- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103233213
感想・レビュー・書評
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短編集
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プロに徹して真面目にいい仕事をしようと思えば手間ヒマかかる。
でも非効率なところが、意外とその分野では大事だったりする。
プロが知ってるちょっとしたノウハウが美味しさや品質、
仕事のできばえの決め手になるのかもしれない。
非効率だからって無駄とかソンとかでは計れないなと思いました。
今までのように何でも「安ければ・早ければ・ラクならば・
売れれば・気づかれなければ・・・」という世の中の考え方を
本当にそれでいいんですか?と言われてるようで、
ちょっとハッとしました。
確かな目・舌・技術・手などを持つ職人さんやプロが
いなくなってしまわないように、しっかり支えなくちゃ
いけないなと思いました。
そのためにも必要な分だけ、品質のよいものを、無駄にせず
使い切る、欲張らない・・・とか、
そういうことなら自分にできると思う。 -
短編集で、先日読んだ「黙示」の登場人物たちが出てくる話が2つあった。「黙示」以前のお話。
どれもおもしろく読めたけれど、この方の作品はもっと掘り下げてある長編のほうが読みたい。 -
ハゲタカ、ベイジンなどの長編小説の作者の短編集。
短編のテーマはそれぞれ違うが、どのテーマにも真剣な取材のもとに書かれた作品であることがうかがえる。
真山仁 作品のとっかかりの一冊に、いいかも。 -
「ハゲタカ」の著者の短編集です。
前情報が全くない状態で読み始めたので、農水省の彼らが2章の医者とどう関係してくるんだろう?などとワクワクしていたら3章でまた違う話になって、そこで初めて短編と気が付きました・・・
アホ過ぎ。
つまらない話ではなかったけれどやっぱり物足りない。
著者に期待するのはやっぱり長編企業小説ですね。次はちゃんと選んで読んでみよーっと。 -
「黙示」の後で読んだのでささっと
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短編集でしたが、それぞれ重たい題材でした。面白かったので、もう少し話が長い方がよかった。
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真山作品らしい。日本の現実社会を切り出して見せる描写は説得力がある。プライドをテーマにした短編、どれも質が高い。作者の思いが伝わる。
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今年は個人的に真山仁の年だった。週刊ダイヤモンド掲載「ハゲタカ3」を含め読めるものは全部読んだ。しかもはずれなし。全て高レベルで感動。
いつリストラされるか分からない今の時代、プライドを持てる仕事をしっかり自覚してせねばと改めて決意。