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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
〈内容〉パラレルワールドからやってきた男に、「君は、すごいんだ」って言われた。私には、気付いていない可能性があるんだってさ。金メダルが狙えるくらいの―だから、走ってくれないかって。「私」の影武者として、あっちの世界で。信じてみよう、この人の言葉を。素人だけど、走ってみる。42.195km。2016年、東京オリンピックを目指して。本気を出しもせずに、生きているつもりでいるのはもうやめた。並行世界の「私」のために、私自身のために―。第20回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。
なんでわざわざファンタジーにしたのかな?
という疑問が最後までぬぐえない小説でした。
マラソンの疾走シーンはすごく上手だったので、
純粋にスポーツ小説で読みたかったです。
それと、これは個人的な感覚ですが、ヒロインに魅力が乏しかった。
まず、プロローグで出てきた彼女と、マラソンをがんばる彼女、
同一人物のはずなのにキャラクターに違和感をおぼえました。
で、百歩譲って(そんなに譲らなくてもいいのだけど)
マラソンをがんばる彼女が本来の彼女だと仮定して読み進めると、
芯が強くてがんばりやさんだとはわかるのですが、それだけ・・・
というか。
もうちょっと弱みとかずっこけている部分とかがあった方が
人間味が出て、私は好きかも。
まぁ 面白く読みました
この作家の
スポーツもの が
読んでみたいなぁ
今回はファンタジーという
設定でしたが
そのまんまの
「陸上競技」ものでも
十分にいけるんじゃないかな
と 思いました
家業の月島の定食屋を手伝う蓮見夏子は,
別の世界からやってきたという村上から,
国民的な人気のある女子マラソン選手蓮見夏希の代わりに
名古屋国際女子マラソンに出てくれと頼まれる。
ありがちなストーリーだがそのぶん安定感があって楽しめる。
パラレルワールドもの。
起こり得る問題や矛盾にSF的な書き方はされていない。
というか、SFではない、のだろう。
移動手段がバックトゥザフューチャーを思い出させた。
いくら素材が天才だとしても運動したことない人が四ヶ月でオリンピック出場がかかったレースに勝利するというのは…出来過ぎだと思う。
安易に恋愛に走らせなかった点は好きである。
2008年の第20回「「ファンタジーノベル大賞」の優秀賞受賞作品。『さよならベイビー』で受けたインパクトが冷めない内にと思い、里見さんの実質的なデビュー作を読んでみた。これはパラレル・ワールドを扱ったスポーツ・ノベル。他のSF小説のフレームを借りてきたかのような設定の危うさに不安を覚えながら読み終えた。内容的に破綻するぎりぎりのところで踏みとどまったような印象。後半のスポーツ・シーンの描写はぐいぐい読み手を引きこむ魅力があって好感が持てる。設定の面白さを何とか生かそうという著者の意欲に、物語の主人公が最後に自己主張することで答えて、ようやくこのタイトルが生きてきた感あり。将来同じテーマでもう一度書き直したら、きっと名作になるだろう。
平行世界という設定が多少手垢な設定だったが、平行世界でいきなりマラソンをすることになる、というのは奇想天外でおもしろい。
題材がマラソンだけあって、話にスピード感があって、とくにレース本番は迫力、一気に読みきれた。
親友にしてライバルな杏との競争も楽しい。やや、張り合える相手がいて楽しい、うれしい、という感情より、ギスギスしたものを感じるが、ライバルの存在によって、緊迫感が増した。
楽しく読めたし、文章にも読みにくいところはなかった。
博士の人物設定、しゃべり方など、どこかで見たような設定なのは残念。個人的に小泉大地のキャラが濃ゆくてイイと思う。
日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞受賞作です。
”絶対にありえない設定と、「もしかしたら、ありえる」とのバランス”(書評より)の妙を楽しんでください。
2010.05.15. 今まで気になって何度か手にとってはいたんだけど、今回“ファンタジーノベル大賞・優秀賞”との肩書きを見て借りてみた。うーん、まあ…まあくらい。何度か夢オチか、と肩透かしをくらいます。
図書館の新刊棚にて発見。初めて読む作家だけど、どんなんかな?新刊とはいえ出たのは、ほぼ一年前、誰も要望しなかったんだな。
第20回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作品。
イマイチ入り込めない。
マラソンに興味ないからか、話が上手くいきすぎるからか。
スポーツモノのシンデレラストーリーにタイムトリップを織り交ぜて描いて、この厚み!!
なのに、ちゃんと面白い!!
凄いです。
父を早くに亡くし、実家である月島の食堂を手伝っている夏子は、「もしも、今の人生を生きていなかったら」どんな自分になっていたのかを夢想する。
そんな夏子を、パラレルワールドから迎えに現れた男、村上。彼は別の世界で夏子と瓜二つの少女、夏希のマラソンコーチをしていた。村上は、事情があって次の大会に出場できない夏希の影武者として、夏子に国際大会へ出場してくれるよう依頼してくる・・・・。
なんとも破天荒なストーリーだ。パラレルワールドを自在に行き来できるマシンなど、いかにも、なかんじで、都合の良すぎるところものぞく。健全な前向きさはキライじゃないけれど、もっと細かいディティールをツメてほしかった気がする。
「もしかしたら別の人生があったのかも」。そんなテーマをパラレルワールドを使って書ききるとは。
別の世界でマラソン選手、オリンピック金メダル候補である自分。その自分の変わりに、走る。
うまくいきすぎている感はありますが、フィクションですから!
爽快でした。
走りたい。と思った。
ありえないことだらけだけど、そういうの飛び越えてすっと入ってくる話。
なにか一つやり遂げるって大切。
私はなにをしたかな?ここからどうするかな?
タイムマシンの車が、バックトゥザフューチャーっぽい。
人生に「もしも」があったなら、って思ったことのある人、多いんじゃないでしょうか。 この物語は、その「もしも」を実現しちゃうパラレルワールドが出てくる、SFなのです。 マラソン選手の話がメインなので、”スポーツ”にしちゃいました。 蓮見夏子は平凡な女性で、家業の食堂を手伝っていた。 ある日一人の男がやって来て、夏子にこう言った。 「君は、自分に別の人生があるかもしれないって、考えたこと... 続きを読む »
読了。2009年01月。文京区立図書館(目白台)。 日本経済新聞2008年12月28日の書評より。小谷真理さんの推薦。「次元を超越して疾走するheroine」という言葉に惹かれて。 僕も長距離走は結構好きな方で,受験の頃にはだいぶ走っていたのだけど,東京では走る気が起きなくて最近はめっきり走ってない。そんな関連で読んでみた。 話の展開もとても魅力的で,図書館で借りてから2時間20... 続きを読む »
第20回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。「故障した世界的なマラソン選手」という自分が存在しているパラレルワールドに連れてこられて自分の代わりにマラソンを走るという設定は確かにSFですがSFなのは設定だけ、質の良い成長物語になっています。文体やストーリーがどちらかといえばジュブナイルよりなので、もう少し大人向けに仕上げた方が良かったかもしれません。






