- Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103228158
作品紹介・あらすじ
混沌のカラチから砂漠の街テヘラン、地の果てアフリカへ-流浪と別離の日々は、十年の長きにわたった。帰任を待ち続けた母の死、同期の友の裏切り、会社の異様な変貌と連続事故。サバンナで苦悩する主人公の遙かなる地平線に、荘厳なアフリカの夕陽が沈もうとしている。果てしなき流転の日々に終わりはあるのか…。壮大な構想力と徹底した取材で描く、今世紀最後の傑作。
感想・レビュー・書評
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レビューを書いていなかった。
1・2巻は単行本しか発売されていなかったほど大昔に購入して以来長年積読本だった。
後年、「読みにくくて全然読めていない」と私が話した友人は、事故当時現役JALスチュワーデスであったにもかかわらず「5巻全て読んだ。良いよ。」と薦めてくれた。
それならば、と頑張って読んだ(2009年読了)がやっぱり山崎豊子さん作品は私には読みにくい。
購入してあった1・2巻は読了後断捨離。
3巻は図書館本を読了。(2009年)
そして4・5巻は未読。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
現実に起こってもおかしくないほどリアリティを感じた。業務内容、事件のシナリオ、海外での詳細な出来事など、多大な取材が活きている。 物語の先の展開が気になるタイプではないが、情報量が多くて面白い
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健、高倉。いや、元、恩地。
今回も不器用でした。プライド>家族の恩地ですが、いい奥さんに支えられてアフリカで単身生きておりました。
少しずつ航空機事故の話題が入ってきて、御巣鷹山に繋がっていく所は展開がすごく上手。
長い長いアフリカ編があるから、3話以降に重みが出てくる。
では、次にいってみよう! -
ナイロビ赴任から帰国直前まで
恩地不器用すぎる。信念の人といえば聞こえは良いんだろうけど
皆さんのレビューを読むと御巣鷹山編は重いらしいので少し休憩して他の本を何冊か読んでから3巻にチャレンジ予定 -
やっとプロローグが終わったという感じ?
しかし組合っていったいなんなんだろうと考えさせられちゃうよな。
こんな話がありうるんだったら組合やる人なんていなくなっちゃうと思うんだけど。
社会人になってからずっと謎だった。(今もだけど)
組合をやってる人って出世できなさそうだよなぁ?
出世をあきらめたり、するつもりのない人がやるものなのかなぁ?
それともそこは大人の対応で華麗にスルーされるものなのかなぁ?
んでこの小説では組合でがんばると会社からは徹底的に迫害されて出世できないという、やっぱそうなの?みたいな展開なわけだけど。
はー、よくわかんね。 -
沈まぬ太陽の題名に含まれる意味合いが描かれていた。
大自然が気を紛らわしてくれるという感覚はわかる。私も、アフリカの大自然を見てみたい。 -
1巻の最後の方から弾みがついて、一気に読めてしまった。ここから御巣鷹山編に続くと思うと苦しいですが、エンジンがかかってしまう。
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人間の嫌なところを見せつけられた。メンツとか仕返しとか謝罪とか、そんなことにこだわる人々がいるのだなあ。
幸いにして私がいま所属している会社はそんなことはないのだけれど、実際にはそういうこともあるのかしら。
まあ、政界とのつながりはなさそうなので、心配の種はその分、少なそうだけれど。
ぎりぎりの縁にいる人間の心理描写、どのように踏みとどまっているのかの表現が巧みだと思う。 -
2016_01_06-0004