沈まぬ太陽 4 会長室篇 上

著者 :
  • 新潮社
3.88
  • (43)
  • (62)
  • (55)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 471
感想 : 37
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103228172

作品紹介・あらすじ

墜落事故の後、新会長に就任した国見の組織改革が始まった。主人公・恩地は、ご遺族係から突然、会長室の部長に抜擢された。だがそこには、政・官・財を巻き込んだ暗闇が繰り広げられていた…。権謀術数に溺れる会社の魑魅魍魎、利権を貪る政治家と官僚。航空会社を蝕む腐敗の構造が、しだいに白日の下にさらされるが…。航空会社の"闇の構図"を描き切った今世紀最後の傑作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大企業の立て直しに取り組み始めた国民航空。
    王道を貫く新会長、国見さん。
    不器用、恩地と共に立て直し成功なるか?!
    奇しくも、御巣鷹山事故と同じ8月12日頃から読み始めた沈まぬ太陽も次で最終回。

    どうなる、国民航空!!

  • 4巻からは会長室篇。
    前半はほぼ恩地は登場せず国見会長誕生の経緯だけ。後半は恩地周辺の話も増えてくるが、狂言回しのような存在となっていてアフリカ篇とは物語中での存在感は異なる。

  • とても読み応えのある本です。
    山崎豊子さんの本は、初めて読みましたが、全巻一気に読んでしまいました。
    私は通常は、様々な本を平行して読むのですが、この本にはまり、こればかり読んでしまいました。

    巨大企業と個人との戦いを通じて、社会の不条理さ、人間の欲やプライド、良心などとてもよく書かれています。
    それもそのはず、著者が実際に起きたことを綿密な取材を通じて書き上げた本なので、これほど迫力のある本が書けているのだと思います。

    とてもおもしろく、ぜひおすすめしたい本です。

  • 半官半民組織では実際これぐらいの腐敗があるかもだが、違法行為に対して会計監査とかで全く引っかかってこないのは管理側も無能だからか… 組合、利権、政治、現場が複雑に絡み合って長編らしく読み応えあり

  • 2016_01_11-0006

  • 【配置場所】特集コーナー【請求記号】913.6||Y
    【資料ID】19905622

  • 2015/04/11完讀

    首相決定要徹底改造國航空的體質,從紡織界找來有重整經驗的國見擔任會長。恩地也因為之前勞組的經驗被提拔進入會長室。但航空公司內部已經腐化至極,工會之間之鴻溝已無法輕易解決,加上領導階層各有盤算(看到收旅行社回扣,讓我現在看到旅行社便宜的票都想到這個。。),也有不堪入目的貪腐,要推動改革難如登天。

  • 最終巻が待ちどうしい

  • 黒く腐り切ってる。最終巻でなんとかなるのか。

全37件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

山崎豊子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×