高く手を振る日

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103272090

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の浩平は古希を過ぎた男。妻に先立たれ、未来のない行き止まり感に苛(さいな)まれている。古いトランクを片付けているとき、大学時代に同じゼミだった重子の写真を見つける。一度だけ唇を重ねたことがある。
     年齢を重ねることは寂しい。しかしこんな恋愛もできると思えば、希望がある。高齢化とは、行き止まりに向かっているのではなく、重子に再会した時の「途中だよ、長い長い途中だよ」という浩平の言葉通りなのだろう。タイトルは別れの際、重子が「私に見えるように、(手を)大きく振ってね」と浩平に頼むことに由来しているが、作者が同世代の読者に贈るエールなのだ。
       ***レビュー・書評より***

    カミさんと二人だけの生活だけどいずれ何年か後には・・・・ こんなことを考える齢にちかずいたけどまだまだ元気で生きている今を大事にしよう。

  • 70歳を過ぎてもこんなに素敵な恋が出来るのなら、年をとるのも悪くないな。人生の行き止まりを意識し始めるころに思い出す人がいるってのもいい。でもやっとお互いに心の中の何かが動き出したのだからもう一歩踏み出してもよかったのに、と思う。周りの目や財産やそういう色んな問題を考えるとそうそう軽はずみなことは出来ないのかな。うむ、色々考えさせられるなぁ。とりあえず長生きしようかねぇ。

著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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