関係の化学としての文学

  • 53人登録
  • 3.67評価
    • (2)
    • (2)
    • (5)
    • (0)
    • (0)
  • 5レビュー
著者 : 斎藤環
  • 新潮社 (2009年4月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103140511

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
斎藤 環
フランツ・カフカ
有効な右矢印 無効な右矢印

関係の化学としての文学の感想・レビュー・書評

  •  先日斎藤環先生の講演を聞き、すごくわかりやすく、そして興味深いお話をされていたので、著書を手にとってみました。

     む、むずかしい…。言葉を直接素材にされる「小説」は関係性のリアリティが最も大きい表現だ、ということを語られています。具体的に例に挙がっていた作品をどれも読んだことがないことも相まって、理解度は5%くらいかもしれません…。
     母娘の関係のくだりは、なんとなく頷けたかと。小説に描かれているリアルな母娘の描写は、自分の実体験と重なる部分も多くて胸が苦しくなったことがあるので。

  • 関係が関係に関係する-関係性の四象限。関係の化学の作動を支えているのは、シニフィアンの運動である。もしそうであるなら、言語を直接の素材とする小説が、もっとも化学反応を呼び起こしやすいのも当然だ。どれほど衰退が叫ばれようと、小説が読まれ続けるのは、ひとつにはこうした「関係の化学」の享楽ゆえである。他ジャンルの追随を許さない関係性のリアリティゆえに‥。
      ――2009/09/30

  • 新潮2009年7月号書評より

全5件中 1 - 5件を表示

関係の化学としての文学の作品紹介

「小説」は関係の化学である。「まんが・アニメ的リアリズム」「ゲーム的リアリズム」など表現スタイルごとに固有のリアリティがあるが、こと「関係性のリアリティ」においては、言語を直接の素材とする小説が圧倒する-。文学の可能性を示す画期的な表言論。

関係の化学としての文学はこんな本です

ツイートする