旅する力―深夜特急ノート

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著者 : 沢木耕太郎
  • 新潮社 (2008年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103275138

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旅する力―深夜特急ノートの感想・レビュー・書評

  • 自分も昔、『深夜特急』で旅への夢を膨らませた時期がある。
    約3ヶ月、夢見たヨーロッパを一人で放浪した。
    帰ってきたら書店にこの本が並んでいた。
    すぐに購入した。
    しかし書棚の背表紙だけを眺めるだけで数年が経った。
    気づけば深夜特急の主人公よりも、ひとつ年上になっていた。

    久しぶりに一人旅に出た。
    一泊二日、ずいぶん短い一人旅だった。
    バックパックにこの本を詰めて。

    旅には適齢期がある。
    その年齢でしかできない旅がある。
    読書も同じである。
    深夜特急に影響を受けて長旅に出るには、
    時間もお金も限られている。
    それでも、今の自分にしか得られないものを、
    この本から感じることができたと思う。

  • 『深夜特急』の前日譚、後日談を知ることができる。特に印象に残ったのは、「旅にはその旅にふさわしい年齢がある」という主張。『深夜特急』の旅は、26歳という特定の年齢だからこそできたものであり、年をとってからはできないそうだ。その主張にはハっとさせられるものがあり、「いつか行けるだろう」と考えがちな自分の旅行観を揺さぶることになった。猿岩石に対するコメントだけが少し残念だったが、『深夜特急』を読破した人なら必見の書だと思う。

  • 読書が苦手な私でしたが、深夜特急は夢中で読み進めました。6冊で終止符が打たれた深夜特急の続きを読むことが何故かためらわれました。だけど、読んでよかったです。
    もっと旅についての直接的な記述が多いのかと思っていましたが、
    様々な記述を通して、沢木さんの旅の面白さも恐さも存分に描かれていました。
    旅に限らず、生きている中で感じる様々なことに繋がる気がして、
    旅する気力も生きていく気力ももらいました。
    最後の対談までちゃんと、じっくり読みたい本です。
    深夜特急と併せて、手元に置いて何度でも読み返したい。

  • 新たなエッセイに加え、「深夜特急」に書ききれなかったエピソードも網羅されている。

    「コヨーテ」に掲載されたときも読んだものも含まれており、数分の間、購入するのを躊躇ったが、十分満足できた。

    「深夜特急」を読まれた方も、そうでない方にもオススメの一冊

  • 2017年10月16日読了

  • 本書にもたくさん出てくるが、間違いなく自分も『深夜特急』に影響を受けて旅に出たひとり。また読み直したくなった!

  • 深夜特急の裏話。

    ロンドンの後の話や猿岩石に大沢たかおまで出てくる。
    タイトルの秘密まで。

    また深夜特急を読みたくなってきた!

    深夜特急ファンなら読むべし。

  • 4/5-4/12

    旅とは
    「家ヲ出デテ、遠キニ行キ、途中ニアルコト」
    旅は旅する人が自分で作るもの
    マラケシュ、ゴア、マラッカ、マカオ
    イスタンブール

  • ブッククラブ

    皆に褒めてもらえて 偉い人に引き立ててもらえてよかったですね。

  • 深夜特急最終便。

    旅に出るまでの経緯をメインに、
    旅そのものについての作者の考えが書かれている。

    「旅は自分の力の不足を教えてくれる。
    自分の背丈を教えてくれる。」この言葉が好きだ。
    でもそれは、旅が背丈を伸ばす余地を教えてくれるということなのだとも思う。

  •  二十何年かぶりに沢木さんの本を読んだ。深夜特急ができるまで、できてからって感じの話。おもしろいしもう一度深夜特急を読んでみたくなる。しかしながら、なんか上から目線だなあと感じてしまう。

  • 以前、沢木さんの本をちょうど読んでいて持ち歩いているとき、ある場所でバッタリ本人と遭遇したことがあります。迷わずサインをもらいました。
    見た目や本の印象通りの爽やかな方でした。
    本書には、いかに爽やかに旅をするかが書かれているように思います。
    Breeze is nice!

  • 所在:展示架
    請求記号:915.6 Sa94
    資料ID:11300669

  • 旅をする人が旅をつくる。旅にはその年齢にふさわしい旅というのがあるのかもしれない。

  • 何とはなしに気付いていたのだが、確信したのはこの作者やはり自己愛過多であるということ。「深夜特急」がダサイのは、当時の作者の年齢からすると異常と思われるほど性に関する記述がないことだ。ルポルタージュの品を優先したと言えば聞こえは良いが、なに、かっこつけてオミットしただけじゃねーのか?この「誰にでもわかる自己欺瞞による隠蔽」は明らかにナルシシズムから発生しているはずで、だからルポそのものにバイアスを疑ってしまうのだ。今作品はさらにその裏話で、その欺瞞は二重になっただけ。せめて夢見る芝居は続けてくれれば良かったのに。

  • 「深夜特急」の裏話や秘話などを書いた本。非常に読みやすくまとめられていて、文章も面白く、いつの間にか世界に入り込んでしまった。
    いつも本の中で書いてあることをまとめながら読むのだが、いつの間にか今までで最大の分量になってしまった。それほどまでに、旅だけでなく、考え方に至るまで、内容に富んでいる本であるように思う。
    ただ思ったのは、旅は確かにしたいと思うし、考えが深まるかもしれないが、普通の人にとって意味はあるのかということである。今回のような旅は、物書きがやるからこそ、意味が生まれたのではないか。本文にも、「旅の繰り返しが良いと思っていたが、何も残っていない。気がつくと大企業に入るのは夢のまた夢になってしまった。みなさんも気をつけないと、ちゃんとした人生を過ごし損なうよ。」とあるリスナーさんの言葉が書いてあるが、その通りなのではないか。
    しっかりとした目標を持ち、「自分探し」という幻想に溺れずに、自分をしっかりもって行うことが重要なのではないだろうか。

  • 名作"深夜特急"の裏側や後日談。

  • 沢木耕太郎らしい、深夜特急の裏話。文章力もないようも精錬され、とても面白い。

  • 「深夜特急」を読んだのは25歳くらいのとき。会社に入って3年くらいが経って、その先の人生に少し迷いが高まっていた頃でした。沢木さんがこの旅に出たのは26歳のとき。本と自分の世界がちょうど重なって、自分も新たな世界に踏み出そうかとかなりホンキで考えてたときに勇気を与えてくれた作品でした。

    本書は、「深夜特急」の長いあとがきといえるもの。沢木さんが旅をするようになったきっかけから、作家としての生活、そして「深夜特急」の旅に出るまでや、帰国後「深夜特急」が書かれるまでのエピソードなどが紹介されています。

    旅にはその種類ごとに適齢期がある。旅は人を変えるけれど、変わる人と変わらない人がいる。人生を変えるようなことはそう何度もあるものではない。だから旅には出られるときに出るべき。

    沢木さんの語る旅について、人によっては旅そのものではなく、人生と置き換えて読むこともできるだろう。一所懸命。その場そのときの当事者として、チャンスは逃さない。さりげなくそんな強い気持ちを与えてくれる一冊。

  • 「深夜特急」の旅にまつわる、沢木さんのノート。

    旅に限らず、日常においても私の参考書にする。
    落ち着いた口調なんだけど、本当にロマンがあるな!

  • 大学生の時に夢中で読んだ深夜特急がどのうようにして出来上がったのかがわかった。
    その年代にしかできない旅の適齢期があることに共感した。

  • 旅とは何か、興味深い題を語った<旅>論。

    「旅は、自分が人間としていかに小さいかを教えてくれる場であるとともに、大きくなるための力をつけてくれる場でもあるのです。つまり、旅はもうひとつの大きな学校でもあるのです。」

    そんな旅に無性に出たくなる。適齢期らしいし。

  • 今週は、ずっとインドへの出張で本があまり読めてませんね。。。

    沢木耕太郎著「旅する力」新潮社(2008)

    旅とはなにか、なぜ旅へとかき立てられるのか。学生時代の沢木耕太郎の紀行文学「深夜特急」との出会いが、自分自身を世界一周のた旅へと導いた。本当に、なぜ、自分が一年も大学を休学してまで、一年を超える旅の出たのだろうか?大学を卒業してこのままみんなと同じように就職していく人生に疑問を感じたためだ。本書「旅する力」は著者の沢木が「深夜特急」の中で明かしていなかった秘話の数々を書いた本だった。今回12月のインド出張時に、成田空港のツタヤで購入し、インド行きのフライトの中で一気に読んだ。またバックパッカーの旅、そして若さというエネルギーが恋しくなった。また、世界一周をやりたいというのではなく、歳をとったいまだからこそ、もう一度、世界一周の旅で学んだことを思い起こしてみようと。きっと、若いときとはことなる気づきが得られると思っている。

    著者と同じように、自分が旅で学んだことの一つに自分の無力さを自覚できたということだ。たった一人では生きていくことができないということを学んだ。すごく小さな人間なのだということを。だからといって無力を嘆くことはしない。自分の人間としての尺度を自覚しつつ、ものごとに挑戦できるようになったためだ。旅で得た大きな収穫だった。

    どんな旅も年齢を問わずにできると著者はいっている。しかし、ある年齢でしかできない旅というものも絶対にある。お金も経験もない20代の最初の頃の焦燥感を抱えながら異国を歩く旅と、定年後のゆったりとした気持ちで出かける旅とでは濃度や密度や質が異なるような気がすると。

    まさに、同じようなことだと思う。若い頃に感じた自分の無力さ。これと、経験や自信を得た人間が考える無力さでは異なる気がする。今の自分を見つめ直しながら、新たな挑戦、夢を再構築する時期なのかもしれない。

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旅する力―深夜特急ノートの作品紹介

『深夜特急』では書かれなかったエピソードや、旅に出るまでの経緯、沢木耕太郎ができるまでとも言うべきデビュー直後の秘話など、旅に関する文章の総決算となる初の長編エッセイ。

旅する力―深夜特急ノートの文庫

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