深夜特急 (第1便)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103275053

感想・レビュー・書評

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  • 何も調べないで、旅立つには、もう年を取り過ぎた。予期せぬ出逢いは、小説にはなる。でも、電流が走る程の感動の建物、美術、音楽、自然、風景に出逢う機会を逃すかもしれない。それは、勿体ない。しっかりリサーチしたおかげで、感動の場面に出会えてきた事が幾度もあったから。それだけ調べて行っても、思わぬ出逢いがあるのだから。

  • 初めての土地を歩いて知らないものを発見する高揚感を味わえた。
    目で見て、歩いて毎日新しい体験ができるのは楽しそう。
    多少困難があってもそれも勉強って思える図太さと度胸がほしい。
    異国の地で情報がない中で面白い体験をするには多少の図々しさが絶対必要だと思う。

  • 2022.9.12

  • 久々のビジネス書じゃない本かも
    ワクワクと同時に自分が海外旅行をしている気持ちになってとてもよい。

  • あなたの一冊は?と聞かれたら迷わず『深夜特急』と答える。
    若かりし頃の沢木耕太郎さんの実体験ルポ。バックパッカーの憧れの一冊でもある。
    ユーラシア大陸を地続きで横断する沢木青年を大沢たかおさん主演でドラマ化!DVDも本も宝物。
    第1便が最高に面白い!


  • すごく面白かった。
    同い年(一才違い?)だからこそ、またおもしろい。

    香港のカオスさ
    宿を中心とした、人情味あふれる地元の人とのやりとり

    印象に残ったところ、引用
    ↓↓↓
    だが、よく考えてみれば、いや、よく考えてみるまでもなく、半年でロンドンに行かなければならない理由は何ひとつなかったのだ。
    一年でも二年でも、彼らのように三年、四年かけてもいい。

    私は目の前の霧が吹き払われたような気分になった。
    急ぐ必要はないのだ。
    行きたいところに行き、見たいものを見る。
    それで日本に帰るのが遅くなろうとも、心を残してまで急ぐよりはどれだけいいかわからない。
    そうだ、そうなのだ‥。

  • ケータイもないし香港もイギリス領だった時代に、各国を練り歩いた沢木耕太郎のノンフィクション。

    旅の人情、酔狂、不安。一つ一つの描写がリアルで、飲み込まれる。その時その時に翻弄されながらも、楽しみ、そして旅の最中に急に自分の生き方を考えてしまう。

    バックパッカーのバイブルとなる理由がよくわかりました。

  • 読後必ず旅に出たくなる疾走感は他の旅行記と一線を画す。中高校生に読んでもらいたい。

  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001144288

  • いつか一気に再読したい

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著者プロフィール

1947年東京生まれ。横浜国立大学卒業。73年『若き実力者たち』で、ルポライターとしてデビュー。79年『テロルの決算』で「大宅壮一ノンフィクション賞」、82年『一瞬の夏』で「新田次郎文学賞」、85年『バーボン・ストリート』で「講談社エッセイ賞」を受賞する。86年から刊行する『深夜特急』3部作では、93年に「JTB紀行文学賞」を受賞する。2000年、初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行し、06年『凍』で「講談社ノンフィクション賞」、14年『キャパの十字架』で「司馬遼太郎賞」、23年『天路の旅人』で「読売文学賞」を受賞する。

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