薬屋のタバサ

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著者 : 東直子
  • 新潮社 (2009年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103150312

薬屋のタバサの感想・レビュー・書評

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  • 寝覚めの悪い夢を見た後のような。

  • 霞みたい

  • 『わたしは、ほんとうはとても、こわいのです。こわくてこわくて、ならないのです。なにもかもなかったことになればいいと、ふと思えてならないのです。そして、そんなふうに思ってしまうこと自体が、こわいのです』

    夢の中にあるような街にたどり着き、成り行きを自然に受け入れてタバサと同棲、出産をする主人公。
    母親の影に縛られているようにも見える薬屋のタバサ。
    そして、主人公の前に度々存在を現す母親、ルリは何を伝えようとしているのか。

    ラストには自身の存在が何か別のものに変わってしまうようなめまぐるしい転換が起こる。

    人間は他人との関わりの中で生きているが、それは時として移ろってしまうものなのか。
    全篇通して死のにおいのようなものが漂っている、不思議な小説でした。

  • 配置場所:広呉図書1F
    資料ID:93096799
    請求記号:913.6||H

  • この作者のお話は、いつもすこし怖い。読みやすいのだけれど、後味の悪いものばかりなので、一度、気持ちのいい話も読んでみたいなと。

  • 夢の中の街をさまようような不思議な世界。タバサの調剤する薬と登場人物の死。そして赤ん坊。「命を産むということは、死を産むということでもある。」謎が多い。

  • 薬屋のタバサのもとで暮らす由実。
    自分が何故ここにいるのか、これからどうするのかが曖昧なまま、この町の奇妙なコミュニティに組み込まれていく。

    どんどんタバサ達のペースに飲み込まれて、最後には訳の分からない状態になってしまった。自分がどこから来たのかも分からないのに、奇妙な男と同棲生活を送り、必然のようにその男の子供を腹に宿す。

    タバサの母親ルリさんが再三手紙で忠告してくれたように思えてならない。「私のようになるわよ」と。

    出産を迎えた由実は、ルリのように若くして死んでしまうのだろうか。手首を切って底なしの池に血を浮かべ、どこか恍惚とした様子で死んでいったルリ。

    この先の由実が心配でならない。

  • タバサが住む町は実在するのか?山崎さんがどうしてこの街で過ごすのか?
    全くわからないことだらけの、空想感溢れた小説

  • 結局最後までタバサの正体が良くわからなかった。タバサが調合している薬は何だったんだろう?由実に飲ませていた薬は何だったんだろう?途中から残りこれだけだけどうまくまとまるのかなぁ…と心配していたら風呂敷を広げて多くの謎を回収しないまま終わってしまったので、消化不良。判断は読者に委ねられたということなのか…。恋愛小説というより幻想小説っぽい。2012/468

  • 現実なのか幻想なのか妄想なのか不思議な世界。
    歌人らしく美しい言葉と表現でつづられている。
    生まれること生きること、そこに存在することを考えては迷うひとの人生についてゆらゆらと描かれる。
    とらえどころの無い不思議な話なのだけど、心の奥に響いていてなんと言えないもの悲しい読後感にみまわれる。

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薬屋のタバサの作品紹介

自分を消そうとしていた女が、一軒の古めかしい薬屋にたどり着いた。つかみどころのない、独身の薬屋店主、平山タバサと町の住人との不思議な日々。身を任せる安らぎと不安。リリカルな長篇。ややこしくなった、心と身体がほぐれる魔術的な恋愛小説。

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