• 163人登録
  • 2.92評価
    • (0)
    • (12)
    • (26)
    • (12)
    • (2)
  • 27レビュー
著者 : 青山七恵
  • 新潮社 (2015年8月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103181026

繭の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 読んでいてあまり気分の良い作品ではなかったですが、嫌いではないです。

    自分のDVのせいで、彼に依存してしまっている舞、帰ってこない男を待ち続ける希子、そのふたりを結びつけた男孝。
    正直、それぞれの関係はとても気味が悪いです。
    元凶は孝?

    前半は舞の目線で展開します。その時は希子がとても不気味に感じていましたが、後半の希子目線でのストーリーで、また逆の感想を持つようになり、上手いな~と感心しながら読みました。

    2人は、白い繭から無事出ることが出来たような終わり方でしたが、孝の存在、怖いです。

  • 登場人物が少なく、展開もさしてないままこのページで描くのはちょっと疲れた。うまいとは思うのですが。

  • 一見普通の夫婦のようでいながら、愛し合っているようにみえるが、ひたむきに愛してくれる夫に対し、妻は暴力を振るう。無抵抗な夫に怒りの感情を募らせ、血を流しても止まらない暴力。生々しいまでの感情と描写。何が妻を苛立たせるのか、なぜ妻は暴力を振るうのか。そこに接近してきた一人の女。そこから三人の関係が崩れ始める。愛情で包まれているような妻、順調なような家庭は繭のよう。しかし、その中では次なる変化に向けうごめいている。この繭が割れて現す姿は、世界はどうなっているのだろうか。

  • 三隅舞と孝の夫婦がメインで話が進む.羽村希子は遠藤道郎をパートナーと思っているがすれ違いが多い.舞が一方的に孝の暴力を振るう場面に出くわした希子は戸惑うが,舞と友達関係になり,プールに通ったりし始める,舞は美容室を経営しているが有能な有紗が退職することになり精神的に追い詰められる.舞が失踪したり,道郎と希子が会えなかったり,もどかしい場面が連続して,複雑な読後感を味わった.舞の暴力の原因は何なのか,よくわからない.

  • 「ひとり日和」しか読んだことがないので、不穏な展開に、えっ何これ?!。。。希子視点になってから一気に読んでしまった。
    誰にもある執着が(程度はともかく) どろどろと痛ましく描かれていて、腕掴まれているような、、?

  • なかなかへヴィーな作品。評価が低いみたいだけれど私はこの薄気味悪さ案外嫌いじゃないな。登場人物ほとんど性格悪くて全く共感できないけれど。初期の透明感のある文体から少しずつ変わってきている感じがよいですね。

  • 美容院で髪を切ってもらいながら読み始めたら、主人公は美容師だった…

    共感できる部分はあまりないのに、なぜかひきつけられ最後まで読み進めたが、ラストはなんだか消化できないままだった。

  • どうしたら、もっとふつうに彼を愛せるの?
    誰かわたしを止めて、お願い――
    美容師として念願の自分の店をもち、専業主夫の夫に支えられ、しあわせな結婚生活を送っていたはずなのに。
    気づくと愛する夫を傷つけている舞。
    ある晩、夫を殴打し部屋を飛び出した舞は、帰らぬ彼をひとり待ち続けている希子と出会う。
    白いマンションのなかで渦巻く孤独、次第にもつれる男女の愛と渇き。息をもつかせぬ渾身長篇。
    (アマゾンより引用)

    前半は舞さん目線のお話。
    後半は希子さん目線のお話。
    気持ちとしては希子さんのほうが分かりやすいかなぁ
    それにしても、舞さんの旦那さんも、希子さんの彼氏も嫌いだな(´д`)

  • 人が人を縛っていくのかそれとも自分が縛るのか。みんながみんな闇を抱えていて、それがすごく痛い。こころがどんどん縛られていく。後半からは一気読み。そのくらいテンポがいい。

  • 二人ずつの物語に3人目が入ってくるとさらに不協和音が生じ、だからといって二人ずつの関係もそのままでは決していいものとは言えず。特に途中からのミスミが気味が悪かった。それでもこれもまた、愛のかたちなのだろうか。

全27件中 1 - 10件を表示

青山七恵の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
辻村 深月
朝井 リョウ
西 加奈子
島本 理生
東野 圭吾
東野 圭吾
米澤 穂信
桜木 紫乃
湊 かなえ
西 加奈子
湊 かなえ
Red
島本 理生
又吉 直樹
千早 茜
角田光代
角田 光代
東野 圭吾
湊 かなえ
三浦 しをん
有効な右矢印 無効な右矢印

繭を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

繭を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

繭を本棚に「積読」で登録しているひと

繭の作品紹介

どうしたら、もっとふつうに彼を愛せるの? 誰かわたしを止めて、お願い―― 美容師として念願の自分の店をもち、専業主夫の夫に支えられ、しあわせな結婚生活を送っていたはずなのに。気づくと愛する夫を傷つけている舞。ある晩、夫を殴打し部屋を飛び出した舞は、帰らぬ彼をひとり待ち続けている希子と出会う。白いマンションのなかで渦巻く孤独、次第にもつれる男女の愛と渇き。息をもつかせぬ渾身長篇。

繭のKindle版

ツイートする