ナニワ・モンスター

  • 1741人登録
  • 3.30評価
    • (43)
    • (237)
    • (342)
    • (85)
    • (11)
  • 295レビュー
著者 : 海堂尊
  • 新潮社 (2011年4月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103065739

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ナニワ・モンスターの感想・レビュー・書評

  • 海堂さんのバチスタシリーズの流れにある「ナニワモンスター」です。文庫版の発売を気に、単行本を図書館にて。

     得意の医療ミステリーと思いきや、大きく良いほうに期待を外して、政治色の強い、日本の官僚社会を批判するようなストーリー。久しぶりに、着地点が全く見えない話に、読みながらドキドキする小説でした。

     キャメル、カマイタチ、ドラゴンの3部構成ですが、時系列では、カマイタチ、キャメル、ドラゴンの順です。

     霞ヶ関に関わる部分では、読んでいて自分の位置が行方不明になる難解さがあります。これは私の読書力が不足しているんですが、先を読みたいのに、再確認が必要なのは、歯がゆいです。

    本文引用ですが、
    「日本の人口は減少に転じ、社会は滅びのフェーズにはいっている。必要なのは拡大文明の背骨を支えた過去のロジックを踏襲ではなく、縮小文明の店じまいルールの新たな構築です。」
    これには、正直、シビレました。

     バチスタで活躍した白鳥圭介が、キーマンで少し登場。浪速府知事の村雨弘毅は、おそらく当時の橋下さんがモデルですね。
     物語の主軸に居る、彦根新吾。この人は、バチスタシリーズのどこに居た人でしょうか?「医療界のスカラムーシュ」と呼ばれる彦根医師の暗躍?も読んでみたい。

    バチスタシリーズは、虫食いのランダム読みで、関係性は整理できていないのですが、恐ろしいシリーズですね。

    「ナニワモンスター」もお勧めですよ!!

  • 最後にどうしてあっちを選んだのだろう

  • 海堂さんによる、桜宮サーガの一つ。
    舞台は浪速、現実でいう大阪を彷彿とさせる都市でしょうか。

    スカラムーシュ彦根と斑鳩、鎌形、そして村雨知事。
    Aiを巡る戦いがここでも勃発しています、、司直 vs 医療の。

    この他、カジノ、道州制、医療立国、といった現実とリンクするガジェットも。
    「小説はその時代の鏡」との言葉を実感しました。

    そして、ラストの一つの葛藤が波紋を投げかけて終わります。

    気宇壮大だが、この風呂敷の広げ方はむしろ心地よい。
    極北の物語と併せて、続編が待ち遠しい物語です。

  • このシリーズは、医療ミステリーじゃなく、もはや政治物(または私怨物)
    作者はAI周知のためだけに本を書いてるように思える...

  • この作家さんらしく、他の本との繋がりが強い。

    繋がりが判らなくても面白い部分は多い。

    浪速診療所で新型インフルエンザが確認される部分は、リアルで面白い。

    それ以外は、頭上で弾が飛び交っている感じで話が大きすぎていち庶民にはわからない。

    その大きすぎるスケールの話に、他の本で登場した人物達が出てくる。

    その人達を既に忘れてしまったり、読んでなかったりする。

    これを好きな人にはたまらないいんだろうな。

  •  ちょっと話が大きすぎてついていくのが
    苦しかったりしましたが。

     鎌形雅史検事や医師の菊間徳衛さんのものや
    人の見方、考え方は参考にできる部分があると
    思いました。

  • 毎回のことですが、実話じゃないのかと惑わされる
    実際はこうじゃないと断言出来ないほど、政治の世界は歪み、人は自分本位になっていく
    既得権益にしがみつく縦割りの行政では何も変わらない
    今回選挙があったって自分たちのことは棚に上げ、ネガティブキャンペーンばかりの政党
    どうなっていくのだろう。この国は
    国中の人が、「ありがとう」の感謝の気持ちと「お蔭様」との気持ちがあればもっとよくなっていくのに
    後は、子供たちに綺麗な地球を!

  • ああ・・・やっぱりまたその話かい・・・しかし、あああ~、そうなってしまうのかい・・・!まぁ、凄いといえば、凄いんですけどね~。

  • ん~、やっぱり「バチスタ」のハードルが高すぎるねー^_^;

  • 大好きな海堂作品。

    なはずなのに…。

    途中までテンポよく進むインフルエンザの事件。
    弱いはずのインフルエンザを脅威とあおり、人々を怯えさせるところなんて、さすがという流れなのに、最後がなんとも尻すぼみ。。

    いままでのキャラを無理に出演させようとして
    なんか失敗した感じ。

  • もう、海堂ワールドは魑魅魍魎の巣窟すぎて、ちょっち私にはついていけないorz 
    田口先生が恋しいわorz

    頭のいい人が理屈をこねくり回して遊んでるだけのような・・・
    それについていけるぐらい頭のいい人には面白いのかもしれないな。

    それに、またまた「続く・・」な終わり方orz
    あの物語群はいつか収束されていくのでしょうか?

    「キャメル・パニック」だっけ?ネーミングが笑えたわ(笑)

    あ、それから、関西弁がひどすぎる~~~(>_<)
    無頓着な私でも気になるで。

  • 一昨年のインフルエンザ騒ぎを思い出して、ひょっとしてそういうことだったの?!って思ってしまいました。一見論理的な説明も裏を返せば…なんてこと色々ありそうですね。

  • スカラムーシュ彦根と浪速府知事村雨の話。彼らが視察に行った舎人町の医療がすばらしくてため息が出た。こういう人が首長になった舎人町民は幸せだろうなあ。先に「スカラムーシュ・ムーン」を読んでたから彦根村雨体制が続かないのは分かっていたけど、こういう流れだったんだなあ。

  • うわ~!この本めちゃくちゃ面白かった!

    関西最大の都市・浪速で新型インフルエンザが発見される。
    パニックに揺れる浪速の街だが、実はこの騒動の裏には恐るべき国家の企みが隠されていた…。

    この小説、ただのパンデミックパニック的なものだと思って読んでたら…読めば読むほど意外な展開に!

    ナニワの風雲児・村雨府知事
    村雨府知事をサポートするスカラムーシュ(大ぼら吹き)彦根新吾
    元東京地検特捜部のエース・鎌形雅史
    国と政治と医学と検察の思惑が入り混じる先にあるのは…!?

    なんかね~ホントに大阪でありそう~。
    なんて思うぐらいリアルでおもしろい。

    ぜひこの作品は映画にしてほしい~!

  • 4.0 どうしても橋本市長が頭に浮かんできます。彦根医師の存在感がすごいですね。

  • 医療と司法が絡み合っていく様が描かれていて、メディアも公平な物でなく利益重視で報道していることが多い。自分の利益優先で動かされている国家なのだとつきつけられている様に感じた。
    物語の行く末がどこに向かっていくのか、先が見えない。

  • 最初の章は新型インフルエンザから始まり、ウィルスの検閲から検察に話が広がってきて久々に展開が違うかなと興味深く読んでいた。
    後半、海堂氏の持論が展開されAIの話が出てくるとどうも他の話との変化に乏しく感じられがっかりした。
    ウィルスの件は、ちょうど最近読んだ別の本でも、地球の人間に対する抵抗的なことが出てきたのでリンクして面白い名とも思い、その辺掘り下げていたらよかったのにと希望した。
    「ジーンワルツ」「マドンナヴェルデ」は人口妊娠がテーマなので別だが、他の話がAIの色が強くなってきているのがどうもなと感じている。
    螺鈿迷宮の続編も読みたいが少し萎える。

  • ロールモデルが 大阪府。それが 浪速府となっている。
    村雨知事は 行動力があるが 橋下とくらべると 毒がない。
    浪速府を 独立させようとするが。
    そのブレーンである 彦根が 日本3分割を提案する。
    ふーむ。三国志 諸葛孔明 何だね。
    これは、やはり 物語のうまい構成部分となる。

    新型インフルエンザがはやる。
    その評価に関する中心的な役割をはたすのが 本田女史。
    何かが、たくらみのもとで 行なわれる 危機管理。
    水際と言いながら 海外旅行をしていないのに 発病する。
    なぜなのか?

    その新型インフルエンザは 死亡者がすくないことが
    明確になった時に 反撃が始まる。
    ふーむ。
    それで AI センター にこだわっていく。
    白鳥も ほんのすこし 顔を見せる。

    まことに みごとな 寸劇。
    問題を浮かび上がらせる手法には感心するが
    なぜか 心に響かない。

  • 何か消化不良のような、腹八分と言うか、すとんと落ちないな。

  • テーマがバラバラで作品に統一感がない。
    結局のところオチは?
    最後まで読んだが時間の無駄だった。

  • 鳥インフルエンザだか、豚インフルエンザだかの話を
    モチーフに描かれた作品

    新型キャメルウイルスのパンデミックの喧伝の裏には
    政府が関わっていた・・・

    バチスタシリーズでおなじみのスカラームシュ彦根が
    主人公になったスピンオフ作品

    浪速府の独立って、なんかプリンセストヨトミみたい・・
    どっちが先なんでしょう。

    最近海堂作品全部追えてないので、
    作品間のリンクや伏線がよくわからないけど
    最初のほうのリアルさと、最後のフィクションさが
    どうもしっくりこない終わり方

  • これを読んでからスカラムーシュムーンを読めば、もっと楽しめたんだろうなって。ここからの続きの意味を踏まえてもう一度スカラムーシュ……を読んでみたくなった。
    なんか政治家とか信じられなくなる話ではある。

  • 久々の海堂尊作品。
    「スカラムーシュ・ムーン」を読む前に予習として。
    初期の展開からキャメルインフルエンザバンデミック物かと思っていたら医療絡みの政治物でしたか。。。
    桜の宮サーガでちょいと出てきた彦根がガッツリ出てきたのと白鳥がちょっとでてきたのにニンマリ(笑)

  • 弱毒性の新型インフルエンザの発生に翻弄される大阪の人々とこれを機に地方への管理を強め様とする中央官僚。前半は面白くて期待したんだけど、後半が???
    地方分権とか道州制とか、海堂さんが好きな死後診断の話とか、変な方向に行っちゃって、しかも手を広げすぎたみたいで、強引に終わらせた感じ。おしい。
    地方分権って、庶民のメリットって何なの? ただ権力者が変わるだけのような気がするのは僕だけ? ·····思想が僕と合わないのも評価が低い理由かな。

  • 医療の独立、政治と警察の関係性など様々な人の思惑が見え隠れする。著者の主張も見え隠れする。物語がまた一つ始まった印象。

全295件中 1 - 25件を表示

ナニワ・モンスターを本棚に登録しているひと

ナニワ・モンスターを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ナニワ・モンスターを本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする