国盗り物語 後編 織田信長

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著者 : 司馬遼太郎
  • 新潮社 (1991年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (542ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103097341

国盗り物語 後編 織田信長の感想・レビュー・書評

  • 前編「斎藤道三」と後編「織田信長」の感想をまとめて。

    後編は織田信長編と言いつつも半分くらいは明智光秀編と言ってもいいだろう。
    人間を機能としてしか評価できない信長に対する積年の恨みか、「狡兎死して走狗烹らる」の通りに天下平定の後に廃されるのが目に見えたか。延暦寺の焼き討ちや荒木村重一族への仕打ちなどに対する義憤か。

    それと、いかにも拙速感のあるとこるがまた想像を掻き立てる。それだけの衝動があったのか。精神的に異常を来していたのか(戦国時代にあって通常とか異常の違いがあるとも思えないけど)。誰かに騙されたのか。

    やはり本能寺の変は劇的に感じる。

  • 織田信長の奇人ぶりがよく知れるかなぁと思いきや、
    それほどでもなく、前編のような小説仕立ての面白さにも欠け、がっかり。明智光秀に興味が持てなかったせいもあると思うが。あとがきに、「はじめは斎藤道三のみを書こうと思った」とあったので、後編は予定外でああなったのかも。

  • 織田信長の”うつけ”時代から本能寺の変までの話。

    織田信長と明智光秀の二人を軸として物語は進む。
    信長の革命児的な偉業と光秀の鬱積していくストレス。
    斉藤道三編と異なり、二人を軸としていたから歴史を単になぞっているだけの様な展開を少し感じた。しかし、戦国時代に興味を持つには十分過ぎるほど良い作品だった。

  • 斎藤道三から始まり、時代の開拓者で天才”織田信長“と優れた行政官で軍事にも優れ、教養も豊富な秀才”明智光秀“の物語。二回目の読書でした。
    二人とも斎藤道三の影響を色濃く受けているが、時代を変えていく力は織田信長が引き継いで革命を起こしてゆく様は素晴らしい。
    明智光秀の登場の多さに改めて驚いた。行政官や軍人としてとても優秀な人で、教養も豊富であるので、同時代でもトップクラスの人材だった。しかし、少し堅物で上司からは可愛いがられるタイプでなかった。サラリーマンとしてはその点は参考にしたい。
    熊本藩細川家中興の祖である”細川藤孝“の足利、織田、豊臣、徳川の世を生き抜いた処世術は凄い。このような生き方はとても参考になる。

    織田信長の活躍をしっかりと読むなら津本陽氏の「下天は夢か」もお勧めかも。

  • 多くの戦国武将を現代人に知らしめたのと同様、
    恐らく織田信長も明智光秀も国盗り物語によって
    その人となりが現代人の中で確立されたのではないでだろうか。
    どの著書を読んでも司馬作品は何らかのためになっている。
    本著に関しては信長も光秀も本能寺が人生の終焉であり
    人生最大の敗因ということになるが、
    いずれにしてもそれぞれ人生を勝ち負けで言えば
    勝ち=成功の数が圧倒的に多いのは言うまでもない。
    武将好き、歴史小説好きということであれば
    そんなことはどうでもいい話であるが、
    著名な経営者や政治家の多くが司馬本を好む点から言うと
    登場する武将の言動・行動に何らかの
    学ぶべき点を見いだしているということも言うまでもない。
    であれば“勝ち”が大半の両人からは学べる点が多いはずである。
    勿論破滅に繋がった“負け”の敗因なり失敗も成功の素にはなる。
    私見ではあるが信長の勝因は度を超えるほどの好奇心と探究心、
    光秀の勝因は強烈な自負心といったところか。
    加えて双方目的を達するための手段を選ばない点。
    敗因はいずれも様々。
    そんなことを考えさせる歴史小説は司馬作品だけだろう。

  • 岐阜などを舞台とした作品です。

  • 私の大好きな本の1つ。ほとんど後半は明智光秀が主人公なのですが、
    ここまで丁寧に光秀の浪人時代が書かれている本は珍しいです。
    あと、細川藤孝の史実での油盗みエピソードを、光秀との出会いのシーンと
    合わせて印象付けているのは流石司馬先生と言った所。
    とにかく書き方が丁寧ですし、結構長い話でもサクサク読めます。

    戦国時代が好きな方なら、読んで損はないと思います。

  • 何かに取り付かれたように信長の本ばかり読んでいた時期に読んだので、珍しく途中から読み始めた本。
    織田信長編と書かれていながら、物語の半分は主人公が明智光秀。
    作者自身が、信長よりも光秀に共感した結果ではないかと。
    お陰で、読んでるこっちも光秀に共感しまくり。じれったいというか、もどかしいというか、人間的性質の違いから生じていく二人の歪みが少しずつ色濃くなっていくのを見るのがつらいです。
    でも、ここまで極端じゃないとしても、こういうかみ合わなさって普通によくあることだと思う。斎藤道三編から通してまた読みたい。

  • 織田信長がきちがいじみて書かれているのは司馬目線?現代人が昔に戻ったような「浮き方」であると感じた。明智光秀かっこええね。信長評価ダウーン。外国人が信長嫌いなのもわかる気がする。

  • 【メモ】戦国・織田信長・明智光秀

  • 私のお気に入りの1冊。
    誰もが知る織田信長。その人物像の解釈は様々だけど、私が1番「なるほど!」と思っている「織田信長像」ここにあり。
    信長と光秀が上手く対照的に描かれている。でもどっちかが「善」でどっちかが「悪」という訳ではないのがさすが。
    とっても面白いです。

    余談ですが、この本は何度かドラマ化されており、以前伊藤英明さんがやっていた織田信長を私は結構気に入ってます。

  • 大胆不敵に我が信念の道をひた走った前編の道三とは対照的に戦乱の世に翻弄された秀才・明智光秀の悲劇を描く。織田信長編と銘打っているが正確には『国盗り物語 明智光秀編』
    教養も出自も才覚にも申し分のない男が君主との相性で苦労する姿は読者とは無関係のフィクション歴史小説の登場人物の姿でなく、現代社会に生きる普通のサラリーマンが上司との会社との関係で気を揉む姿と寸分変わる事がなく、あまり歴史小説を読んでいるという気がしませんでした。

  • 信長のお話。明智光秀と対比しながら、物語が進む。信長の行動や思想は、道三につながるところがある。時代を作る人は、そんな性格をもっているのか。おすすめ。

  • 読んだ後なら信長に仕えられそう。面白い。

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