女たち三百人の裏切りの書

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著者 : 古川日出男
  • 新潮社 (2015年4月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (499ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103060765

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女たち三百人の裏切りの書の感想・レビュー・書評

  • この長さが、この物語に必要か?
    問われれば、要るとは答えられない。
    "アラビア"の様な先へ先へという誘いは薄く、
    "ベルカ"の様な疾走感もなく、海の神と
    紫式部との交わりは、意図した場所に、
    行き着くべき処に、あったのか?
    300もの裏切りを為しえる理があったのか?
    砕かれずに残った感覚。でも、久しぶりに
    "らしさ"が余韻として残ったのは確か。

  • いくつもの物語が錯綜して進むので、読みにくく、ようやく読み終えた。

  • まだまださわりで苦戦中。海賊の子供のイニシエーションの次に源氏物語の宇治十帖が語られだした。

  • とても読みにくかった。
    確かに面白い世界がある気配はするのに、結局集中しきれないまま、ちょっと上の空で流して読んでしまった感じ。
    残念。
    古川さんの本はだいたいそうだけど、一気に読む時間がないときには、不向きな本かも。
    ブツ切れだと乗り切れない。

  • 2015年8月13日読了。

  • その意図するスケールは壮大で,構築された世界は錯綜していて,神話や怨霊や歴史を翻弄して物語に収斂されるといった構図はとても面白く感じたが,物語としてはとても退屈だった.力技で海賊と宇治十帖を結びつけるのに,無理があったのかとも思うけれど,,碁の棋譜にこだわるあまり,碁石一つ一つに目がいかないのと一緒なのかな?

  • 源氏物語の宇治十帖は、紫式部の作ではない、という説にのっとって、そこからではなぜ物語が編まれたのだろうと、起源にさかのぼり、世界を構築していくそのちからがすごい。

    源氏物語に、平家物語の承前をくっつけてみたっていう・・・河出書房新社からでる日本文学全集で、「平家物語」を現代語訳することになっているからそのあたりも構想には影響があったかも?
    ともあれこれで平家物語が楽しみになりました。

    過去、この方の本を読んだことはない、と思う(いやあったか?でもぴんとこなかったんだろうな)
    が、ものすごい厚い過去の作品を読んでみようかと思う。

  • 三位中将の瀕死の愛人。よりましの少女に移った式部が語る浮舟の前語り。ものがたりを本にする才女、捨てられた双子。瀬戸内海の部族達と作られた神。奥州の金と刀。宇治。

    499ページ。とにかく最後まで目を通した(読んだとはいいませんが)のは褒めてあげたいかも。

  • 紫式部が憑依して、百年のちに源氏物語の続編を語って聞かせる。その続編には、公家のみならず武家までも登場し、東北の叛乱や西国の海賊たちまで絡む。

    この人の著作ははじめてだが、平安ファンタジーものって流行ってるのかな?
    文体がもったいぶったようで、読みにくい。…はなにか。…である。というようなどうでもいい問いかけで字を費やし、ひっかかる。

    アイデアとしては面白いのだが、メタ構造的な展開についていけなかった。けっきょく、このつくりこみすぎた物語で、作者は何を訴えたかったのだろうか。タイトルが何を意味したのか読みとれず、頁をめくるのが苦痛で眠かった。

    人間同士がぶつかってドラマがあるのでなくて、単に作者が考えた碁盤のひとひとつがキャラクターだったという感じ。題材が魅力的なのにもったいない。

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女たち三百人の裏切りの書の作品紹介

あなたたち後世の人々よ。改竄された物語に、私が耐えられると思うか? 死して百有余年、怨霊として甦り「本もの」の宇治十帖を語り始めた紫式部。一方、海賊たちは瀬戸内に跋扈し、蝦夷の末裔は孤島で殺人術を研き、奥州の武士たちは太刀と黄金を全国に運んでいた。いくつもの物語は次第に交錯し、やがてひとつの像を結ぶ。圧倒的なスケールと幻視力で紡がれる《古川日出男版》源氏物語。

女たち三百人の裏切りの書はこんな本です

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