逆境を生きる

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103108191

感想・レビュー・書評

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  • 日本近代史のおける政治家の生い立ちや人となりに触れながら、読者に対して自分は何をすべきなのかを投げかけてくる。self, intimacy, achievementの三項目を私自身の中でも振り返り、今後の糧としていきたい。

  • 読みやすかった。また城山さんの本を読み返してみよう。

  • 2014.8.30

    【魅力ある人とは?】
    人間の魅力を作っているのは【初心】というもの。仕事に対してだけでなく、生きていく姿勢としての初心、初々しさ、というものはいくつになっても大事。(新米車掌が一生懸命やっている)
    →日に新た
    今ある自分に安住しない。それが初心に繋がる。
    受信機能が高いか?受信機能とは貪欲に知識、知恵を得ようとする能力(聞く力など)
    渋沢栄一は、どんな時でもどんな人に対しても同じ態度。人の言う事を実に辛抱強く、心を込めて聞く。
    逆に魅力ない人の例:とにかくしゃべること(発信すること)はするけど、人の言うことは全然聞かないというタイプ。
    常に少しだけ無理をしている状態にする。余裕の状態ではいいアイデア、インスピレーションは生まれない。程良い負荷が必要。
    自ら計らわず:自分の利益になるようなことを求めない。人の為には尽くすが、自らの為には計らない。(広田弘毅の信条)

  • 時代に翻弄されながらも、自分の信念に基づく男の生き様。感動的な一冊である。広田弘毅のことなど、今まで名前しか知らなかったが、驚きの内容である。作者城山三郎の取材についての執念を感じざるを得ない。家族にも読ませたい本である。

  • 今に全力投球

  • 城山三郎氏の講演録。
    氏のこれまでの作品である「男子の本懐」や「落日燃ゆ」に登場する政治家、企業家の人生を引き合いに出し、魅力的な人間とは、強い人間とはどういう人物なのか語られる。
    明治から昭和初期にかけて、日本を引っ張ってきたリーダーというのはかくも気骨のある人達だったことに誇りを感じる反面、自分ももっとがんばらないといけないのだろうと奮起させられる。
    上記の作品はまだ読んでいないので、この機会にと購入した。

著者プロフィール

1927年、名古屋市生まれ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎える。57年『輸出』で文學界新人賞、59年『総会屋錦城』で直木賞を受賞。日本における経済小説の先駆者といわれる。『落日燃ゆ』『官僚たちの夏』『小説日本銀行』など著書多数。2007年永眠。

「2021年 『辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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