君は誰に殺されたのですか―パロマ湯沸器事件の真実

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著者 : 江花優子
  • 新潮社 (2008年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103131816

君は誰に殺されたのですか―パロマ湯沸器事件の真実の感想・レビュー・書評

  • 当事者に感情移入させるタッチが、時に重く感じたが、それはそれで巧だと思う。人の命が奪われる残酷さを思い知らされる。

  • 実名で登場。そして報道。息子を亡くしたご家族の憤りを感じる。
    死因究明に急転直下。
    コレで何を、誰を信じろと?
    家族は、ただ、真実が知りたいだけ。

    死因を知りたい 母親 の主観で繰り広げられる精神錯乱状況は ぶっちゃけこの本の主体 である。
    もう一つの主体は 政治を巻き込んだ経過 かな?

    悲しいのは解る。
    本当の事も知りたいのは当然。
    ただ、初動が遅すぎた。
    私は子供を持つ身ではないので憶測の域は出ないが。
    息子の死を受け入れる前に動かなければいけない事が多すぎるのに。
    結果的には警察を動かし、大手ガス器具メーカーの本質的なモノにまで肉迫している。

    ただ、六法全書をそのまま引用しているような表記がイヤになる。

    ツッコミどころ満載の本である事は間違いない。

  • 実験のレポートを書くとき、都合の悪いデータが出てくるとついこんなことを書いてしまっていた。
    薬品に妙な成分が含まれていた所為だとか、
    器具の不具合の所為だとか、
    またはデータそのものを改ざん、隠蔽してしまう。
    「とにかく自分の所為ではない」といったこと考えてしまう学生は少なくない。


    誰しも自分がたどり着いた答えが間違っているとは思わないものだから。
    「自分の手際が悪い所為」という一文をあまり書きたがる人間はいない。
    これには実験において出てきた値が間違っているかどうか、誰にも分からないと言うのもまた事実ではある。
    しかし、明らかに自分の不手際によるものだと分かっているなら別だ。


    学生実験のデータは決して社会に影響を及ぼさないが、会社で製造している製品は違う。
    その普及が多ければ多いほど、社会に甚大な影響を及ぼす。
    都合の悪いデータが出てきたら無視してはならない。何か別の要因によるものだと決め付けて、自分の所為ではないと過信してはならない。
    人間は完璧ではないということを、忘れてはならない。
    考えることを忘れてはならない。

    そのデータが意味するところを、パロマの場合は「死」というデータの意味をしっかり受け止めなければならなかった。

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君は誰に殺されたのですか―パロマ湯沸器事件の真実の作品紹介

息子が東京で一人、急死した。病死だという。が、10年後、両親は、その死因が実は一酸化炭素中毒であったことを知った。何故?どうして?息子の死の真実が知りたい!親の一念が、警視庁を再捜査へと動かす。そして、驚愕の事実が明るみに出る。パロマ湯沸器事故により、20名以上の死者が出ていたのである-。第13回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞の著者が描き出す、あまりにも劇的な衝撃ドキュメント。

君は誰に殺されたのですか―パロマ湯沸器事件の真実はこんな本です

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