近代能楽集

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著者 : 三島由紀夫
  • 新潮社 (1990年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103210238

近代能楽集の感想・レビュー・書評

  • 三島由紀夫好き、芝居好きとなれば外せない一冊。私の中では殆ど教典化。卒塔婆小町・葵の上・班女・道成寺が特に良し。未だに自分ならどう演じるか妄想しております。

  • 2/13 読了。
    再読。

  • 能楽の各話を、三島が舞台を近代に置き換えた脚本。
    美輪さんが舞台で『卒塔婆小町』『葵上』を上演される。4月末に観に行く予定なので、予習として。
    『毛皮のマリー』も演出でだいぶ印象が変わっていたので、楽しみだわ。



    『卒塔婆小町』
    「小町」と呼ばれた往時の美しさなど見る影もない乞食の老婆と、深草の少将の生まれ変わりである詩人の、一夜の回想。
    皺に埋もれた顔も、垢じみた服も、垂れた胸も、五味のつまった爪も、美しいと思えば美しい。
    ひとりひとりが、それぞれに感じる美しい「月」がある、とは『綾の鼓』でも語られていた言葉だが、主観性の物語。

    脳内で物語を描く分には、老婆の衣装を取り替えて、絶世の美女に仕立て上げるのは造作もないけれど、舞台ではどのように演じるのだろう。
    美女と老婆の変化は、美輪さまにはピッタリの役柄じゃあございませんか。
    『黒蜥蜴』で見せた「七色の声音」や「七変化」がまた見られるのかと思うと、楽しみでならない。

    姿勢と声の出し方は、とても大事ですな。
    パソコンに向かっていると猫背になりがちなので、表を歩くときには、鏡を見るたびに姿勢を正す日々。


    『葵上』
    美輪さまは六条御息所ですか!!
    妄執にとらわれた女の情念。美輪さんがよく歌うシャンソンでは、美貌の衰えを嘆く女の姿が多いけれども、これは奪い返しに来る女ですよ。
    怖ー……

  • 邯鄲、綾の鼓、卒塔婆小町、葵上、班女、道成寺、熊野、弱法師の8編を収録。特に「卒塔婆小町」がたまらなく好きです。はじめて読んだとき「何これ、何これ??」と超興奮した覚えが…。実際に見たことのあるお能は、「葵上」と「道成寺」だけですが…。

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