スカラムーシュ・ムーン

著者 :
  • 新潮社
3.37
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本棚登録 : 695
感想 : 99
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  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103065753

作品紹介・あらすじ

僕は、日本という国家を治療したい――海堂サーガ、遂にクライマックスへ! もうすぐ「ワクチン戦争」が勃発する!? 新型インフルエンザ騒動で激震した浪速の街を、新たな危機が襲った。霞が関の陰謀を察知した医療界の大ぼら吹き・彦根新吾は壮大な勝負を挑むべく、欧州へ旅立っていく。浪速を、そしてこの国を救うことはできるのか。医療の未来を切り拓く海堂エンタメ最大のドラマが幕を開ける!

感想・レビュー・書評

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  • 今回も海堂尊さんの思想がふんだんに溢れててう〜んって感じるところが多かった
    そちら方面は賛同できるところできないところ色々だったけど読み物として面白かったかな
    スカラムーシュ彦根はこれからどうなって行くんだろう?

  • 恋愛パートいるか?ってくらい雑。話の大筋は面白いけどちょいちょい説明口調なのが出てくるとだれる。野坂教授もスポットライト当てたわりには活躍あんまりしないし謎。誠一くんが飛び道具過ぎる。

  • 設定 大きくしすぎじゃないかしら。

  • 桜宮サーガの一冊。浪速を舞台にした『ナニワ・モンスター』の続編でスカラムーシュ彦根が大活躍する。

    就職試験の面接に全敗した名波まどかは、大学院に新しくできた『地域振興総合研究室』に潜り込む。まどかは養鶏場「ナナミエッグ」の跡取り娘。

    ある日『浪速大学医学部 社会防衛特設講座 特任教授』の肩書きの彦根新吾から、インフルエンザ・ウイルスのワクチン培養に必要な有精卵1日10万個の納品の打診を受ける。
    まどかは幼なじみで地元真砂運送のドラ息子、拓也と鳩村獣医院の長男で、獣医学生、誠一の協力のもと、新会社プチエッグ・ナナミを立ち上げる。
    新型インフルエンザ騒動で激震した浪速の街(『ナニワ・モンスター』)を、新たな危機が襲う。今度は「ワクチン戦争」が勃発しようとしていた──霞が関の陰謀を察知した異端の医師・彦根新吾は、ワクチン製造に必要な鶏卵を求めて加賀へ飛び、さらに資金調達のためにモンテカルロのエトワール、故天城雪彦の遺産を求め欧州へと旅立つ。果たして、彦根が挑む大勝負は功を奏するのか? ・・・

    Aiを巡る医学界と警察機構との軋轢は実際にこんなにも激しいものだったのか。筆者は実際の病理医でAiの研究に携わっているだけにその描写は細部に至るまで詳細委細を極め、読者のAiに対する理解を深めさせるだけでもこの小説は読む価値がある。

    長い話で読むのに苦労したけれど、読後感はすっきり。

  • ワクチン実現に関しては、現実的で読みやすかったけど、資金調達の流れはリアリティがなく、読みにくい。モナコ、ジュネーヴ、ベネチアって、結局虚構ストーリーをつくるため。

  • 2019.2 卵の話は青春ドラマ?バラバラな感じでした。

  • なんかワクワクする

  • 「たまごのお城」でがんばっているまどかちゃんと彼女を助ける幼なじみたちが頑張ってビジネスを立ち上げていく様子が何とも好ましい。政治のほうには興味が持てなかったが、彦根市先生の海外旅行も、なかなか奇抜で、過去のシリーズに登場した人たちが絶妙に絡んでくるのも楽しかった。

  • 速水先生とならぶ私の推し彦根先生(笑)。
    強引でも詐欺まがいでも方策がたてられ
    人や組織を動かして実行までもっていける
    頭の良さと行動力に憧れる。この人も大概人誑しというか。
    で、やっぱシオンさんとくっついたのね。お幸せに!

  • 2018/04/28

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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