- Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103101079
作品紹介・あらすじ
海軍特攻隊として迎えた敗戦、島の娘ミホとの結婚の困難、そして作家になるまでの日々が綴られる貴重な記録。
感想・レビュー・書評
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カバーをよく見れば、そこにあるのは燃やされた日記。ミホさん、やるなあ。
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もさっとしてたら、8月に出版されていたのに気がつかず、購入。
「加計呂麻敗戦日記」はちょうど大学生のときに、新潮に掲載されたので、それはゼミ誌で取り上げたけど、どういう風にとりあげたのかすっかり忘れてしまった。
たぶん卒論の一部になってるような気がするけど、忘れた。
あれ(卒論書いたとき)から10数年経ち、島尾に関するいろいろがだいぶでてきている。そしてあたしのまわりもなんだか少しは変化があって、なんかもういちど整理したいなあと思うけど、整理したところでナニになるの?って気もするんだよな。
ま、これからじっくり読みます。 -
加計呂麻島敗戦日記+戦後日記昭和20-26年まで
日記とか手紙を読むのは好きなのですが
長かったなー
長い中にも
特攻の命令が出ないうちに
終戦で復員し
島からミホさんを呼び寄せて
結婚したり
父のすねかじりから
教員の職を得たり
子供が生まれたり
東京で作家暮らしを決意したり
その前に指宿に旅に出たり
いろいろ身の回りに変化のある年月でした
リアル小さなおうちです
戦後の暮らしはこんな風に変化があったのだろうと…
父と同居で神戸にいるので
お芝居を見に行ったり
(ミホさんはヅカも観に行っている)、
映画館でニュースを見たり、
ケーキやパンとやたらと食していたり、
アリラン食堂や中華料理店で食事をしたり、
そんな生活シーンも楽しむことができました