- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103275145
感想・レビュー・書評
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予想が外れた感じ。
ルポルタージュは、好きなんだけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【収録作品】銃を撃つ/迷子/虹の髪/ピアノのある場所/天使のおやつ/音符/白い鳩/自分の神様/クリスマス・プレゼント
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短編が9つだが、どれも少しジーンとくる話だ.特に「天使のおやつ」が良かった.アサミちゃんが落ちた滑り台.脳に異常を来して死んでしまったアサミちゃんの敵を討つように、ガスバーナーでそれを分解するお父さん.管理人とのやりとりが少し悲しく少しほっとする良い話しだ.
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図書館にて。
初めて読んだ沢木作品。
短編集でそれぞれ独特の雰囲気があった。
「天使のおやつ」哀しみが伝わってきた。読んでいて辛かった。
「迷子」もしかしたら少し希望があるかもしれない、と思えるラストが良かった。 -
9つの短編。
沢木さんは深夜特急のイメージが強かったので、こんな優しいお話も書く方なんだなぁと意外でした。
後記で沢木さんが「誰にでも最後まで読めるような話」と書かれているようにとても読みやすいです。サラッと読めてしまいます。
心に響くところもありながらもちょっと物足りなさを感じてしまうのは、多くの年齢層に向けて書いた作品だからなのかもしれません。
天使のおやつが切なかったです。 -
短編集、読み易かった。
森絵都の短編集と同時に読んでたので
混ざっちゃった ; -
沢木耕太郎初の短編集。あとがきにもあったが、子どもにも大人にもそれなりの読み方ができる三〇枚くらいの短編を書きたいということで出来上がったという。読みやすく、なるほど小学生高学年くらいなら、読み解いていくことができるだろう。私が心に残った作品は最後に収録されていたということもあるが「クリスマス・プレゼント」だ。妻に先立たれ、一人暮らしをする初老の男性。息子もいるが、訳あって離れている。その息子への宅配を作るという日常の中の行為を通して、言いしれぬ主人公の孤独と喪失感。家族を持ったものなら、そして子どもを育てた経験者なら理解できる楽しみと悲しみを対比させて今のつらさを際だたせている。このような悲しい話ばかりでなく、ふわっと温かく包み込まれるような気分させてくれる作品もある。どの作品も違和感なくすっと心に浸みてくる。
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沢木耕太郎の短編小説集。
ハッキリ言って沢木耕太郎はエッセイの方がおもしろい。
もっとハッキリ言うと、この短編小説集は一冊単位で考えると、てんでオモシロくない。
よせばいいのに、だからこいうことになるのだな、とさえ思えてしまう。
一種のエッセイである、あとがきの方がおもしろい。
全部で9編の小説だそうだ。わたしはそのなかの二つだけは少し面白いと思った。そして、作者は自分のことを短編小説の初心者と書いている。
まったくそのとおりだ。
今後は、またエッセイ-ノンフィクション一本にして頂きたい。 -
yomyomからようやっと収録されたよ虹の髪。
完全スルーかと懸念してたけど追っかけ続けてよかった。
相変わらず虹の髪はきゅんとくる。
天使のほっぺは切なかった。。
なんだかどれも爽やかだけど、どこか切ない。
初短編とは思えないよ。
天才っす。 -
悩みや悲しみから踏み出して自分の立ち位置を見つける9編の物語。
そこに降りるの?とか思っちゃうものもいくつか。
なんかもやもやするな~。