- Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103177111
感想・レビュー・書評
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芥川賞作品って、いまいちよく分からない。30歳過ぎての結婚は、お互い若いうちに恋愛に破れた果てのもの。奥さんとの会話が11年ないまま浮気を繰り返し年月が過ぎて行く。男性目線で書いた一人称物語。
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今時の芥川賞の本はこんな感じかと思う。久しぶりに、改行の少ない本を読んだ。内容は、すごい駆け足の人生を、さらっと読まされたようで、好みではないかな。
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第141回芥川賞受賞作
夫婦もの。離婚しない。
タイトルから判断して、壮・老年期の話しが始まるのかと思ったら30代で結婚から始まった。
最初は???。だったけど、我慢して読み進めると良いかも。
遊園地に行く辺りから、シュールな芥川賞受賞作品的な感性が発揮される。
夫が唐突に「家を建てる」と宣言。
おっ、遂に「終の住処」が始まる。
その宣言は、あまりにも唐突だけれど、何だか解る気がするのは、企業の中で「コマ」として働いてきた私も もう晩年?だからだろうか?
・何故結婚したの
・浮気性な夫
・不感症的な妻
・11年間の空白
・企業の中で都合よく使われる夫
・でもその中でも充実感を得る?夫 -
読後感が非常によろしくない作品。本位でない結婚をしてしまった主人公。一般化された家族像を目指して子供を作り家を建てる。仕事にも邁進する一方浮気もする。ある日を境に妻と11年間口をきかなくなる。出来事の何もかにも感情的な部分が欠けており、ことさら淡々と物語はすすむ。不本意な結婚に端を発したある種の「あきらめ」が主人公と物語全体を覆っており、重苦しい。
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最初読みづらく、つらつらーと読んでるうちに終わりました。
あはは!って気が抜けた感じ。
30になるから結婚を決めた主人公。
不機嫌な妻。
何故か浮気を繰り返し、仕事をして、家を建てて。
結構みんなこんな人生なんじゃない?
自分の人生に期待すんなよ。
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子供の強引な支配力こそが彼を救ったのだ。
彼は妻に隠れて、密かに子供に感謝した。 -
読みながら、自分も形こそ違うけれど同じような生活をしていたように感じられたから、終盤の展開には動揺したし乗り越えたいと思った。
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なんかなー
本当にどうしようもない男の人の一人語りを聞いた感じ。
どうしても浮気を止められない男って最低だと思うんだけど。この人何も反省してない気がする。挙句の果てに奥さんと11年も口をきかなくなるし。奥さんなんでこんな人とずっと一緒にいたんだろう。
娘さんが一人いるのだけれど、両親の意思疎通の橋渡しをさせられるって、普段からさせられている私からすると、かなりきついものがあるよ。
なんかなー
読んでてもやもやしました。 -
第141回(平成21年度上半期) 芥川賞受賞