大人のための残酷童話

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著者 : 倉橋由美子
  • 新潮社 (1984年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103069041

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大人のための残酷童話の感想・レビュー・書評

  • 童話というものは、ハッピーエンドで終わる物だけではない。読者に残酷さを感じさせながらも何でも易々と信じるなとか、恨みを買うこともあるといった教訓を感じさせるものである。と言いたげな童話の「原文」集。

  • '92.5読了。
    手放し本。
    お伽噺話をアレンジしてつまらなくするという悪い例。当時の読書メモは、この本にお金と時間を費やした腹立たしさで若さ故の汚い言葉があるため転記できず。

  • 童話や昔話、ギリシャ神話などをより残酷に、またはエロティックにした短編集。気持ち悪い話も多くて苦手。

  • 昔読んだ時の方がインパクトあったような気がする.全部で26話.古今東西の昔話や童話伝承の数々を著者独特のひねりを加えて,そうは問屋が卸さない的な,不幸へまっしぐらな結末へと向かう.その淡々としたそっけなさが魅力的である.山下清澄氏の装画がとてもいい.

  • 自分の表の顔と裏の顔に苦悩していた頃に読んで、この作者の強烈さに比べれば私なぞ可愛いものだ、と、とても安堵した。

    苦しいとき、うちひしがれたとき、誰かを殺したいとき、死んでしまいたいとき、など、辛いときほど読んで苦さを楽しめる、稀有な本。

  • 挿絵の、山下清澄さんの銅版画が素晴らしい。
    一話目の人魚姫の話が一番強烈だわー。
    でも、刺激的な話に慣れてる若い子とかが読んでも、インパクトなさそう。
    自分は好きだけどね。
    28年前の本だもん。

  • つまらなかったです。
    納得できることもあれば、
    それはちょっと違うんじゃ?
    という教訓もあります。
    何かがためになったわけでもなく、
    虫になったザムザは良かったけれど、
    なんだか全体的に損した感が強いです。

  • 大人のためのって銘打ってるけど、刺激に飢えてる十代の若者の方がこーゆーの好きなんじゃないかな。

  • 十数年ぶりに読み返してみたけど
    こんなに毒が強かったかなぁ

    大人になるほど分かる作品集

  • あの童話がまさかこんな話になるとは、という驚きと、確かに奇跡なんて起きないよなと納得してしまう。どの話もゾッとする淫靡さがあるのだけれど、決して下品にはならないギリギリのライン。そこがまた良い。

  • 収録作: 人魚の涙/一寸法師の恋/白雪姫/世界の果ての泉/血で染めたドレス/鏡を見た王女/子供たちが豚殺しを真似した話/虫になつたザムザの話/名人伝補遺/廬生の夢/養老の滝/新浦島/猿蟹戦争/かぐや姫/三つの指輪/ゴルゴーンの首 /故郷/パンドーラーの壺/ある恋の物語/鬼女の島/天国へ行つた男の子 /安達ケ原の鬼/異説かちかち山/飯食はぬ女異聞/魔法の豆の木/人は何によつて生きるのか

    ■新潮社 1984.4.20 
     新潮社版画 山下清澄
     新潮社版オビコピー「因果応報、勧善懲悪、自業自得の原理が支配する童話の残酷さ---ギリシア神話やアンデルセン童話、グリム童話、日本昔話などの世界の名作童話の背後にひそむ人間のむきだしの悪意、邪悪な心、淫猥な欲望を、著者一流の毒舌の文体で抉りだす倉橋由美子の創作童話26編を収録。」
    ■新潮文庫 1998.8.1 
      あとがき
      解説/『童話を生きること』 島田雅彦
     新潮文庫版カバー装画本文挿画(木口木版画によるコラージュ作品) 柄沢齊
     新潮文庫版オビコピー「人間のむきだしの悪意、邪悪な心、淫猥な欲望をえぐりだす。」
    ■宝島社 2006.1 
     「毒・棘・邪心・嘲笑・揶揄・嫉妬・淫猥・交歓・吸血・生贄ノ悪夢のような20篇。『大人のための残酷童話』で人生の残酷さや馬鹿馬鹿しさや滑稽さを辛辣に書いて多くの読者を堪能させた倉橋由美子が、ほぼ同時期に書いていた怪奇小説集。知的な恐怖と乾いた笑いの詰まった短篇それぞれが、見事な仕掛け、隙のない文章、堅牢なエスプリ、そして通奏低音としてのエロスに満ち、読む悦びを満喫させてくれる。20の夜の愉しみとなる、純文学の香り高い極上エンターテインメント。 」

  • 巻頭の「人魚の涙」「一寸法師」「白雪姫」なんて、題材としてはいろいろなところでエロティックに解釈されているわけだけれどもなかなか意表を突く展開とエロで気に入ってしまう。
    好きだったのは「鬼女の島」大人のファンタジーとして映像化してもらいたい。

  • 新潮社、1985年8月15日、53刷、定価1100円(本体1068円)

  • 白雪姫、盧生の夢、かちかち山等東西の童話のパロディー。
    パロディーといっても面白おかしいわけではなく、より一層陰惨で卑猥で皮肉な話になっています。なのでカテゴリーはどちらかというと児童文学ではなく小説寄りかな?子供には読ませられません。

  • 「名作童話の背後にひそむ人間のむきだしの悪意、邪悪な心、淫猥な欲望を、著者一流の悪舌の文体で作り出す。」

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