男と点と線

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  • 新潮社 (2009年4月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103143215

男と点と線の感想・レビュー・書評

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  • 初めて山崎ナオコーラさんの作品に触れて、かなり衝撃を引き摺った「スカートのすそをふんで歩く女」が入っている短編集。
    こんなに世界中にたくさん人がいるのに、関係が、恋愛友情家族だけなんてそうでしか深く関われないなんて未だに信じがたい。そんな私は「スカートのすそをふんで歩く女」を読んでちょっと泣く。それでも世界は素晴らしい、とか人間が好きとかそんな考えや感情が微塵もない私が人との繋がりは素晴らしいという気分に、ナオコーラさんの作品を読んだ時だけになる。

  • 「この子といるとつい、口が笑ってしまう。
    横に広がるのが、オレの口の大きさじゃ足りないくらいで、
    もっと大きい口だったら、もっと笑えたのに、と思う。」

    そういう相手っていますね。

  • 色々な場所と男女がテーマ?
    どこかへ旅したくなる。
    『物語の完結』のアルゼンチンが気になる。

  • 男と女は、出会う。

    短編集。
    マレーシア、フランス、中国、日本、ニューヨーク、アルゼンチン
    舞台は世界をまたがって、さまざまに展開する。

    おっもっしろっっ!って、感じ、
    いいよナオコーラ、好きだよナオコーラ。
    あとがきの最後、

    人と繋がれるということが、作家の喜びのひとつです。
    そうして、今、この本を読んでいるあなたに出会いました。

    泣きそうになった!(自意識

    マレーシアで第二の人生を過ごす夫婦、妻がちゃっかりと貯めてる離婚資金を、夫婦のピンチの度に使うのがかわいらしい。

    中国の19歳の幼い社長とその姉と、日本の製薬会社のヤマダの夢の出来事みたいなやりとりがおもしろい。

    なかなか夢中になった)^o^(

  • 「スカートのすそをふんで歩く女」が一番好き。最後の3行が昔美術手帖に載ってた「あたしはヤクザになりたい」みたい。今これで思い出したけど美術手帖のその短編が私の初山崎ナオコーラで、かつ妙に気に入って何回か読み直してた。
    他のはあまりぴんとこなかった。

  • 以前読んだものだったが
    記憶がおぼろげなのでまた新しい気持ちで読めた。
    山崎ナオコーラの文章は瑞々しくて制限がなくて好きだ。
    さりげないところで味のある文がそっとある。

    慧眼
    こんな風に人生に折り合いをつけて
    少しの諦めと方向転換を必要な時にして
    奥さんを大事にしてお互い支え合えるのって素敵。

    スカート…
    男同士の間のくだらないテンションやノリは
    たまに見るとたしかにおもしろいし羨ましい。
    それもいつか失われていくものだと最後に感じているところが
    作者と同世代なので今まさに感じている。

  • 「スカートのすそをふんで歩く女」
    と、まさに同世代、大学卒業間近、だったのでこの話がいちばんぐっときた。
    「男と女」がテーマの短編集で、たしかに、年齢が上がるごとに単に性差というファクターだけで乖離していくことってあるのかもしれない。大親友にはなれなくなってしまうのかもしれない。
    なんなんだろう。

    ナオコーラさんは
    「膨張する話」
    みたいな17歳の少年視点の話とかも、とてもうまい。

  • ずっと想いつづけることでしか視えない境地だと思う。
    頭で理解するのと、実行できるのは訳が違うから。

  • 好きな人と家族を築くというのは当たり前にできることじゃないのだなと。

  • この人の作品初めて読みました。
    ちょっと相性悪かったようです……。私からしたら何が言いたかったんだろう、というのが正直な感想です。
    でも女性なのに男性視点、それも年代の違う登場人物の心理描写を書けるのは素敵なことだと思いました。

    一瞬、あれっ、男だっけ、ナオコーラは。とか思いましたもん。

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男と点と線の作品紹介

68歳の老夫婦、32歳の会社員、22歳の女子大生と男友だち、17歳の高校生カップル、42歳の独身男性、28歳の小説家が世界のどこかで誰かと何かと出会う。大人たちに捧ぐ、恋愛・関係小説。クアラルンプール、パリ、上海、東京、NY、世界最南端の町でめぐりあい、つながりあう。大注目作家が新世界に挑む大人のための全6篇。

男と点と線の文庫

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