二つの祖国 (下)

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著者 : 山崎豊子
  • 新潮社 (1983年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103228127

二つの祖国 (下)の感想・レビュー・書評

  • 現在の国際法では、どのように解釈しても、戦争を犯罪とすることは出来ない、戦争遂行の"方法"だけが、法的規律のもとに置かれている、もちろん、私は平和を愛好する者ですが、戦争を犯罪として裁く法律が国際法に出来ない限り、東京裁判に被告を戦争犯罪者とすることは出来ない 東京裁判は、法服をまとった復讐の裁判だといわれた 主要参考文献一覧 150冊余、膨大な資料を読み込んで小説に書き込んだ

  • 主人公に気持ちが乗り移ってしまい、最悪の気持ちで迎えた読後感。

    下巻に入り、悲しみと虚無感が交互に押し寄せてくる物語展開。
    しかし読者は涙に流されることを許されない。

    戦勝国が敗戦国を裁く国際軍事法廷。
    作者はその理想と矛盾を暴き出す。
    行き詰る法定でのやり取り。
    文官で唯一絞首刑に処せられた広田 弘毅の無念さは如何ほどであったろう。

    アメリカの傘の下で繁栄を謳歌する我が国において、一体どれだけの人が、アメリカの犯した罪を知っているのか。
    骨抜きの日本人に喰らわす鉄槌のような小説だ。

    緻密な取材が伺わる。
    もはやフィクションとは言えない。
    各人を取り巻く状況は限りなくリアルで絶望的。
    作者が最後に突きつけた結末に呆然。

  • 東京裁判の話。
    最後が衝撃的だった。

  • 田中周子さん(情報メディアセンター)推薦

    学校の授業では教わらないであろう、日本の歴史の一つです。

  • 時間をおいて、最後の2章を読み終えた。

    今まで読んだ本で、これほど自分に重くのしかかってきた本はない。Dual identityがはっきり出てくる。

    この本はこれからも大切にしていく。

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