ガンコロリン

著者 :
  • 新潮社
3.11
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本棚登録 : 847
感想 : 130
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103065746

感想・レビュー・書評

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  • 今までの作品の登場人物が随所に登場。とっても軽いので暇つぶしに最適。

  • SF・・・というと言いすぎかもだけど、そんな手触りも感じる短編集。
    なじみのメンバーもちょこちょこ顔を出して、読みやすいけど、コロンと、小さな何かが最後に心に留まる。
    表題作の結末には、少し怖くなった。
    医学の進歩。目出たいことだと手放しで喜ぶのは無知な大衆だけなのか。。。

  • 短篇集。
    相変わらずの海堂節が炸裂。
    Aランク病院の憂鬱の終田が結構ツボである。

  • 【内容】
    短編集。一部分、星新一。一部分、これまでの番外編。

    【感想】
    おもろないわけではないが、毒にもクスリにもならなくはある。(2014年12月07日読了)

  • 短編集であっさりしてましたが、渡海や速水ら旧来のキャラクターが出たり、白鳥など間接的に登場してよかったです。内容も嫌いではないです。難しくなかったのがよかったのかも。

  • やっと図書館の棚に見つけて、読み始めたものの…あまりに素材(というかテーマ)が多様すぎて、テンションがいまひとつ(苦笑)。
    やっぱり、この人のは、キャラがたっているのがおもしろい。ま、読めて満足。

  • バチスタ・東城大学医学部関連シリーズは中断してるので、こういう短編集は安心して読めます。「健康増進モデル事業」はユーモアとしてもピンとこない。「緑剥樹の下で」は短編である為に中途半端。「ガンコロリン」は面白かったけど、ラストの新種に関する説明が蛇足。「被災地の空へ」極北・東城大学シリーズに絡むけど、わりと好きな作品。東北地震は文学界でも作品で検証すべき事件。「ランクA病院の愉悦」は風刺を含んでいても無駄な遊びが多過ぎる。総合で時間潰しレベル。

  • ユーモラスな短編に桜宮サーガの登場人物たちが少しずつ絡む。速水だけは特別扱いです。
    さらりと楽しく読める短編集でした。

  • 5本の短編。

    そのうちの1本が「被災地の空へ」
    速水先生の名前が出てきただけで涙が出てきた。
    そう、あの速水先生が東日本大震災で黙っているわけなかったよ。今の今までそれに思い至らなかった自分にダメ出しした…ってねー、もう自分の知り合いのような気持ちになってました、速水先生。

    最初は興奮でキューっと血圧あがっちゃったけど、でもね、お話としては、う…ん、なんていうか「概要」って感じかなあ。

    ぜひこのテーマで1本の長編を書いて欲しいです、海堂先生!

  • 141011 中央図書館
    スピンオフ+αの短編集。ノンブル=ページ番号なんて知らなかったぞ。
    医療の現状と未来の点景が、さりげなく。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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