- Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103063612
感想・レビュー・書評
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母に連れられ田舎の古びた庵にやってきた悟が出会ったのは、不思議な力を持つ美少女と生意気な少年。
女と子供しか入ることのできないこの庵の役割とは?
そして、殴りつけたまま家に残してきた悟の父の消息は?
(アマゾンより引用)
よく分からん詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「宮部みゆき絶賛」の帯に騙されてしまった感じかな。でもよくよく考えてみると宮部みゆき自体苦手だったんだ(^_^;)
ファンタジックな雰囲気で描かれる大人との境目にいる少年の一夏の物語といったところか。
好きな人はたまらない感じなんだろう。
庵、祠、鈴鳴らし、魂振り。大人になると失われていく不思議な力。
いや、決して嫌いな設定じゃないけれどちょっと浅いか。人物描写もその背景も。
どうしても主人公の母親に共感できず、嫌悪感すら覚えてしまい物語に入っていけなかった。
もっとさらっと読めばいいのかもしれないけど、私には微妙でした。-
まっき~♪さん、こんにちは。
(笑)
面白すぎます。
その帯で借りるのやめたなんて!!
その選択間違ったなかったかも、ふふ。
...まっき~♪さん、こんにちは。
(笑)
面白すぎます。
その帯で借りるのやめたなんて!!
その選択間違ったなかったかも、ふふ。
ところでまっき~♪さんの図書館も帯が張ってあるんですね?
これってあるとないのと大違いじゃないですか?
うちの図書館は張ってあるので重宝してます。
時々他の図書館から取り寄せてもらうんですが、帯付きなのはみたことありません・・・。
少数派なんでしょうか。2015/09/30 -
まっき~♪さん、こんにちは。
え~、帯を引きちぎる人がいるなんて!!
それはひどい。
よく知っている作家さんなら帯なしでもまあ良し...まっき~♪さん、こんにちは。
え~、帯を引きちぎる人がいるなんて!!
それはひどい。
よく知っている作家さんなら帯なしでもまあ良しとしますが、例えばこの作品のように新人作家の場合、帯って重要ですよね!
私の通う図書館も古い蔵書には帯ありませんね。
ですが今は必ず表紙の裏側にきっちりと糊止めしてあってはがれないようになっています。
まっき~♪さんの図書館はスタッフさんによって違うんですかね??
それもまた面白い。
図書館も色々なんですね(*^_^*)2015/10/02
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主人公の人生論が好き。途中、これはホラーかとドキドキしたけれどそんなことなかった。できれば夏に読むべき。一夏の思い出。
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大人の一歩手前の
夏休みの記憶…かな。
身につまされるような
切実さとか、そんなんはなくて
柔くて。
いつか悟はこの夏を
忘れてしまう気がする。
でも、それで良いような。 -
読み始めはなかなかとっつきにくい感じでしたが、途中から一気に読めました。
登場人物みんなに魅力があり、ぼやかしてある彼らの過去に気になります。
続編があったら読みたい。
悟がなんか良い子過ぎて泣ける。 -
■母に連れられ田舎の古びた庵にやってきた悟が出会ったのは、不思議な力を持つ美少女と生意気な少年。女と子供しか入ることのできないこの庵の役割とは?そして、殴りつけたまま家に残してきた悟の父の消息は?懐かしいのに新しい、切なくて優しい新感覚青春ミステリ、誕生。第三回新潮エンターテインメント大賞受賞作。
■■朝のニュースで紹介されてたのを見て興味を持ったんですが。面白かったです。出だしは陰鬱とした雰囲気のお話しかと思ったんですが、存外そんなことはなく、明るかったり落ち込んだりしながらテンポ良く転がっていきます。主人公の控えめながら、しっかりと前を見据えた性格が、なんか気に入ってしまいました。優しい。底に落ちた人間が優しいものに触れながら少しずつ立ち直って、前に向く力を得ていくお話でした。 -
母さんについてやって来たのはおんば様の棲む庵だった。
2人の会話には鈴鳴らしとかたまがけとか
わからない言葉がたくさん出てきたが、
どうやら母さんは小さい頃ここに預けられていたらしい。
家電もないところだし悟は長居する気はなかったのだが
母さんが足をくじいてしまった。
怪我が治るまで庵にいることになり
悟るは預かり子の茅と地元の少年真と出会う。
装画:久村香織 装丁:新潮社装丁室
ぼくの夏休み、みたいな話です。
山奥に住む不思議な能力を持つ少女とか
普段は味わえないような自然とか。
庵の役割についての真彦の考えに頷いてしまった私は
競争社会に毒されているのだろうか。
悟が17歳にしては幼い。中学生くらいでもよかった気がします。 -
母に連れられ田舎の古びた庵にやってきた悟が出会ったのは、
不思議な力を持つ美少女と生意気な少年。
鈴鳴らしや魂翔けなど不思議系要素はあったけれど、
なにより悟の母思いなところに心打たれました。
何もわからないのに辛抱して、口にしないけど気遣って、良い子だな。
生意気な少年・真も猪突猛進で可愛かった。