庭のつるばら

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著者 : 庄野潤三
  • 新潮社 (1999年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103106104

庭のつるばらの感想・レビュー・書評

  • おじいちゃんの日記、という感じ。思い出してはちょっと書き、また思い出してはちょっと書きという感じで綴ったのでは?あまり読みやすいものではなかったので途中でやめちゃいました。ごめんなさい。

  • 記憶違いだったらどうしよう、平松洋子氏がこの本を一番すきだと書いていたような気がし、いつか手にとりたいと思っていた。図書館でたまたま目に入り・・・このたまたまってところがわたしはすきな瞬間で偶然お互い交差した巡りあいという感じがして。積極的に「探し」て見つけたってより。
     自分の子どもが親になり、孫もでき家には夫婦二人。その日常を綴った日記のような本。「日記のような」というのは確実な日付けを記しておらず、(多分その必要がないからだろうが)一日一日をスケッチするように、その日なにをした、なにがあったかを書き留めている。
     丁寧に生活し、心をくばる。余裕があるからできるのか、もともとそういう二人なのか、判断するような事じゃないけれど・・・どちらともいえそうだ。気に行ったのは長女が書く手紙。オモシロくてあたたかくて、ちょっと隙がある、その隙は自分の親だから出せる類の慣れ親しんだ人にだけ出せるかわいい自分の面かな?と考えるんだけど、それがなんともホッとさせるんだよな。ケータイやPCメールでびゅんびゅん飛ばす言葉より、手書きの文字から滲む人柄・その人との関係性から浮かぶ自分の言葉のやりとりは小さな石がきらきら光っているような、さざ波だった水面がひかりを受けてつぶつぶと輝くような風景を想像する。
     こんな風に日常をちゃんと文字にし紡いでいたら、日常に日付けはいらないのかもしれない。それはほんとうにただの数字にしかならない無機質な記号・・・ぶすぶすと切りこんで一日一日を断絶させるもの。
     

  • 連載を一冊にまとめたものなので、章が変わるたびに
    人物や背景の同じ説明に少し鬱陶しさを感じましたが、
    全体的に家族の温かさが綴られた、日記風エッセイでした。

    庭に咲くバラと、著者の奥さんのピアノ練習曲の進行を
    軸に、老夫婦のゆったりとした生活ぶりを読んでいると
    年をとって周囲に「いけずな老人」ではなく、この夫婦のように
    なりたい と思えました。

  • おもしろーいみんなが暖かくてほんといいね。

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