変見自在 プーチンよ、悪は米国に学べ

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著者 : 高山正之
  • 新潮社 (2014年9月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103058793

変見自在 プーチンよ、悪は米国に学べの感想・レビュー・書評

  • 高山節絶好調である。

  • 2015/03/04:読了

    産経新聞出身者だが、日本万歳という本ではない。
    ある国・地域で起きている事実と思われることを記載し、その事実は、都合の悪い強い国によって、違う解釈・意味を付与され、操作されていくことを淡々と書いている。
    戦争に負けた日本は、今までずっと、操作される側だったことが書いてある。操作されることに抗う日本になることを、著者は期待している。

    それが戦争の検証であり、日本は、その検証作業自体、行えない閉塞状態にあった、というのが、この本を読むとよく分かる。

    実は、著者が事実と書いていること自体、それが本当のことなのか、確かめようがないという状況だと思う。

    日本が、追い込まれたとは言え、戦争を起こして、他国に侵略したことは、事実である。
    その事実の上にのっかった、様々な脚色は、取り外していく必要がある。


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    杜父魚文庫

    書評 『プーチンよ、悪は米国に学べ』     宮崎正弘

    http://blog.kajika.net/?eid=1008316


    ■一番悪いのは米国の野望、覇権そして民族分断支配 イラク、リビア、イランの近代化を阻止したイスラム過激派の裏側

    <<高山正之『プーチンよ、悪は米国に学べ』(新潮社)>>

    辛口の世界情勢分析と批判の本、「変見自在」シリーズも本巻で第九弾となる。なにしろ『週刊新潮』を買うと最終ページの高山さんのコラムから読むという人が多い。

    この本には世界史の裏でうごめく米国の野望、その表面的な報道の裏側に潜む覇権のいかがわしさなどがうんと詰め込まれている。イラン情勢にも詳しいのは、氏自身がテヘラン支局長の経験があるからだが、米国の訴訟事情に詳しいのも、ロサンジェルス支局長の経験による。

    とくに面白かったのは、イランの宗教革命とかいう全体主義の体制は、第二世代に移行しており、まさに中国の太子党に酷似するというコラムだ。

    だから中国の奥の院で「共青団」vs「太子党」の権力闘争があるようにイランでもいま、おなじ対立が先鋭化していると分析される。

    しかし、近代化を急いだパーレビを打倒したイスラム革命の背後には欧米の工作があり、フランスはホメイニ師を匿っていた。

    イスラム革命が成功すると、旧権力者と軍幹部を根こそぎ処刑し、宗教警察という秘密警察を敷いて国民を監視し、身動きのできない全体主義国家に陥れ、あげくに彼らは暴走して米国大使館を占拠した。のちに大統領となるアハマドネジャットは、当時、その暴走組の一人だったという。

    イランが暴れては困るし、過激派の跳梁跋扈はおっかない。だからサウジなど王政の産油国は恐怖のあまり、米国の兵器にたよる。

    おおきく歴史の展望を広げて植民地時代の原理原則を振り返れば、アジア各地で英国が何をしたか?

    ミャンマー国王夫妻をインドへ強制移住させ、王女はインド兵にあたえ、王子たちは処刑した。旧ビルマから王制は消えた。

    そのうえでムスリム(イスラム教徒)を60万人、ミャンマーへ移住させて、仏教のくにと対立するイスラムを入れ、北部のマンダレーには大量の華僑をいれ、少数民族を山からおろしてキリスト教徒に改宗させ、要するに民族対立を常態化させて植民地支配を円滑化したのだ。

    ベトナムでフランスが同じ事をやり、インドネシアでオランダがそれを真似、インドにも英国は民族の永続的対立の種をまいた。

    つまり言語と宗教の対立をさらに根深いものとして意図的に残し、あるいは強化し、インド支配を永続化させようと狙った。インドの紙幣には十五もの言語の表現があり、統一のインド語のかわりに英語が共通語となった。

    この箇所で評者は保管していたインド紙幣を取り出して... 続きを読む

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変見自在 プーチンよ、悪は米国に学べの作品紹介

学校で教えず、新聞・テレビは絶対に報じない。これが正しい歴史と常識だ! クリミア併合やマレーシア機撃墜の〝黒幕〞も、テキサスやハワイを強奪した世界一のワル・米国には敵わない――。世界各地で混血児を生ませる米軍に「性奴隷」批判の資格なし、ベトナム人大殺戮は知らん顔の韓国軍、自らの邦人虐殺を731証拠写真に仕立てた中国……読めば様々な真実が分かる、目からウロコの世界仰天裏面史。

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