絵で見る十字軍物語

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著者 : 塩野七生
  • 新潮社 (2010年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103096320

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絵で見る十字軍物語の感想・レビュー・書評

  • キリスト教徒による聖地エルサレム奪還に向けた対イスラム戦争である「十字軍」の歴史を、見開きページの左側全面を挿絵画家ギュスターヴ・ドレの手になる絵、右側ページ上段は絵に描かれたエピソードが展開した土地を示した地図、右ページ下段は塩野七生さんによる簡素な解説という三要素を積み重ねて構成された、ビジュアルブック。

    この後に三巻構成で進む本文の「十字軍物語」の序章という位置づけです。
    十字軍への前提知識のない日本人にとって、簡略な流れを頭に入れておくのに最適だと思います。

    そして、若き日の塩野さんが惚れ込んだというギュスターヴ・ドレの手になる約100枚の挿絵は本当に美しい。
    19世紀フランス出身の超有名イラストレーターだそうで、シャルル・ペローの童話集やダンテの神曲、ドン・キホーテ、聖書の挿絵などを描いているとのことなので、もっと彼の作品を探して鑑賞したいです。眼福です。

    これから読む「十字軍物語」がとても楽しみになる一冊でした。

  • あまり馴染みのない十字軍だが、ギュスターヴ・ドレの挿絵により概略を楽しめる。
    地図を多めに掲載されているので、地理感が分かってよい。

  • これぞ、大人の漫画。
    地図が同じようなものが続くので、そのスペースを利用して、系図、年表など他の資料を挿入してもらえればもっと理解と移入度が増した。
    それを差し引いてもドレの圧倒的な版画と、、簡潔で明快な解説(というよりも版画に付随する物語のあらすじ)の融合はお見事。

  • 塩野さんがこれから書く「十字軍物語」の予習版という感じ。しかしギュスターヴ・ドレの絵というのはいい選択ではないかと。ドレの「神曲」も素敵だし「聖書」も素敵。本当に挿絵という範囲の出来ではないと思う。

  • ジュスターヴ・ドレ画集。十字軍の年表なく不親切。

  • ギュスターヴ・ドレの挿絵による十字軍の全史。世界の二大宗教の激突が約200ページにわたり描写され、最後は1571年のレパントの海戦で幕を閉じる。本書の位置付けは序曲とのこと、詳細は、第一幕へ。

  • タイトルそのまんま

  • 読書録「絵で見る十字軍物語」4

    著者 塩野七生
    絵 ギュスターヴ・ドレ
    出版 新潮社

    p120より引用
    “ 国家の弱体化は、外的要因よりもずっと
    高い割合で、内的な要因によるものである。
    言い換えれば、国内の混迷が国全体の力を弱
    めるのだ。”

     古代ローマや中世ヨーロッパに関する多く
    の著作を持つ著者による、長年に渡る宗教対
    立を描いた一冊。
     聖地巡礼に関わるいざこざから始まり歴史
    に残る大きな戦まで、地図と美しい絵を使い
    描かれています。

     上記の引用は、ビザンチン帝国皇帝が親族
    に殺されたエピソードについて書かれた項で
    の一節。
    味方同士で諍いあっていると、敵に横っ面を
    叩かれることになってしまうので、いかに
    味方同士で争わないかが大切なようですね。
     日々の気持ちの平安を求めるであろう宗教
    によって、諍いが起こってしまうのはなんと
    も複雑なものです。
    平和を唱えながらも、やたらと暴力的な言動
    を繰り返す人が現代にもいるようですが、こ
    ういう歴史をいつまでも繰り返さないために
    も、よく考えて行動したいものですね。

    ーーーーー

  • 塩野七生氏はこの本を先に読んで(見て?)から本文の3巻を読むように勧めている。

    オペラの序曲のように。

    だが、ヨーロッパ史、特に十字軍について基本的な常識(?)がない者にとって、この本だけではあまりピンとこないだろう。

    やはりぼくのように、先ず第1巻の「第一次十字軍」を読んだ後のほうが正解じゃないだろうか。

    既に読んで得た細かい知識を持って、これから起こる未知の流れから十字軍の全体像を掴むには最適であろう。

    地図と挿絵と短い説明文で見開きページが構成されているが、地図はあまりにも大雑把で繰り返しが多く、ある程度はしょって説明文をもう少し長くしたほうが良かったのじゃないだろうか。

  • 約200年に渡る十字軍遠征の世界観が、ギュスターヴ・ドレの絵と塩野七海の解説で分かる。キリスト教側での視点での絵になってしまうが、ギュスターヴ・ドレの作品の多さは圧巻。でもダンテの神曲のほうが迫力あったかな。

  • ギュスターヴ・ドレの絵に地図と解説(絵の示す状況に関する解説)がつけられた本。
    十字軍の歴史、良く分からない…から手に取ったのだが、イメージをふくらますのには丁度良かった。

  • 神がそれを望んでおられる。Deus lo vult.

  • まるで体験したかの様な細やかな描写に目が釘付けになりました。

    ビザンチン帝国王家であれば
    皇子が親族に絞殺されるsceneではなく、
    癪皇ボードワン4世の最期の様子か、持病持ちでも戦場で闘う姿を
    見てみたかったです。

    刊行は本編前ですが、本編読了後に見る事を薦めます。

  • 十字軍の概要を1時間もかからず把握出来る。しかし19世紀後半の画家ギュスターヴドレの画力には衝撃を受ける。まるで当時その場で描いたかのようなリアリティには目を見張る。十字軍により興味が湧いた。

  • 十字軍物語の序章ということで読んでみたが、これは今ひとつ。
    いつもの塩野節が見られず、絵の解説と関連する地図を収めてあるだけだった。
    第一次から八次までの十字軍の歴史を俯瞰するためには良かったのだが、この内容ならば本編に挿絵として入れておいて、関連する歴史上の背景やお得意の人物描写を深めた方が絵への興味も深まるものだと思うのだが。
    気を取り直して、本編に進むことにする。

  • なるほど十字軍。続きが楽しみです。

  • 全部で8回にも及んだ十字軍。これは、3巻ある塩野七生の『十字軍物語』の序幕。表紙にもあるように、この巻は全編をG・ドレの挿絵を用いて構成されている。ドレは『ドン・キホーテ』や、『失楽園』などで知られるが、ここでもなかなかの迫力と、あたかも見てきたかのような描写力だ。予告編としては、随分と贅沢なもの。

  • 塩野七生の十字軍シリーズの序章。
    19世紀の歴史作家フランソワ・ミショーの文章に、版画家ギュスターヴ・ドレが描いた十字軍の挿絵を集めた版画集。
    ただし本書の解説文はミショーではなく、塩野七生。
    塩野七生が『ローマ人の物語』シリーズ、次いで『ローマ亡き後の地中海世界』に次いで描く『十字軍物語』シリーズの序章。
    そのため序文には、作者による『十字軍物語』全体の構成が説明されています。
    これまでにも『神曲』や『失楽園』の挿絵を描いてきたドレの版画により、十字軍の戦いが視覚的にも楽しめるうえ、物語全体のあらすじが判ります。
    十字軍の歴史を学ぶうえで、最良の入門書でしょう。

    ニン、トン♪

  • 地図が付いててありがたかった。
    サラディンの絵がすごくかっこいい!
    塩婆さんは倒置法使うのが好きなのね。

  • 十字軍の歴史をザッと概観するには最適な一冊。

  • ふとしたことから、映画アラビアのロレンスを、DVDにて再度、見返しております。TEロレンスの存在は、第一次世界大戦の中東キャンペーンを彩っております、ある意味、第一次大戦の英国軍は、十字軍的な立ち居地なのかと気づかされた次第。
    そして、現代の米国およびその多国籍軍もまた、然り、なのでしょうか。

  • 購入書店:BookLive; 読書環境:Android App; コンテンツ形式:.book; 感想:iPadで読めばまた違うかもしれないが、nexus7の画面では小さくて…この本は紙のほうが良い

  • 十字軍物語の全体を把握するには最初に読んでおいて良かった。

  • 入門書と書いているけど、やはり下地がないと楽しめないかな?でも絵とシンプルな塩野節文章が2ページで表現されている状況。
    あっと言う間に読めるのですが、もう一度読み直したい、と思われる本です。

    これは本当に魅せます。

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