- Amazon.co.jp ・本 (474ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103068822
作品紹介・あらすじ
『のぼうの城』から六年。四年間をこの一作だけに注ぎ込んだ、ケタ違いの著者最高傑作! 和睦が崩れ、信長に攻められる大坂本願寺。毛利は海路からの支援を乞われるが、成否は「海賊王」と呼ばれた村上武吉の帰趨にかかっていた。折しも、娘の景は上乗りで難波へむかう。家の存続を占って寝返りも辞さない緊張の続くなか、度肝を抜く戦いの幕が切って落とされる! 第一次木津川合戦の史実に基づく一大巨篇。
感想・レビュー・書評
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歴史小説ではあるが、物語色が強い気がする。
小説であり、人は選ぶとは思う。自分にはあまり合わなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
和田竜の「村上海賊の娘 上巻」
男の憧れ海賊じゃが、女海賊のお話。
男勝りってかそれ以上の悍婦にして醜女な能島村上海賊の娘 景(きょう)が海で陸で暴れまくるw
大阪本願寺と織田信長の戦に、下心から足を突っ込む事になる景は純粋無垢な真の肉食女子w
歴史の勉強にもなるし和田竜さんの本は読み易いし面白いなぁ♪
地元瀬戸内海の話じゃしw
丁度ハラハラ、ドキドキする所で上巻終了w
この後の展開と恐らく隠された秘密がどうなるのかも有ると思うんで下巻も楽しみ♪ -
景の主人公感はジャンプのそれか成瀬は天下を取りにいくの成瀬を思わせた。
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信長と大阪本願寺の門徒との戦い。木津川合戦。
村上海賊の娘の景は、自らが美人と囃される泉州を求めて大阪入りし、初めての戦を見る。
ある程度事実に基づいているが、景は何より面倒そうな女で、周りに比べ景自身に魅力がない上巻だった。下巻に期待したい。 -
戦国時代、瀬戸内海には三島村上ともよばれる村上海賊が海の要所を牛耳っていた。中でも能島村上の村上武吉は遠くは難波、九州は鹿児島の坊津まで伝わっていたという。その武吉の娘、景(きょう)は海賊働きをしては、長兄元吉に怒られてばかりいた。信長と本願寺の争いが長引き、毛利氏から兵糧入れを頼まれた村上海賊の長たちが合議する中、景は、一向宗の門徒を乗せた船に乗り難波を目指す。そこで、本当の戦を目にし、意気消沈するのだが。と言うのが上巻までで、少し間延びする感じもあるけど、真鍋海賊など登場人物紹介もあるため、そこは致し方ないかな?下巻で一気に戦場と化していく木津川口の争いが始まります!
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9年の時を経て再読。それから旅行の予習として読み直すことにしました。
最初の方は地域名が頻繁に出てきて、地図と往復しながら読んでいました。
戦闘シーンは非常にかっこ良かったです。景さんは時代小説ではあまり見られない(どちらかと言えばアニメに出てくるような)女性なので、いっそう惹かれるような気がします。 -
3.9
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初めましての和田竜さん。
2014年の本屋大賞受賞作品です。
舞台は戦国時代。織田信長に攻められる大坂本願寺より、毛利家は兵糧の支援を乞われる…。瀬戸内海を拠点とした村上海賊に対するのは織田軍の真鍋海賊。大阪湾の木津川河口にておこなわれた第一次木津川合戦を史実に基づいて描いています。
本屋大賞を受賞していることとタイトルくらいしか知らずに読み始めましたが、私があまり得意ではない歴史ものでした。私がどれだけ日本の歴史に疎いかというと…「あれ、毛利家の領地ってどこ?」→「安芸国って現在の何県?」→「おぉ〜広島県だったのね」というくらい。
そんな疎いだけでなく、そもそもあまり興味のない私なので、いやぁ〜めちゃめちゃ辛かったです。特にこちらの上巻は、人物や場所や出来事に対する注釈のような説明がものすごく多くてなかなか話が進まず…正直なところリタイア寸前でした。でも本屋大賞を受賞するくらいだから、きっと面白くなるはず!と信じてなんとか読み進め…
下巻へ続く。 -
歴史物って単語が難しくて中々入り込めないイメージだったけど、すごくストーリーに入り込みやすかった!確かに単語は意味が分からないものも多かったから調べながら読んだけど、その手間をかけてでも読みたいと思えた一冊。
個人的には景は単純すぎてあまり好きになれない…七五三兵衛、最初は大丈夫かこの人と思ったけど、どんどん好きになっていく!
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岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00494158
和睦が崩れ、信長に攻め立てられる大坂本願寺。海路からの支援を乞われた毛利は村上海賊に頼ろうとした。その娘、景(きょう)は海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦(かんぷ)で醜女(しこめ)だった……。(出版社HPより)