三人姉妹

  • 219人登録
  • 3.09評価
    • (3)
    • (20)
    • (73)
    • (14)
    • (1)
  • 51レビュー
著者 : 大島真寿美
  • 新潮社 (2009年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103144311

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
万城目 学
小川 糸
村上 春樹
三浦 しをん
村上 春樹
大島 真寿美
東野 圭吾
有川 浩
有川 浩
伊坂 幸太郎
伊坂 幸太郎
冲方 丁
角田 光代
大島 真寿美
湊 かなえ
大島 真寿美
有川 浩
伊坂 幸太郎
奥田 英朗
有効な右矢印 無効な右矢印

三人姉妹の感想・レビュー・書評

  • 黒タイツに赤いパンプス、レギンスにペタンコのストラップシューズ、
    ストッキングに華奢なサンダル、と
    足元だけで三人姉妹の性格まで想像させてしまう表紙(しかも猫がいる♪)に
    期待をむくむくと膨らませて開いたのだけれど

    「母親は、」で始まった文が「。」に辿り着くまで7行という、1文の長さに驚きつつ

    うんうん、大島真寿美さん、いろんなスタイルで書けるんだなあ。
    この三女の水絵の長い長いモノローグ、
    脳内ではめまぐるしく思いが駆け巡ってるのに
    実際に言葉として口に出すのはほんの少しで、しかもゆる~く喋ってる感じが
    しっかり伝わってきて、すごいなあ。
    と、感心して読み進めて、読み終わって、ふと気づく私。

    猫、出てこなかった!そこらへんをさりげなく通り過ぎる野良猫すら!

    というわけで、猫が出る♪きっと出る♪という
    勝手な思い込みを裏切られた(?)悲しみで☆は少な目ですが、
    きっちり描き分けられた三姉妹の個性あふれるやりとりが楽しく

    劇的な事件が起こるわけでもない、ごく普通の家族の日常の
    明るさの中に潜む小さな毒や、切なさの中に潜む滑稽さをあぶり出す
    大島さんの上手さが存分に発揮された作品です。

    いきおくれ、いじわる小姑と噂されようとどこ吹く風で
    昼間は事務服を着た取締役として、自動車学校で地味に堅実に過ごし
    夜になると、ポルシェで高速をガンガン飛ばして
    ドライブインでジンジャーエールをラッパ飲みする
    長女の義妹 雪子が、惚れ惚れするくらい素敵です。

  • どこにでもいそうな三姉妹。
    いや、今は3人きょうだいというだけで、少ないかな‥

    リアルで共感しやすい設定。
    長女の亜矢は見合い結婚して子供も一人いるが、離婚すると息巻いて実家に戻ってくる。
    裕福な家に嫁いだが、向こうの両親や小姑に息が詰まることもあるらしい。

    とばっちりが来るのではとはらはらする三女・水絵は大学卒業後フリーター。映画が好きで、映画研究会に今でも関わりながら、映画館でバイトしている。
    翌月、友達と免許を取るために、長女の嫁ぎ先が経営する自動車学校に行くことにする。
    穏やかな旦那さんは歓迎してくれ、長女も気晴らしになる様子。
    先月あれほど揉めたのにと内心呆れる妹。
    旦那の妹の雪子は学校を手伝っていて、徹底的に地味だが、実は意外な面を持っていることも知る。

    次女の真矢は、さっそうと働いていてキャリアウーマン志向、もともと要領が良い。
    真矢が行きつけのバーのマスターのグンジさんは、映研のOBでもある。
    グンジさんのほうは真矢をゆっくり口説いているつもりなのだが、真矢はゲイだと思いこんだまま。

    水絵は映研の後輩の右京君と付き合っているのだが、恋人と言い切れるほど盛り上がっていない。
    次第に連絡が減ってきて落ち込んでいたら、年上の女性と歩いていたという報告が。美人で評判の大学院生の澤さん。
    思いがけなくその女性が会いに来て、水絵に謝ってくる。恋人と別れた直後で甘えてしまって誤解させたが愛しているわけではないというのだ。謝られても‥
    澤さんが映画研究会の映画に出てくれるなら、そのメイキングを自分に撮らせてくれるなら許すと条件を出す水絵。
    妙なことをすると周りに呆れられるが?

    ほのかに笑えて、情けなくても深刻すぎない~けっこうありそうだけど、自分は体験していない、友達の話を聞くような感覚。

  • 三女目線の話。
    家族の距離感のようなものがうまく描かれてると思った
    長女、次女目線の話も読んでみたい

  • 書店のポップで気になって手にとりました。大島さんの本は初めてです
    三人姉妹の末っ子水絵の目線で繰り広げられる連作短編小説。
    だらだらと文字が連なってるけど、言葉は軽く綴られてるので読みやすい。
    右京みたいな男、絶対やだな。

    角田光代さんの短編が好きなひとはわりかし好きかも。ガールズポップなお話

  • 本全部が「三人姉妹」をテーマに書かれたものと思って読んでいて、それにしては一人ずつに際立った個性があるわけではなく、末っ子の恋愛うじうじ話ばっかりだなあ…
    と。
    読み終わってやっと気付いた。
    短編集によくあるように、収録作品の中のタイトルの一つが、本のタイトルになっていたのでした。
    ぜんぶ水絵の話で、水絵は三人姉妹なわけだから、勝手に感違いしていました。

    家庭に大きな事件や秘密があるわけではなく、末娘の水絵が、フリーターしながら学生時代からの仲間と自主制作映画の製作にはげみ、
    こちらから告って付き合い始めた男の子のことを、『本当は惰性で付き合ってるんじゃないか』『私のこと、本当は好きじゃないんじゃないか』
    『このままフリーター続けたら、家族の当たりがキツくなるんじゃないか』
    などと、延々と、淡々と考えつづけるお話だ。
    お、これから面白くなりそう!(ヒロインの水絵的に)
    と思ったところで終わってしまった。

    しかし…
    面白くなってしまっては、この本的にはまずいのかもしれない。
    なにも成し遂げなかった、何も残らなかった日々だからこそ、後で振り返ったらキラキラして見えるんじゃないか、びびちゃんが、そんなことを言っていた。
    形のあるものを残してしまうと、あとでそれを見て、「つまらない」と感じておしまい、と。
    あ、目からウロコかも。
    何も残っていなかったら、美化することも可能なんだな…
    美化する云々は、私が勝手に思ったことですが…

    とにかく、末娘水絵の、何も残さずに消えて行った若い日々…それを描くのがこの本なのだ。多分。
    残らないものこそが美しい、というのが大島さんの考え方なのだろうか。
    『空に牡丹』も思いだす。

    しかし、無個性とも言える三姉妹だった。
    読み始める前にタイトルから想像をたくましくした、姉妹同士のドロドロな葛藤は無かった。
    (変な妄想して申し訳ない)
    びびちゃんの方が印象的だし、長女の嫁ぎ先の小姑・雪子さんはかなりキョーレツだ。
    そして、男性陣の方が生き生きと描かれ、リアルで「あるある」な感じもした。

  • 2014.11.8 読了

    三人姉妹の末っ子目線の話。

    あまりに淡々と進行してゆく。
    終わり方も スルッと終わって、
    えっ?!Σ(・ω・ノ)ノ 終わり??
    て 感じだった。

  • 『ワンナイト』がおもしろかったので、こりゃいい作家さんに巡り会えたな~と嬉しい気持ちになりながら読んだけど、これはまたすごくつまらんかった…。
    文章がなんともくどい。小説書き始めたばっかりの人!って感じ。こんなにダラダラ書き綴ればいいってもんじゃないよ、と読みながらイライラして、何度も読むのやめようかと思ったけど、とりあえずどう終わるのかは見届けようと半ば意地になって読んだ。けど、読み終わっても特に何も残るものはなかった…。主人公に魅力がないと物語もおもしろくない。

  • 26.5.18
    無職でもまわりと比べて大きく焦ることなく自分のペースを貫いてる水絵が、年下ながら憧れる。
    他人の淡々とした日常のなかにも、ドラマまではいかなくても色々あるもんだよね。
    姉がいたらこんな感じなのかあと思った。
    雪子さんがかっこいい。温さんは人が良すぎ。

  • 就職もせず、フリーターをしながら、自主製作映画を作る、末娘の物語。
    空気がゆるいが、不思議と心地よい。
    年の離れた姉たちに、いいようにあしらわれつつも、あたたかい家族。
    一応、騒動らしきも起きるが、危機的な感じがしない。
    何が起こるでもないけれど、楽しめた。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-088f.html

  • 会話文がずらずらと並んでいて、でもとってもテンポがよくて、その場に一緒にいるような気分でしたね。

  • 女きょうだいがいないので、姉妹っていいな~と羨ましくなった。途中ダラダラして飽きて来ちゃったけど、最後は楽しそうでワクワクしてきた。

  • きちんと就職しなさい

  • 長女亜矢の(年上の)義妹、雪子と、三女水絵の友人、びびちゃんが良かった。
    男の人も、女の人も、いい塩梅に力、抜けてていいな、と思う。

  • 大学を出ても就職せず、ミニシアターでバイトしながら仲間と映画作りをしている水絵は三人姉妹の末っ子。長女の亜矢はある日子連れで実家に戻って離婚騒動に、次女の真矢は不倫を脱し、奇病にもまけず転職に成功。水絵は映画合宿がつぶれて、好きな彼とはうまくいかず、夜中のドライブを楽しんだけど、今度は家族の危機が!三姉妹のゆるやかな毎日を瑞々しく描き心温まる長編小説。 (「BOOK」データベースより)

    初めての作家さんですが、最初の1行ではまって読みました。テンポがよくて面白い~。水絵のキャラがいいですー。自分の置かれている状況に逆らわず流されてゆくまま控えめに幸せを探すさまが、頑張ってる人たちにきっとここちいいと思う。これでいいんだ、と安心。三人姉妹って楽しいかも。

  • タイトルに惹かれて読みました。この小説に流れる雰囲気は嫌いじゃなかったなぁ。大島さんの他の本も読んでみよう。

  • 主人公・水絵の視点でゆる~く語られる物語。
    女子はこうだよな、と思いながら、小説読みながら自分の過去を思い出したり…

    雪子さんがいいキャラだった。
    主人公が付き合ってた右京くんとは、自然消滅とはいえ別れて良かったと思う。

    末っ子はいいなあ。

  • 長女が主役だったら☆×5だったのになぁ。

  • 亜矢、真矢、水絵、三姉妹の物語。主人公は三女の水絵だけど姉二人の生活も結構書き込まれている。姉妹だと兄弟と違って友達感覚が強いように思う。彼氏優先になりやすいし。でも家族。不思議な関係である。亜矢の小姑雪子が面白くて好き。友達になりたいものです。

  • タイトルの通り、三人姉妹の話。
    それぞれにめんどうくさい三人が、それぞれをめんどうくさいと感じながらもなんだかんだ離れられないあたりに家族を感じた。
    雪子さんがかっこよくて好き。

  • 3人姉妹の亜矢、真矢、水絵。友達よりは近くて、めんどくさくて。でも、愛おしい関係。

  • イタリア、ベネチアなどを舞台とした作品です。

  • 大学を出ても就職せず、ミニシアターでバイトしながら仲間と映画作りをしている水絵は三人姉妹の末っ子。長女の亜矢はある日子連れで実家に戻って離婚騒動に、次女の真矢は不倫を脱し、奇病にもまけず転職に成功。水絵は映画合宿がつぶれて、好きな彼とはうまくいかず、夜中のドライブを楽しんだけど、今度は家族の危機が!三姉妹のゆるやかな毎日を瑞々しく描き心温まる長編小説。

  • 三人姉妹ってこうなんだよなぁ。とか思いながら読めた。
    結婚したり、仕事に生きたり、どっちにもつけずだったり、
    三者三様だけど悩みは尽きず、行ったり来たりの生活観のある感じが楽しい。

  • 大学卒業後も就職せず、ミニシアターのバイトをする主人公。「就職しないですんだのに」という主人公にイマドキな若者の感覚を感じたけど、意外にも著者が1962年生まれでびっくり。

全51件中 1 - 25件を表示

三人姉妹を本棚に「読みたい」で登録しているひと

三人姉妹を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

三人姉妹を本棚に「積読」で登録しているひと

三人姉妹の作品紹介

大学を出ても就職せず、ミニシアターでバイトしながら仲間と映画作りをしている水絵は三人姉妹の末っ子。長女の亜矢はある日子連れで実家に戻って離婚騒動に、次女の真矢は不倫を脱し、奇病にもまけず転職に成功。水絵は映画合宿がつぶれて、好きな彼とはうまくいかず、夜中のドライブを楽しんだけど、今度は家族の危機が!三姉妹のゆるやかな毎日を瑞々しく描き心温まる長編小説。

ツイートする