雑司ヶ谷R.I.P.

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著者 : 樋口毅宏
  • 新潮社 (2011年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103169321

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雑司ヶ谷R.I.P.の感想・レビュー・書評

  • 著者の意図にのっとって2011年8月26日以降に図書館で借りて読みました。
    人間関係とか、前著を脇に置いて読んだほうがよかったのは確か。
    借りてきたような表現で構成されてるから、暴力シーンも性交シーンもサクッと読めるのがいいところなんだろうか。
    ここまでの分量を捧げられた親戚の方はどう思ったんだろうかと思ったんだが、名前の挙がっている三名のうち二名は鬼籍に入っていらっしゃるようだし、一名の方はたぶん高齢でお読みならないのだろうと思うので、…ってことは、親戚に“カタ”を付けたかったのか知らん。
    あと、300ページに出てくる「人生不信」って、そんな言い方あったのかと思ったんだが。
    <追記>
    てか、2ちゃん的な表現を含むなら、横書きでもよかったんじゃないの(たぶんオリジナル原稿は横書きなんじゃ??)というのと、サブカルの意匠を施したノワール? バイオレンス? というよりは、「あんたらの信じてた(る)宗教ってこういうんだろ(唾)!」って話なんだよぬ? &映画に年齢制限とかあるなら、残虐シーンとか殺戮シーンがたくさんあるこの手の小説にも年齢制限があってもいいんじゃない感。

  • イライラしてるときに読み始めたらイライラが同期されて最後読み終わったときにはそこそこすっきりできました。
    ババアすごいな。執事も。またイライラしたら読みます。

  • 長い。
    エンターテインメントに徹した小説ですが、それにしてもドタバタすぎる。
    映画のような小説でした。

  • 教祖誕生秘話。前作よりちょっと長くて途中あきるところあり…。プロレスネタは興味無い人にはつまらなかった。まだまだ続くらしい。

  •  凄い作家が現れたものだ。『民宿雪国』で、その奇妙な作風に唖然とし、『さらば雑司ヶ谷』でその暴れっぷりに朦朧としたのだが、それを引き継ぐ本書では、さらにスケールアップしてこの作家の未だ見えぬ底の深さを思い知らせてくれる。

     破壊力、クレイジー度合い、無法さ、好き勝手さ、法螺の巨きさ、下品度、スプラッタ度、妄想力、等々においてそこらの作品を完全に凌駕している。

     ジャンルとしても規定し難いほどのごった煮であるにせよ、総じてみれば都市型ノワールと呼んでいいかもしれない。

     雑司ヶ谷という地域がよくわからなくて、ネット地図で調べたところ、路面電車に雑司ヶ谷という駅があるのか。この辺は車でよく走っていたけれど、雑司ヶ谷の名にはあまり覚えがなかった。宗教法人がうようよしているのもこの辺り。学習院や、田中角栄の家もこのあたりにあったっけね。

     なぜ雑司ヶ谷に魔の存在たる泰(たい)という猛女が棲むのか、その辺りは『さらば雑司ヶ谷』では明らかにされていなかったのだが、本書はその泰の人生を昭和史に沿って綿密、かつドラマチックに描いてゆく。その破天荒さ、無軌道ぶり、お下劣さなどは権力者イメージそのものなのだが、それを成し遂げる形が宗教であるというあたりが、雑司ヶ谷という土地にフィットするものがあるのかな。

     逆転また逆転の裏切りが連続する中で、太郎という直系子孫(前作『さらば雑司ヶ谷』の主人公)が、アイデンティティを求める旅と、同じく、過去へフェイドバックしての泰の生き様とが、巨大スケールの日本裏面史というような闇のクロニクルを紡いでしまうところが、この作者の並ではない筆力を匂わせている。

     従来の小説というイメージをとことん破壊するそのポテンシャルは、和製ジェイムズ・エルロイと言え、打海文三の法螺話を引き継ぐ都市ノワールの系譜を継ぐ者とも呼びたくなる。

     泰という母の死に始まる本書から昭和史ごと振り返ってゆくこの小説を読む間に、ぼくの実母が亡くなったのだが、物語中の時代時代の描写と、実母の生きた時代とが、どこか重なる辺り、なんだか運命のように感じつつ、多忙のさなか、本書を少しずつ読み進めていた。

     大いなる母の死を通して、その子供らがアイデンティティを求めて命を駆け引きしてゆく小説に、リアルな己れがどこかで重なってしまうような錯覚に落ちて行ったのである。

  • ぐちゃぐちゃで、場面がどんどん進んでいって、それでいて、思わずにやりとしてしまう感じが好き。

  • 『図書館で貸し出ししないでください』といった趣旨の”お願い”を掲載した事で話題に.中身には興味ないけど,記録だけは残しとく

  • ストーリーテラーとしてどうこう、という以前に自分の脳をぱかっと開いて、知っていることを愛情をもって繋げて、もう一回全然違う話として成立させる、みたいな感じのハチャメチャ話。

    例えば小沢健二であったりとか、格闘技とかに対する愛というかウンチクが楽しい。僕は好き。

    でも、話がぶっ飛んでる分、終結に向かってしりすぼみして行く感じは池上永一あたりのSF物を思い出す。

    でも、男同士のセックスはそんなもんではないはずだと思うのだか。いや、わかっていてそれも邪道の邪道を描いたのか。

  • 前作の続編なので読んでみた。それなりに面白かったがやはり長い。サブカル的知識が試されている気がする。外伝、スピンオフも今後続きそうなのでそこに期待。それと巻末に列挙されたオマージュ、パクリの元ネタも読んでみたい。

  • 相変わらずメチャクチャ。
    しっかりAKB48の名前がでたりするのにそのコらが太郎たちの慰み者になる時は制服を着たアイドルグループと遠回しな書き方になるのが面白い。そしてここまでオザケンの事をベタ褒めできるのはこの人しかいないと思った。
    ただ長すぎかな。前作ぐらいの長さでちょうどいい気がした。

  • 泰幸会教祖102大河内泰 執事の山下敬司 南池袋斎場 しんや 京介 西武デパート 徹平 BL 伯父貴=貴之 北朝鮮の金さん親子から学んだ手法
    嘆願たん‐がん事情を詳しく述べて熱心に頼むこと。懇願。「釈放を―する」
    零れるこぼれる この世界への復讐の炎を滾らせていた ハーフJapanese ウィリアム・テル ボーガン 林檎 全部食い散らかしてやる This Is It=これで決まりだ エコとエゴは濁点違い タモリ
    スラッカーslacker怠け者。サボり屋。
    コペルニクス[1473~1543]ポーランドの天文学者・聖職者。プロシアの生まれ。神学・医学・数学・天文学を学んだ。天体観測を続け、ギリシャ思想をうけて地動説を主張。近代天文学の出発点を確立。ポーランド名、ミコワイ=コペルニク。著「天球の回転について」など。
    秀子 東京大空襲 マネージャー プロデューサァ 今日はすき焼きだね 小沢健二 ゴスペル 強い気持ち・強い愛 赤塚不二夫 北野武 タランティーノ 痛快ウキウキ通り 覚せい剤 香代 アドリブ漫才
    はなし‐か【×咄家/×噺家】落とし噺・人情噺・芝居噺などをすることを職業とする人。落語家。
    アムール【(フランス)amour】1 愛。愛情。恋愛。2 愛人。
    雅子 ゴー・テイエシン 芳一 戦友 小林多喜二 拷問死 現人神 杉内 千人針 メディアミックス戦略 イット=SEX
    エピゴーネン【(ドイツ)Epigonen】思想・文学・芸術などの、追随者。独創性のない模倣者。亜流。
    石田吉蔵 亀田三兄弟 打投極 ゲロ ペンタゴン回想録 ゴジラ ギモラ 放射能 惟幾これちか 胃ガン 巣鴨プリズン跡地サンシャイン誕生日 池袋 パレード 皮被り
    ミミック【mimic】1 他人の動作・言葉などを模倣すること。また、その人。2 パントマイムの役者、および作者。3 せりふ劇やオペラなどで、俳優の身振り・動作。特に、物まね動作。
    ウチナー マーシー再逮捕 キリストの復活 統計学 偶然は奇跡にすり替わる
    ふく‐いん【福音】1 喜びを伝える知らせ。よい便り。「―をもたらす」2 イエス=キリストによってもたらされた人類の救いと神の国に関する喜ばしい知らせ。また、福音書にしるされているキリストの生涯と教え。
    搾取 典型的な日本人 最高の現世利益を本能の求めるままに追求せよ
    正しい奴が腐った奴を引き裂いてやるのはいいことなんだろう
    三浦寿嶽 影武者 聖戦 洋子 命をぶつけてくる者 サンシャイン60 ダイヤモンド
    あなたのようになりたいと強く願いながら、私は私でいたかった

  • 荒唐無稽。
    ぶち壊れているのは、この小説か、現実か。

  • 過去シーンが退屈。読了せず売却。

  • さらば・・・よりこっちのが読みやすい。愛ある毒がたくさん。秋元さん、NIGOさん、村上さんむちゃくちゃ書かれてるし。人物相関がちょっと分かりづらかったけど許容範囲。格闘技詳しくなくても楽しめた乱闘場面。これ、映像化せーへんかな。できへんか。

  • 久々にためにならない本を読んでしまった。

  • 最後まで惹きつける圧倒的な物語と構成力。前作「さらば雑司ヶ谷」を超える壮大なエンターテイメント小説。次の作品が待ち遠しい。

  • 前編の続編だが,グロの度合いが増えているような?
    続きが楽しみでもあり,そうでもないような?

    スピード感溢れる読み物。

    2012/03/18図書館から借用; 3/20からの出張の往路から読み始め,3/24の帰路で読み終わり

  • 今回は、『 泰、人間になる 』 と 『 太郎、こぶ平病をこじらせる 』 の二本立て。

  • 文章自体はエロくてグロいんだが、黒くない。
    こないだ読んだ「悪の経典」のほうが、何倍も脳髄に残る感じ。

    スケールの大きさは読んでて心地がいいし、テンポもいい。
    どうやって話を終わらせるのか、楽しみに読み進めたのに、最後の最後でしりすぼみ。

    残念。

  • 「さらば雑司ヶ谷」に続いて、いや、同じくどっと疲れた。
    エグくてバイオレンス。
    でも、何か頷くところがあった。
    なんだったんだろう。

  • 続編は必要ないな。話も現実味がなさすぎることが多かったし。

  • 「さらば雑司ヶ谷」のまさかの続編。
    前作に負けず劣らずの鬼畜っぷり。
    新興宗教の太祖がいかにしてのしあがったか、その過程のめちゃくちゃさが面白い。

  • 2011年3月11日。帰れなくなり、オフィスに一人泊まって、読んだ小説。

    ひとりで、ネットを見るのも、ラジオを聴くのも怖くなって、現実逃避するために読み始めたんだけれど、あまりにおもしろくて本を閉じることができず、しっかり逃避させていただきました。

    と同時に、得体のしれない力もわいてきた。

    たぶん、一生忘れない小説。
    (あの日に読まなかったとしても傑作です)

  • 荒唐無稽のひとことに尽きる。

  • 「さらば雑司ヶ谷」の続編でさらにスケールアップというかやりたい放題でちょっと好き放題しすぎって感じもするけど面白いし個人的には大好きです。
    物語は雑司ヶ谷の妖怪とも呼ばれる巨大新興宗教のドン泰が死んだところから始まる。
    そこへ中国から大河内太郎が帰ってきた。
    跡目を継ぐ太郎と初代教祖泰のパートが交互に入り乱れて進んでいくのだが波乱万丈な泰の人生も面白いし現代のパートの太郎の荒唐無稽な話しも面白い。
    前作同様パスティーシュ、オマージュの嵐で好き嫌いは分れそうですがこのスピード感とスケール感はたいしてもんだと思います。

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雑司ヶ谷R.I.P.の作品紹介

一代で巨大教団を築いた雑司ヶ谷の妖怪が死んだ。新教祖就任に向けた儀式と抗争の進む「現在」と初代教祖の戦前戦中戦後の受難の「過去」が交錯する。『さらば雑司ヶ谷』『民宿雪国』著者の最新最高傑作。

雑司ヶ谷R.I.P.のKindle版

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