ドッグマザー

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著者 : 古川日出男
  • 新潮社 (2012年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103060741

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ドッグマザーの感想・レビュー・書評

  • 文体がすごく好き。畳み掛けるような意味の理解しづらい文字のテンポが軽快。
    性描写が多いが、ソレ含め僕はおもしろかった。

  • 物語としての筋は、主人公の思念で隠れている。だから彼の「キャラクター」に入れなかったら読みにくいかなー。ちなみにゴッドスターはそれで挫折している。余韻あるうちに挑戦できるかな。

    245
    「東西同視」つまり、東日本大震災は西日本のそれにも広がって(いた/いった)?東北の聖家族は西南(目印としての盛り塩=絶対ではなく、相対)に。

    ラストはメージのあとを継ぐ者の宣言?もはや教団ではなくて、自身のプロデュース(「見えない大学」による「教育」…と言ってしまうと、自分が自分の先生になるには<盛り塩=現在との比較として>「先天的」に<つまり、前世から>知識等を内包していることが必要に;それが<内なる><聖家族>?)
    …というメモを読み終えたあとに書いてたんだけど、自分でもよくわからない。でも、メージとつながるラストは、「聖」「俗」すら「同視」できないか、というんで、「俗」としての実父を踏み台にしてくわけだけど、ところでKの「聖家族」には(自分以外の)男性が欠けていて、メージってなんだろう?博文もふくめて、「欠けるもの」として「ある」んだろうか。

  • 終盤の宗教祭の一連の流れから最後の一行で、今作の一、二章はもとより前作『ゴッドスター』のすべて(とくにタイトル)に明確に、不遜なほどあからさまにこの一連の物語が「国盗り物語」だと明かされる瞬間の衝撃。やはり古川日出男は地平を切り開く、“日本文学”の作家だ。

  • ごめん
    ワタシにはしんどい作家さん
    30ページ位はがんばったよ
    伝えたいであろうメッセージを全く受け取ることが出来なかった

  • 古川日出男の長編小説『ゴッドスター』の続編だが、前作の存在を知らずに手にとってしまった。恐らく前作を読了してからの方が楽しめる作品だと思う。

    東京錦糸町に暮らすホームレス「メージ」を養父と仰ぎ、外国人斡旋業を営む女を「ママ」と呼ぶ、イケメン青年である「ぼく」が主人公。
    老いた愛犬「博文」と共に養父の散骨に西へ向かい、京都にて飲食店のアルバイト、写真モデル、男娼をしているうちに、宗教団体にスカウトされて独自の地位を築き上げていくというストーリー。

    何事も冷静に客観視してみせる主人公の一人称視点で語られるが、特に物語の起伏がある訳でもなく、彼が感じたこと考えたことを延々と書き連ねていく体裁。単純明快に楽しめるエンタメ小説でもなく、美しい文章を堪能出来る純文学でもない。強いて言えば、厨二病を煩った青年が手慰みに綴った日記帳。
    第一部、第二部、第三部とどんどんつまらなくなっていき、最終的には一体何を言いたいのかもようわからぬ消化不良感に苛まれる。特に東日本大震災の後に執筆されたという第三部がひどいと思う。
    東京や京都のアンダーグラウンドを中心に描いた第一部&第二部と、宗教団体の中で教祖の家族との生活を描いた第三部の間には、埋めがたいほどのストーリーの断裂が起きている。作者は大震災で自身が感じた事柄を、執筆途中であった作品にいきなりぶちこんできたのではあるまいか。第三部からはまったく無関係の作品へといきなり吹っ飛ばされたかのようだった。

    私には何も読み取れなかった作品。再読にも挑戦しないと思う。古川日出男はちょっと当たり外れが激しいな、と思わされた。

  • 20130731読了。
    延々と続く性描写がぴんとこなかった。残念。
    (過激であるほど刺激は薄れていくのかもしれない)

    ポスト0311な口ごもりは多分、やさしいから。しかたないと思った。

  • うーん、締まりが無い。話が暴走してしまったというか、他の作品の締めるところは締めてる感が無い。聖家族を書いてから病んで来たのかも‥

  • 311がなければ違っていたと思う。これからに期待したい。

  • 最後まで読んでも、さっぱり分からなかった。
    観念的な官能小説?

  • こういう世界を古川日出男が書くとこうなるのか.....って感じ。
    決して面白い小説ではなかったが、面白いだけが小説じゃないし......でも、図書館でなきゃやっぱ読まないかな (´・ω・`)

  • 新聞の書評欄で知った一冊。書評に『文章は読みにくい』的なこともあったのだが、興味をそそられ図書館で借りてみた。
    結果、シャッターアイランド以来の途中挫折。進んでるのか進んでないのかよくわからない物語と、キャラの立たない登場人物の羅列に、がんばったがギブアップでした。
    相性悪かったなと。

  • 自分を冷静にみることが出来て、律することが出来る主人公は、引き締まった肉体を持つイケメン。
    うん、物語の世界ですね。犬を連れたヒッチハイカーから始まる物語は、最後は、、、
    ヘエ〜って感じです。

  • 青年は愛する老犬博文を道連れに長い旅に出る。養父メージの骨の入った壼を背負って。京都へ。その地下世界へ。三種のIDを持つ僕は、前世を売る謎の「教団」の女院主と姉弟たちに出会った。僕はここ京都で聖家族を作る。季節は夏へ、夏至祭の秘密曼茶羅ご開帳へ―歴史とは、日本とは何なのか。未来に挑戦する、画期的長編小説(「BOOK」データベースより)

    『ゴッドスター』の続編ともいえる作品。
    この主人公の青年はカリヲなんだろう。
    メイジやイトウ・ヒロブミにも再会できて(メイジは骨になってたけど)うれしいかぎり。
    『ゴッドスター』は湾岸が舞台だったけれど、今回は京都が舞台。
    相変わらずの、流れていく思考を書きとめているかのような疾走感に圧倒。
    そして時々思い出したかのように送られてくるママからの手紙が印象的。

    それが大事なの。ゆっくりとが。
    そこが大事なの。

    1000年も2000年も成長し続ける奇想天外、その中に流れる時間を、私も感じてみたいなぁ。

  • ひさびさに途中で投げ出した。

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ドッグマザーの作品紹介

青年は愛する老犬博文を道連れに長い旅に出る。養父メージの骨の入った壺を背負って。京都へ。その地下世界へ。前世を売る謎の「教団」の女教祖と姉弟たち。第一部「冬」、第二部「疾風怒濤」、第三部「二度めの夏に至る」――ポスト3・11の新たな想像力が爆発し、その向こう側の物語へと読者を誘う圧倒的小説世界!

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