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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103192114
感想・レビュー・書評
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小説というか、ほぼエッセイなのだと思う。天気と病気の話をするほかは、常に夢うつつ、あれは7つの頃、30の頃、40の頃…といった具合で記憶をたどり、何の話をしているかも正直よくわからなくなっていく。一文がものすごく長いのも分かりにくさに拍車をかけている。
読んでいると、そのひたすらずっと思い出をたどっているのが怖くなってくるのだ。何かの本に(メイ・サートンだったか?)老いとは未来を見ずに振り返るばかりになることだと書いていたが、そんな感じがする。老いと病と死と、そのにおいが濃密すぎた。詳細をみるコメント0件をすべて表示