み流すしかないのだが。。。 -
111世帯、2331の食卓日記という豊富なデータに裏打ちされた、現代家庭の食卓の肖像、なのだが。説教くさい・・・。「今の(母)親はまぁもう本当に駄目ねぇ」という結論ありきな感じ。てか、引用されているのは確かに目を覆うような惨状と言ってもよいくらいなのだが、本当にこれが「普通」=「大多数」の現状なのか??? 少なくとも身近の家庭はもうちょっとまともな食生活を送っているように思うのだが。