馬たちよ、それでも光は無垢で

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 271
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (132ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103060734

感想・レビュー・書評

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  • 古川日出男さんの著書。

    ここに描かれていることは、正しく〈出来事〉なのだ。
    『記憶/物語』(岡 真理:著)流に表現すれば。
    現地の状況を描写する部分を読んで、そう痛感した。

    ラストは、希望が感じられる。古川さんの祈りなんだと思う。

  • ドキュメンタリー的に進行、描写。この時期にこういう本にしてくれてありがとう!と言いたい。戦国武将の表現も、ニューヨークのグランドゼロの表現もこの本になくてはならないものとして著してくれました。「聖家族」も是非読んでみたい。

  • 震災後の福島についてのエッセイ、という形をとりつつも、作者のイマジネーションは古事記へ、戦国時代へ、前作の小説の世界へと自由にひろがる。

    その自由さに振り回され続ける読書だったけれど、それがなにより快感。

    とりあえず、前作「聖家族」を読まなければ!

  • 「聖家族」、読んでないので読もう。

著者プロフィール

1966年生まれ。著作に『13』『沈黙』『アビシニアン』『アラビアの夜の種族』『中国行きのスロウ・ボートRMX』『サウンドトラック』『ボディ・アンド・ソウル』『gift』『ベルカ、吠えないのか?』『LOVE』『ロックンロール七部作』『ルート350』『僕たちは歩かない』『サマーバケーションEP』『ハル、ハル、ハル』『ゴッドスター』『聖家族』『MUSIC』『4444』『ノン+フィクション』『TYOゴシック』。対談集に『フルカワヒデオスピークス!』。CD作品にフルカワヒデオプラス『MUSIC:無謀の季節』the coffee group『ワンコインからワンドリップ』がある。

「2011年 『小説家の饒舌 12のトーク・セッション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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