あのころのデパート

  • 252人登録
  • 3.11評価
    • (4)
    • (28)
    • (39)
    • (20)
    • (3)
  • 49レビュー
著者 : 長野まゆみ
  • 新潮社 (2012年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103068136

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

あのころのデパートの感想・レビュー・書評

  • 昭和のころのデパートについてのエッセイ。

    子供のころデパートの屋上に乗り物があったり、家族連れでにぎわう食堂だったり、地下のキャンディ売り場と、昔、「お出かけする場所」だったデパートの思い出と、デパートで勤務していた当時の話など。

    懐かしい時代を絶対的にいいもの、とはしていなくて、そのころに戻るのは無理!と冷静な部分も良いです。

    軽いテンポと冷静な視点で書かれてて、興味深く読めました。

  • デパートに関するエッセイ。デパートで働いていた人が、デパートの事を少し詳しく書いた内容。長野まゆみさんが働いていた1980年代のデパートの様子や、子供の頃に「よそゆき」で「おでかけ」として行ったデパート、そして現在のデパートについて書いてある。
    私も15年程前に少しだけ百貨店でアルバイトをした事があるので、1980年代と従業員の質は変われども、やってる事(営業形態とか…)は大して変わらないなと感じた。今は更に変化しているかもしれないが。そういう昔の様子を知るのは面白かったが、最後まであまり心が動かなかったのが残念。

  •  著者が幼かったころ経験した思い出と働いて経験したデパートのことだけ書いてれば良かったのに…。

     それだけなら良い本です。

     古い郷愁あふれる本だったと思います。

     それを中途半端に今のデパートのことやほかの接客業、経済なんかも交えるから、さめちゃう。
     しかも、間違ってるしね。

     間違っているだけならまだしも、著者の感じ方も揺れてるみたい。

     タイトル通りのことだけ書いてれば…

     
     とつくづく思いました。

     それだけとらえれば良いエッセイです。


     買うのはおすすめしませんが。

  • 昭和のデパートについて描かれたエッセイ。
    懐かしく今はもうないもの。
    デパートはあるけれど、今のデパートとは違うもの。
    長野さんがデパガしてたなんて知らなかったから、ビックリ。
    最初に勤めたところは吉祥寺の関西系の百貨店K、ってことは近鉄ですね!
    Pはプランタンかな?

    老舗系の本屋で働いたことがありますが、百貨店に似たような、符号や、色んな決まりがあり懐かしく。
    POSシステムのないころって計算とかややこしそう…棚卸しとかも。消費税も、色んな割引も、コンピュータシステムが発達した今だからありえることなのかな?と。

    けして、あの頃はよかった的なエッセイでないのが面白い。

  • 装丁の可愛らしさ、帯のメッセージに、ほろっと懐かしく温かな気持ちになれるような本を想像しており、楽しみにして手にしたのですが、少し前のデパートに関するウンチクと、ウィキに載ってそうな老舗と呼ばれる都内にあるデパートの歴史をフィーチャーした本だったので、期待値が高かっただけにすごく残念な気持ちになりました。

  • 個人的に接客畑の人間なので、雑学的に楽しめた点が多々ありました。デパートならではの丁寧な接客になるほど!と思うところも。歴史やルーツなども。ただ毒が多い…。否定かと思ったら肯定だったり、肯定かと思ったらぶった切ったり。少々疲れてしまいました。カバーはデパートの包装紙みたいで、紙の本の良さを再実感。

  • お子さまランチに、屋上遊園地。昭和のよき時代に家族のお出かけ先であったデパート。そんなデパートの歴史や関係者だけが知る裏側の秘密などが楽しく書かれた『あのころのデパート』本日発売です。表紙カバーがおしゃれで可愛い!

  • エッセイ

    働いていた頃を思い出しながら、
    当時の雑誌で振り返りながら、
    親に話を聞きながら。

    不満が多いんだろうなって印象。

    同じように私もイラつく!ものもあれば、それはいいんじゃ?ってのも。
    過去の著作物名も出てきたり。

    暮しの手帖を参考にしながらも
    先鋭的な記事はあるものの
    家庭のあり方
    父親と母親に子供二人。料理を作り家事をするのが女の仕事ということを疑わないことへの不満
    やってたら今より売れてただろうけど
    ツブされてた可能性が大きそう。

  • 前半は筆者が働いていた頃のエピソードやデパートの歴史。NHKの朝ドラの設定に近いせいもあって、昔の話しなどとても楽しめた。
    また、忘れていた幼少の頃の記憶も蘇ったりして、デパートってそうだったなぁとノスタルジー満載だったのに、後半から典型的な年配の女性の愚痴が妙に目につき始めて、がっかり。

  • 著者が働いていた昭和30年代のデパートや暮らしを主軸にした物語。平成よりの生まれとしては昭和初期も30年代も変わりがないのだが、違うらしい。包装、よそゆき、おあつらえ。色々。

  • 昔デパートに勤めていた著者のデパートについてのエッセイ。
    古き良き時代は懐かしむもので、今、生活をしろと放り込まれても無理だと思いつつも、その懐かしさゆえに惹かれます。
    日曜日に家族ででかけて、一日過ごす、そんなデパート。
    今ならイオンがそうなのかな?

  • 子どもの頃の「おでかけ」はデパートだったので、昭和40年代の懐かしいエピソードが楽しかった。

  • デパートの歴史や、当時の空気感が伝わって、それなりに読める。
    ただ、この人は不満が多いなぁと。何ならいいんでしょう。前から薄々気づいてはいたけど。
    今までのエッセイの中で、一番それが目立つ一冊かも。

  • 相変わらずのクオリティのエッセイ。趣味が合うひとにとってはたまらない。

  • それなりに面白かったと思う。特殊な環境の裏事情のようなものはデパートに限らずあるもので、全く別の環境ではあっても、そういうのあるなあと少し懐かしく感じたり。戦後の日本がどんな風であったのかは世代的に知らないし、長野まゆみが指摘するように、昭和初期(戦前)と戦前の暮らしぶりをあまり区別できていないような気もするので、こんなふうだったのだな、と知れて、そこは楽しかった。
    ただ、やはり長野まゆみとはお近付きにはなりたくないな、と改めて思った。そもそも、お近付きになりたくてもなれはしないだろうけれど。彼女が心惹かれるものは私も同じく心惹かれるのだけれど、異様にカロリーを気にしたり、平気で食べ物を残したり(しかも、さも当然のように)、そういうところは受け付けない。裕福な家庭で育ったのだろうか。他のエッセイとかを読んでも、そういうわけでもなさそうに感じるのだけれど。
    それから、小説とは違い、エッセイということで、あまり頑張って推敲はしなかったのかな、と感じられる文章だった。ブログならそれで良くても、出版物はどうなのだろうか。私の考え方が古いのか。

  • ・似たような業種で働いている者として、同意できる事も多し
    ・どの職業も大変だとは思うけど、「お客様」という気まぐれな神様に接する身は、本当に大変だ……。
    ・普通に見過ごしがちなことも丁寧に広い、面白い文章に生成する。作家はやはり凄いなと思った。

  • 作者さんとお母さんはデパート勤務をされていたそうで、それこそデパートの裏の歴史みたいなものが知れて興味深い。が、過去の思い出が良過ぎるのか、現在のデパートについてのダメ出しが多いように感じてちょっと残念。
    装丁はかわいい!

  • 一時期デパートの売り子もしていた長野まゆみが、自分が子供だったり働いたりしていた当時のデパートのことを中心に書いたエッセイ。

  • 長野さんは女子美を出てデパートに勤務したらしい~デパートは旅客船のようなものだった。それも極めて日本的な~自伝的エッセイも小説なら,これも小説。同年配の人にしか共感を呼ばないだろうけど,彼女より年上で,東京育ちだと分かるかも

  • デパートが主体のエッセイ。触れてる内容が表紙の絵に^^デパートのことから長野まゆみが知れたり当時の時代背景の様子が身近に知れました。セロハンテープ当時は高価なものというのに驚き!

  • 何故だ、何故こうなった。
    とううよりは、『食』に関する、著者と自分との見解の相違が大きすぎて、食べ物の描写に納得がいかない。
    思い出の中の「あの頃」の食べ物は、ふつうというか、それなりに美味しそうなのに、「現在」の大人になった彼女が選ぶ食べ物がいけない。
    少しも美味しそうに感じられない。
    それは描写云々の問題ではなく、「体に悪いのよ」「体のために私はこれで充分なの」という視線が、合わないのだ。
    強迫じみた上から目線というのは言い過ぎかもしれないが、もう少し、楽しそうに、美味しそうに、食事を書いてほしい。

    それ以外の箇所、デパートに関するあれこれは、興味深く、愉快。

  • デパートは巨大な流通業だったんだなと改めて思います。
    思い返してみると自分もデパートでの思い出は多かったです。

  • 高島屋の屋上にゾウがいたなんて・・・びっくり。そんなところにひとりで飼われてたなんて、ちょっとかわいそうになった。

全49件中 1 - 25件を表示

あのころのデパートを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

あのころのデパートの作品紹介

昭和のよそゆきのお出かけとは、家族でデパートに行くことでした──。

あのころのデパートのKindle版

あのころのデパートの文庫

ツイートする