窓の魚

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 945
感想 : 185
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103070412

感想・レビュー・書評

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  • 男女4人の心の読み合い。自分と他人を客観的にみる。親しみの中に悲しみを持っている4人の心中がおもしろい。西加奈子の淡々さがでている

  • 最後にストンときた。暗にしめした、な。むむむ。と思いました。でも、すっきりは、わたしはしませんでした!

  • 初めて読んだ作家さん。

    もうちょっと入り込めない感もありつつ、でも、ほかの本も読んでみたい。
    期待。


    ナツみたいな人がでてくる本は、好き。

  • 2012.04.26
    やっぱり西加奈子さん好き。

  • 結局アキオはなんでナツに薬を飲ませてたんだろwわかんない。

  • 人の見ている世界は一人ひとり違っていて、愛の形も様々。4人の若者たちの生い立ちによってそれぞれ恋愛の価値観が違う。誰が主人公だったんだろう。

  • 相変わらず彼女の本はスラスラと読めてしまう。
    言葉の巧さはないけれど、綺麗に言葉を並べて本当に読みやすい。
    言葉が綺麗なので浮かんでくる情景も綺麗。
    ここまでひっぱっといて、結末がフイうちすぎるうえに少し甘いような感覚も覚えた。

  • うーん・・・西作品っぽくないような~、これはこれで、暗い水の中をゆらゆらと行くような味わいの作品ではあるのだけれど・・・。ちょっと、こわい感じですね。嫌いではないけど、好きでもない。で、また読みたいような、読みたくないような・・・ww 

  • 温泉旅行に行く2組のカップルが、同じ時を過ごすなかで、実は感じていた思っていたことが、4人それぞれの目線で書かれている。一人一人の人物に集中してストーリーが展開するので、周りの人物がこの時本当は、どう思っていたんだろう??…そんなことを考えながら読んでいたら、最後まで一気に読んでしまった。

    だけど、終わり方がなんだかスッキリしなくて…ちょっと残念でした。。

  • 読み終わったあと、どっと疲れた。なんだろうな、この話。どの登場人物にも、共感はできてもほんの少しだけだし、すきか苦手かといえば苦手な部類だ。ひとの奥の奥にある醜いものを書いているのだと思うけれど、それが個人的にはつらかったのかもしれない。
    登場人物の関係を頭の中に描いてみるけれど、どこからどう矢印が出ているのかが、もやがかかっているようで、わかりにくい(これはわたしの理解力が足りなかっただけの話だろうが)読み返そうかと思うのだけど、読み返すのもつらい。堂々巡り。
    最後にアキオと偶然出会ったおんなのひとは、トウヤマの話に出た黒髪のおんなのひとだよね。んでこのひとが自殺したってこと?アキオとハルナはむかし関係があって、ハルナはナツのことがきらいで、だからアキオにあの薬を渡してるのか。
    なんだか人間の裏側の裏側を覗き込んでいる気がした。このひとはほんとに、いい意味で「とげとげしい」ものを書くんだなあ。

    (168P)

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著者プロフィール

1977年イラン・テヘラン生まれ。2004年『あおい』で、デビュー。07年『通天閣』で「織田作之助賞」、13年『ふくわらい』で「河合隼雄賞」を、15年『サラバ!』で「直木賞」を受賞した。その他著書に、『さくら』『漁港の肉子ちゃん』『舞台』『まく子』『i』などがある。23年に刊行した初のノンフィクション『くもをさがす』が話題となった。

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