プライド

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 445
感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103233213

感想・レビュー・書評

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  • 2度読み

  • 短編集

  • プロに徹して真面目にいい仕事をしようと思えば手間ヒマかかる。
    でも非効率なところが、意外とその分野では大事だったりする。
    プロが知ってるちょっとしたノウハウが美味しさや品質、
    仕事のできばえの決め手になるのかもしれない。
    非効率だからって無駄とかソンとかでは計れないなと思いました。

    今までのように何でも「安ければ・早ければ・ラクならば・
    売れれば・気づかれなければ・・・」という世の中の考え方を
    本当にそれでいいんですか?と言われてるようで、
    ちょっとハッとしました。

    確かな目・舌・技術・手などを持つ職人さんやプロが
    いなくなってしまわないように、しっかり支えなくちゃ
    いけないなと思いました。
    そのためにも必要な分だけ、品質のよいものを、無駄にせず
    使い切る、欲張らない・・・とか、
    そういうことなら自分にできると思う。

  • 短編集で、先日読んだ「黙示」の登場人物たちが出てくる話が2つあった。「黙示」以前のお話。
    どれもおもしろく読めたけれど、この方の作品はもっと掘り下げてある長編のほうが読みたい。

  • ハゲタカ、ベイジンなどの長編小説の作者の短編集。

    短編のテーマはそれぞれ違うが、どのテーマにも真剣な取材のもとに書かれた作品であることがうかがえる。

    真山仁 作品のとっかかりの一冊に、いいかも。

  • 「ハゲタカ」の著者の短編集です。

    前情報が全くない状態で読み始めたので、農水省の彼らが2章の医者とどう関係してくるんだろう?などとワクワクしていたら3章でまた違う話になって、そこで初めて短編と気が付きました・・・
    アホ過ぎ。

    つまらない話ではなかったけれどやっぱり物足りない。
    著者に期待するのはやっぱり長編企業小説ですね。次はちゃんと選んで読んでみよーっと。

  • 「黙示」の後で読んだのでささっと

  • 短編集でしたが、それぞれ重たい題材でした。面白かったので、もう少し話が長い方がよかった。

  • 真山作品らしい。日本の現実社会を切り出して見せる描写は説得力がある。プライドをテーマにした短編、どれも質が高い。作者の思いが伝わる。

  • 今年は個人的に真山仁の年だった。週刊ダイヤモンド掲載「ハゲタカ3」を含め読めるものは全部読んだ。しかもはずれなし。全て高レベルで感動。
    いつリストラされるか分からない今の時代、プライドを持てる仕事をしっかり自覚してせねばと改めて決意。

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著者プロフィール

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。映像化された「ハゲタカ」シリーズをはじめ、 『売国』『雨に泣いてる』『コラプティオ』「当確師」シリーズ『標的』『シンドローム』『トリガー』『神域』『ロッキード』『墜落』『タングル』など話題作を発表し続けている。

「2023年 『それでも、陽は昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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