万年前座僕と師匠・談志の16年

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著者 : 立川キウイ
  • 新潮社 (2009年11月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103199113

万年前座僕と師匠・談志の16年の感想・レビュー・書評

  • 談志さんんへの熱い思いと
    人間の「業の肯定」がよくわかる
    中々読み応えのある本。

  •  レビューを読もうという人はキウイさんの素性をある程度分かっている人だろう、と云う前提で書くのだけれども、読むと「なぜ16年かかったか」がよくわかります。その辺がよくわかるということは、キウイさん本人がこの本を一生懸命書いているからで、その結果「なぜ二つ目にあげてもらえなかったのか」がよくわかるという作りになってござい。といっても仮説なのですが。ゆるっとした仮説。

     家元の近著『最後の根多帳』で、落語の世界というのは「江戸の風」を吹かせていけばやっていける、と書いてる。「江戸の風」とは何かといえば、江戸時代の匂い、江戸っ子の了見、寄席の雰囲気。これらがあわさって、江戸の風となる。というのが家元の弁であります。
     ということは、逆説的に家元は「江戸の風」の外にいるわけです。ロジカルにどうというわけではなくて「江戸の風」を客観的に捉えられるかどうか。もっといえば、立川流って、この「江戸の風」を客観的に把握できることが噺家としての、江戸っ子としての条件なんだというふうに考えているフシがある。

     ということは、キウイさんは、その客観性という意味で、駄目なのです。合わない。二つ目に非ず、となる。
     でも、16年も家元の下にいたという事実を、家元自身がすごくおもしろがってますわな。これだけ合わないものが、なんで16年も居るのか。つまりは、家元の客観性の外にある価値観を、キウイが共有しているのではないか。
     このくらいのロジックは思いつくことでありましょう。

     そういう意味で、ゆくゆくは「モンスター」になるかもしれない。
     そんなふうに読むと、超面白い本であります。

  • 想像していたよりずっと面白かった。
    立川流のみなさんは本当にみなさん本を書くのが得意。
    キウイ師匠の独特の語り口調がありありと浮かぶような文章で、サラリと読了。

  • 本としては正直「…」。色んなタイプを受け入れる立川流の懐の広さとキウイさんの人の業。そんな感じ。読み物としてもうちょっと面白く書けたんじゃないの?と思いつつもそんなに後味は悪くない。

  • 様々な意見はあるだろうが、芸の力不足が明らかな彼が立川流の中で生き続けていることが許されている理由がわかるような気がする。多様性は、時に奇跡を生む(かもしれない)。その「かもしれない」に賭けたくなる人の気持ちが想像できる。ただ、その奇跡は、彼がいきなり名人になる、というものではなくて、落語界に流れる風の色に幅ができる、程度だろうけど。そんな存在がいても、いいんじゃないかな。という意味での得点

  • 16年の前座生活、今後落語の世界を背負っていくのだから、笑点出演を待っています。
    本の内容は、途中ダラダラとしょうも無いことの繰り返しで、飽きる場面もあり。高座で挽回してね

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万年前座僕と師匠・談志の16年の作品紹介

桃栗3年、柿8年、キウイは前座を16年。あの「立川流」に、落語史上最強の落ちこぼれがいた。

万年前座僕と師匠・談志の16年はこんな本です

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