すっぽん心中

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著者 : 戌井昭人
  • 新潮社 (2013年8月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103178231

すっぽん心中の感想・レビュー・書評

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  • 場面を想像すると嫌な感じがジワリとするんだけれど、不思議と読み進んでしまう(^^;そして読み終えると、それぞれの話のアホさが笑える(^o^;)

  • 2017/02/03

  • 変化を求めず、目の前のことをやり過ごしてきた田野と、痛い目に遭いつづけながらあっけらかんとしたモモ。不忍池で出会ったふたりは上野から霞ケ浦をめざす…。表題作をはじめ、全3編を収録。。

    脱力感…とも違うような、なんとも言えない読後感が残る独特な味わいの作品集。表題作は13年上期芥川賞候補作。「これは純文学だ!」と思って調べてみたら、確かに2009~14年で5回も芥川賞の候補となっていた。作者は劇作家でもあるらしい。「なるほどあのテンポは…」と納得。
    (B)

  • 「すっぽん心中」
    博多弁てかわいいよねと思いながら
    同じ名前のとあるお方に思いを馳せにやける。

    「植木鉢」
    とりあえず轢いちゃうから。

    「鳩居野郎」
    はちゃめちゃで狂ってるのに
    よくわかんないところでやさしい。
    フリスクて。

    (ト)

  • 表題作の「すっぽん心中」より併録されている「植木鉢」と「鳩居野郎」の方がおもしろかった。全体的にユーモアと情けなさが静かに効いている。

  • 超おもしろかった。

    はじめましてです。戊井さん
    すっぽん心中は、このゆるい感じで特に話も意味をなさない感じ、誰にでもかけそうなのに、きっと絶妙ななにかがあって、このような作品になったんだろう。。。
    とまあ、特に戌井さん大好き!にはなってなかったのですが、
    次の「植木鉢」と「鳩居野郎」は声をあげて笑ってしまった・・・
    植木鉢もなんなんだろう。。。短編でこんなに笑わしてくるんだろうって・・・訝しむくらいです。
    空気感というんでしょうか、男がインタビューを受けて、妻が無言・顔面蒼白の図を想像したら
    「ぶほう」っとなってしまいました。
    「鳩居野郎」も完全なるエッセイとして読んでいましたが、鳩、わたしも嫌いだし共感もありましたが、鳩を釣り糸から解放するために悪戦苦闘する姿(まわりからは狂人と思われている)素直でとてもとても面白かった。
    言葉の使い方とかもまたいいんダナ。
    「ゼーンめつだ!」とかね。

  • いかにもパフォーマンス集団にいた人らしい設定。

  • ものすごく、欲望に正直な人々の話。最近読んだ、バートランド・ラッセルの『教育論』を思い出した。ラッセルは、欲望や本能は抑圧するのではなく、のばす方法を考えねばならぬと書いていたけれど、本作に出て来る登場人物の大半は、それが成功した例ではないかと思った。つまり本能がのびのびしている一方で、そこにある種の倫理が生じている。

  • 表題の「すっぽん心中」は押し付けがましくない
    かすかな明るさが感じられて、好感が持てる一編だった。
    怖かったのが「植木鉢」。
    普通の男がじわじわとでも確実にタガが外れていく様子が怖かった。

  • 「まずいスープ」もぶっ飛んでる展開で面白かったけど、今回の特に「すっぽん心中」も人間のあったかいところに触れられるほんと良い作品だった。小説では珍しく、舞台が西日暮里から土浦という、世田谷とかに住んでる人から見ると「え、そこどこ?」「そこ東京じゃないっしょ?」って場所が舞台になってる。私は地元がこの辺だからこのなんとも言えない感覚を「駅名では、どんな場所だかわからないような、なんだか哀愁の漂うところ」と形容していただいたことがなんとも嬉しく、作品の素敵さも合わせて作者の作品をまた更に好きになった。戌井さんの作品、ぜひ実写化してほしいなぁ〜。

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すっぽん心中の作品紹介

首のまわらなくなった男と男運の悪い娘、その道行き。おかしさと哀愁は他の追随を許さない芥川賞候補作。変化を求めず、目の前で起こることをやり過ごすのが人生だと思っていた休職中の田野と痛い目に遭いつづけながら、あっけらかんとしているモモ。不忍池で出会った二人は霞ヶ浦にむかう(「すっぽん心中」)。スイッチの入った男の狂騒と暴走(「植木鉢」)、屋上の狂人のバトルと本心(「鳩居野郎」)の三本立てで贈る現代の小説。

すっぽん心中のKindle版

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