- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103145196
感想・レビュー・書評
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ワタシの頭が次第に弱くなっているのか、それともたまたまきつい作品に当たったのか、今回は筒井ワールドに浸かりこむことができませんでした。90年代に「言葉狩りと差別」という本があって、少数者の表現が駆逐されていく様子が描かれていました。井上ひさしさんや筒井さんの意見が掲載されていたのを覚えています。
本作中の「最後の喫煙者」はまさにそういった少数者が追い詰められていく様子が絶滅危惧種のように描かれていてやりきれない気分になりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ぼくを通してくれて、ありがとう」
ー[夢の検閲官]少年 -
彼の作品は大好き。
毒爆発だけれども文章も癖があるけれども
それでも大好き。
彼らしいといえる作品が
文章の構成というものを
フルに利用した「レトリック騒動」
一度見たら忘れないはずです。
そして映画好きなんだな、と
言うことがよく分かる「CINRMAレベル9」なんかも
面白かったです。
終わった後の作者のコメントにもホッ。
目くるめく筒井ワールドを
堪能できる作品でした。 -
かなり最初の方に読んだショートショート
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短編集。筒井康隆作品を初めて読んだけど、なんか変わった話を書く人なのね〜