ゆらやみ

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  • 新潮社 (2015年6月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103063339

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ゆらやみの感想・レビュー・書評

  • 初出 2013〜14年「小説新潮」

    女郎と銀山坑夫の純愛物語ではない。
    あさのあつこはそんなものは書かない。

    坑道で産み落とされた登枝は梅の精と見まがうほど美しい娘育ち、女郎となる前夜に愛し合う隠れキリシタンの抗夫伊夫を訪ねる。そこで登枝をつけてきて犯そうとした男を伊夫が殺し、死体を隠した後二人は結ばれる。その後岡っ引きにしつこく嗅ぎ回られ、ふたりの障害となる岡っ引きを殺そうと画策していたが、登枝は伊夫が病気と聞いて女郎屋を逃げ出して伊夫のもとへ行って再び結ばれるが、付けてきた岡っ引をついに殺してしまう。

    激しく恋する心は同時にエゴイスティックであり、光と闇が同居し逢瀬には殺人が伴う。しかし登枝はそのことには悩まない。それが登枝の魅力でもあるのだが、2度目の殺人事件後結核を発症していたらしい伊夫が死体を始末しに行って姿を消してしまうと、新興の商人に身請けされてしまう。そのあたりの葛藤は描かれずに、一気に年十年も過ぎて老婆となった登枝が、伊夫のいる場所に行こうと坑道を死に場所にするのだが、最後はなくていいんじゃないかな。。。

  • 2017/6/25
    みなさんの評価はイマイチみたいですが、私は楽しめた!という感じですわ
    恋愛ものなのに遊女があまりに美しくて天女のようだとか、相手がハーフでこれまた漫画に出てきそうなイメージの若い男
    ファンタジィーともとれるような?
    サクサク読めたね

  • 登場人物たちの魅力が今一つ感じられず、物語に入り込めずに読了。

  • 石見銀山の遊女の一生の話。あの時代だからこそそこまで強く思ってられたんだろうな。伊夫もお登枝も一心にお互いを思っていたけど、なんだかなぁ辛い。読了後もスッキリしないというかモヤモヤが残った。

  • 石見銀山。
    読めたけど、くどい。
    その後のエピソードにも魅力なし。

  • 登枝が遊郭「かぐら」で女将のおそのの庇護のもと,一人前の遊女に育ち,立派な商人の馬蔵の女房となる女の一生の物語だが,舞台は石見銀山.幼い頃,和一に絡まれているところを伊夫に助けられ,豪商の藤屋宗右衛門の女になる直前に密かに伊夫を訪ねるが,和一の父の与治に襲われる.伊夫が与治を殺め,そこで伊夫に抱かれる.おそのは激怒するが,宗右衛門は登枝をかわいがる.最後には馬蔵と夫婦になるが,その直前には伊夫に会い,そこでは前から登枝を疑っていた目明しの佐助を和一が殺める.多くの男たちの中でしたたかに生き抜く登枝は,やはり凄い女だ.面白かった.

  • 時代も好きなんだけど…。
    あと、もう少し、ではまる感じです。

  • 切ない話だけど、幸せだったのかなぁ。

  • 幕末の石見銀山を舞台にした遊女と鉱夫の悲恋物語。というと一言で終わってしまうが、そこにある殺人事件やそれを執拗に追いかける目明しが絡んでくる。

    全体を通しての暗く淀んだ空気は、時代や衰退する銀山という舞台をよく現しているが、特段の読後感にはつながらない。

  • もっとドロドロのストーリーを期待してたが思ったよりあっさり。
    純愛小説はあまり好きじゃないんだよな。。。

  • 思い人とは最期まで一緒になれなくても、主人公の人生は決して不幸せではなかったと思う。

  • 幕末の石見銀山,女郎になる前のお登枝と銀掘の伊夫が出会った時から悲恋に終わるということは分かっていながら,やっぱりそうなったが,それでも不幸かというとそうでもない.
    あさのあつこ氏の,擬音語擬態語の効果はいつも素晴らしいと思う.今回もどきどきさせられた.

  • L

    非常に、現実と幻想と諸々一体化しているというか、禍々しく現実というか。
    石見銀山で生まれ女郎となった娘の一途の恋と顛末。どれだけ時が経ったのか、の思うもたった数年で女郎を駆け抜けたなぁという感じ。
    魅せられることと執着は違うんだろうか。
    最後まで清々しさよりはおどろおどろしい感じ。


    お登枝が生まれ、伊夫に出会い強く愛し、六蔵爺を亡くし、おそのに客を取らされ、馬蔵に身請けされるまで。

  • 石見銀山を舞台にした時代物。銀山の坑道・間歩で産み落とされた主人公・登枝。間歩は男だけが通れる道。そこで産まれたことで、世間からは忌み児として疎まれながらも叔父・六蔵爺に愛情いっぱい育てられた登枝。病に倒れた六蔵爺のため、遊女となる。
    その登枝の生涯ただ一人の男・伊夫。出会うべくして出会った二人。この出会いが、過酷な運命の二人が生きていくための強い力となった・・・でも、とっても切ない話だった。

  • 山の神に愛された女郎と銀を掘る少年。幕末の石見で出逢った二人の灼熱恋愛長編! 石見銀山で育ったお登枝は身寄りもなく近々女郎になる。客をとる前夜、お登枝は堪えきれず密かに想いを寄せていた銀掘の伊夫の元へと逃げるが、別の男に後をつけられていて――。やがて遊郭一の女郎となったお登枝は伊夫を想い続けながらも、開国という時代の大きな変化に巻き込まれていく。過酷な運命の果てには何が待つのか。

  • 2015年8月西宮図書館

  • 恋愛ものだったけど一気に読んでしまった。こんな恋愛できたら本望かも。自分はこの先どうなるのかな。ずっとこのままなのかなと思うと虚しい。

  • 図書館で借りた本。
    石見銀山の間歩で生まれたお登枝が、自分の人生を振り返った物語。
    産み落としてすぐに亡くなった母。父は分からず。育ててくれたのは母の兄である六蔵も、登枝が10歳のころに亡くなり、そのあとは女郎宿で手伝いをしながら、一番の女郎へと変貌していく。ただし、平坦な道ではなかった。

  • 漢字が難しかった。

    佐助がなぜあそこまで登枝と伊夫に執着するのだろうか、他にも事件はあるだろうに。後半で理由づけされているが、設定に無理を感じた。

    どんな状況にあろうとも、お互いを想い続ける一途さの割には人生を達観している登枝と伊夫。設定年齢はティーンエイジャーなのに。

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ゆらやみの作品紹介

山の神に愛された女郎と銀を掘る少年。幕末の石見で出逢った二人の灼熱恋愛長編! 石見銀山で育ったお登枝は身寄りもなく近々女郎になる。客をとる前夜、お登枝は堪えきれず密かに想いを寄せていた銀掘の伊夫の元へと逃げるが、別の男に後をつけられていて――。やがて遊郭一の女郎となったお登枝は伊夫を想い続けながらも、開国という時代の大きな変化に巻き込まれていく。過酷な運命の果てには何が待つのか。

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