崩御と即位―宮中で何が起こっていたのか

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著者 : 保阪正康
  • 新潮社 (2009年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103136712

崩御と即位―宮中で何が起こっていたのかの感想・レビュー・書評

  • 謎が残る孝明天皇の夭折から今上天皇まで、天皇家5代に渡る
    代替わりの歴史を辿る。

    「明治天皇に仕えた侍従や官僚は書き物をのこしてはならないと
    当時の宮内省には内規があったとされているし、大正天皇について
    もその内規は踏襲されていたといわれている。」

    最近は皇族側近がいろいろ言い過ぎだよなぁ。ブツブツ…。

    閑話休題。

    あくまでも開国に反対の立場を取っていた孝明天皇が、毒殺説も
    噂される急逝後、16歳で即位した明治天皇は開国から一挙に日本
    を世界の列強国に押し上げる天皇として君臨する。

    その明治天皇が崩御すると、宮廷官僚や政治家、軍部は軍事演習
    等が苦手で文人肌の大正天皇に、明治天皇と同様の資質を求める。

    大正天皇は早くに病に冒されたのは、「大帝」とも呼ばれる明治天皇の
    後をそのまま受け継ぐよう要求される重圧から来たものであったのか。

    病の為、公務さえ覚束なくなった大正天皇に代わり摂政宮として立った
    昭和天皇は、周りを取り巻く物が期待する天皇像になるよう、生来の
    生真面目さで、その時々を務めたのではないか。

    そして今上天皇は、昭和天皇が果たせなかった「祈りの旅」を続けて
    いる。

    これまでの著者の作品同様、多くの資料に丹念に調べ、時代背景・
    政治背景を踏まえて分析された良書である。また、それぞれの時代
    の皇后の役割にも触れていて分かりやすい。

    贅沢を言えば、孝明天皇から今上天皇までを年代順に並べて欲し
    かった。それと、PR誌連載時の「天皇の家族史」の方がしっくり
    したのではないか。

  • 孝明、明治、大正、昭和の各天皇の崩御の流れを考察した書。天皇制に興味のある人以外は読む必要無いかな。

  • 昭和天皇が崩御された時、たまたま日本の外にいた。ニュースペーパーで平成の文字を見たときに時代が変わったことを知った。
    あの日のことはいまだに鮮明に覚えている。

    で、本屋さんでみつけて一部立ち読みした本です。

  • 旧漢字が沢山。それと漢文とか出てきます。
    資料的にはずいぶんと面白いと思いますが、読みにくさはお墨付きです((((((^_^;)

    近代天皇にふれてますが、実際には『明治・大正』が半数以上。
    だから『明治・大正天皇』についての人柄とか、背景が判ります。面白いです。
    『天皇』という特別の日本ならではの事柄なので、知っていて損はないと思います。
    Lastに近代天皇の家系図が載っています。
    仁孝天皇ー孝明天皇ー明治天皇ー大正天皇ー昭和天皇ー今上(平成)天皇ー皇太子(成仁) 

    ただ、旧漢字を当用漢字にしたものを用意するとかして欲しかったのは我が侭でしょうか?

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