呼んでみただけ

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著者 : 安東みきえ
  • 新潮社 (2010年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103269212

呼んでみただけの感想・レビュー・書評

  • 「呼んでみただけ」

    応えてくれるあなたがいるから
    ってとこでしょうか。
    表紙といい題名といい、なーんかあったかい雰囲気に魅かれたのですが、
    想像以上によかった。
    安東さん、初めて読んだのだが、素敵です。
    どうやら児童文学系の作家さんのようですが、これは他のも読んでみたいものです。

    ママが遊太くんにはなしてきかせるおはなしのかずかずがそれはそれは素敵で。
    イメージ力が素晴らしい。
    ちょっとせつなかったり、ふふふと笑ってしまったり、
    すこーしブラックも入ったり、それを受け止める遊太くんの感覚も繊細で、
    こーゆー親子関係っていいなあっとしみじみ。
    子どもってあっという間に育ってしまう、とゆーけれど、
    これはそのほんの一瞬の、キラキラした時間なんだろーなー。

    ママと遊太とパパとおばあちゃんとか、そーゆー家族のおはなしと、
    ママ自作のおはなしと、一口で二度おいしい、とっても素敵な作品でした。

    にしても子どもってやっぱりちょっと不思議な生き物、
    傍からみてると無闇に元気で、ウルサクテ、エネルギーのカタマリみみえる。
    自分にもそーゆー時代があったのかしら?と半信半疑なほどに。
    そのころの”私”と今の”私”は連続しているけれど、全く違うもののような気もする。
    背が高くなるにつれて、遠くの方まで目がいくようになって
    先が見通せないことがどうしようもなく怖くて、もっと目の前のことだけに
    一生懸命で、そばにあるぬくもりだけにほっとする、そんな風なままで
    どうしていられないのかなあ。
    成長って、私にとってはオソロシイものだった。
    先にあるのは別れだと分かっていて、
    どうして人は大切なものをたった一人でこの世界に送り出すんだろう?
    って、なんか全く違う方向に話がいっちゃったな、いかんいかん。
    超ネガティブなのは私のわるいくせだなー

  • 小さい男の子にお母さんがお話する形式で、
    短編が続いていきます。

    金魚の話とか、結構好きなお話がありました。

  • この本に出会えてよかった。
    偶然のかみさま、チャンスのかみさま、ありがとう。
    読み終わって、そんな気持ち。

  • 幼稚園にかよう遊太くんと、お話作りの名人ママ

    遊太くんがおはなしをママにせがむ場面から
    ママのお話が始まります。
    お話の部分はページの雰囲気も変わります。

    ドキッとするお話
    ほっこりするお話
    喜んだり驚いたりうれしくなったりして
    お話は毎回続きます。

    そして最後は、あるところに では始まらず、
    「ないところにある女の子がいました」
    が話題になります。

    はじめて、遊太くんはお話をせがみません。
    ママが誘ってもあまりのってきません。そして
    「ほんとうはねママ、ぼくはきょうは・・・」
    と言うのです。

    そっと遊太の部屋を出ていくママ
    遠ざかるママの足音をしずかに聞く遊太

    余韻をいっぱいに抱えて
    本の最後のページを閉じました。

  • 魔女の話が好き。

  • どれも温かくて素敵なお話でした。
    疲れたときに読み返したくなるような本です。

  • なんて暖かくて素敵なお話なんだろう。「ねえ」「なあに?」「……呼んでみただけ」の流れにきゅん。ママの語ってくれるお話も素敵だし、何より遊太くんが可愛い。素敵な一冊。2011/267

  • 持ってるだけで満足な本ってあるけど、そんな本です。
    手に取ってもらえば分かります。

  • お母さんが自分がつくったお話を子どもに読み聞かせていく。
    挿入される物語も
    物語を聴く子どもも話すお母さんもすごく素敵だ。

  • お母さんの作る物語は、ちょっと切なくて、ちょっと怖くて、そしてとってもあったかい。
    愛に溢れたお話でした。

  • 「へそまがりの魔女」が一番のお気に入り

  • ママと遊太の(時にはパパも)会話から優しいお話が始まります。
    ひとつひとつのお話が素敵なのはもちろんだけど、親子のやりとりがなんとも可愛らしい♪
    読んでみただけ、っていう子供の気持ちもわかるし、この子はどこから来たのかしら、ってママの気持ちもわかる。
    魔女のようにブツブツ唱えちゃうあたりも、これ私の本だ、と嬉しくなっちゃう♪
    いつかは子供たちとの「おてての話」も卒業するけど、きっと宝物のように思い出してくれるんじゃないかな。大好きな本です。

  • お母さんの作った物語を聞く子供とのやりとりがほのぼのしていい。

    その中で,お母さんのお母さんとのエピソードや
    最後の子供とのエピソードなど
    日常の何気ない日々が愛おしい。

    大人でも十分に感じるものがあると思う。

  • 遊太とママたちのやりとりがどこまでも優しく温かい。
    ママの語るお話は深く,ウイットに富んでいておもしろい。
    遊太の紡ぐお話も,小さい男の子らしく楽しい。
    山のおばあちゃんのお話では,切ない気持ちになったけれど,
    子どもを愛しむ素敵なママに,心がほっとするお話でした。

  • 成長するもの、老いていくものの対比が物語の終盤でみえてくる
    それを見つめるママの喜びと寂しさくやしさ
    そしてみうしなったものへ、再び見えてくる。子どもの手引きによって
    子育てが楽しいって言っているひとの気持ちがわかるような気がした優しく寂しい物語でした

  • 好き。すごく。柔らかくて懐かしくて暖かくてほの暗い感じ。

  • 空想、お話、愛情、親子。
    優しい*

  • 元々空想癖のあるママが、思いつきでノートに書き足していたお話のタネが、息子にねだられる度に花開いていく、、、ほんわかしていて、やさしさとちょっぴり機転の利いた皮肉なお話の展開がいかにも安東さんらしい。

    単純な語り聞かせの空想童話ではなく、日常生活の1ページに組み込まれた「お話の場面」という設定がユニーク。12章からなる親子の生活に、ママが語る7話の創作物語が組み込まれている。ママばかりがお相手ではなく、時にパパも登場するところもなかなかリアルだ。教訓めいたことなど語られず、愛情のこもった親子のかけあいがほのぼのと感じられる。

    こんな風な家庭に育ったら、きっと本好きな子になるだろうな。藤本将さんの表紙や挿画も素敵だ。

  • 12章からなる連作短編集。

    6歳の遊太に語るママのお話が素敵です。
    甘い女王さまの甘くないお話やら、
    ばかじゃない金魚のお話やら、
    即興の、穴ぼこのお話。

    遊太は遊太でネズミ人間と話したり、
    月食の夜に影ふみをしたり、
    アヒルに乗って凶暴な湯ザメと戦おうとしたり。

    ときには明日がちゃんとくるのか心配になって、パパに尋ねたりする。
    お話の主人公たちだけじゃなく小さい遊太にだって、
    さみしさや不安はいっぱいあるよね。
    でも優しいママやパパは勿論、おじいちゃんやおばあちゃんもいて、
    遊太はしあわせじゃないか。

    やさしく琴線に触れる感じ。
    読みごたえもありました。
    大人のひともぜひ。

  • 家族の愛おしい時間を綴るちょっとこわくて、せつない7つのおはなし入りの物語。

  • 【収録作品】第1章 星に伝えて/第2章 永久歯/第3章 ストロベリーショートケーキ/第4章 月夜の影ふみ/第5章 冬の花咲いた/第6章 きょうりゅうのタネ/第7章 サメのいる海/第8章 モグラのねぐら/第9章 大地のえくぼ/第10章 へそまがりの魔女/第11章 ふっくらすずめ/第12章 あるところとないところ
    幼い子どもとのいとおしい時間。懐かしく思い出した。

  • お母さんが息子に自作の物語を読み聞かせ。
    絵本を読むような感覚。

  • ほっこりします

  • 幼稚園の年長さんの遊太くんにお母さんが自作のお話を聞かせます。この本を読むと母親と子供の関係がとても羨ましく感じられます。お風呂上がりの「湯冷め」が「ユザメ」という種類のサメになったりして、遊太くんの物語も素敵です。「湯冷めしなかったか?」とのお父さんの問いに「ユザメは死ななかった」と最高の答えです。

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家族の愛おしい時間を綴るちょっとこわくて、せつない7つのおはなし入りの物語。

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